2015年04月11日(土)

他人の時間 ブルース・クェック

いよいよ本日から「他人の時間」展がオープンしました!
これから数回に渡って「他人の時間」展に出品している作家をご紹介していきたいと思います。

第1回目はシンガポール出身のアーティスト、ブルース・クェックさん。
今回展示している作品《鏡の回廊:アジア・パシフィックレポート》の時計はそれぞれが、
1分間あたりに起きている特定の社会的・環境的問題の統計に基づいて異なる時を刻みます。

写真・BruceQueck2.jpg

24台の時計に囲まれて黙々と展示作業をしているブルース・クェックさん

写真・BruceQueck1.jpg

全ての時計をセッティングするのにどのくらい時間がかかるのか?いつも一人でセッティングするのか?という質問に対して、
「時計のコンディションが良ければ一つ15分程でセッティングできるが、不具合が生じると一つの時計に1時間半も掛かってしまう。
また、時計の調整はとても複雑であり正しく調整できるのは自分だけなので他の人に任せることが出来ない」
と作業する手を休めずに答える彼の姿はまるで時を操る職人の様です。

ブルース本人写真.jpg
完成した作品はぜひ展示会場で!

また明日4月12日(日曜日)14時~ブルースさん他、参加アーティスト7名によるアーティスト・トークも予定しています。
作家のお話が身近で聞ける貴重な機会ですので、是非ご来館ください!

アーティスト・トークの詳細はこちらへ*展覧会ページはこちら

(「他人の時間」展インターン 現王園セヴィン)

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