他人の時間

開催概要


遠く離れた場所や時代の人々。自分とはつながりを持たない人。
タイトルにある「他人の時間」という言葉は、情報や人が早く移動するようになった現代だからこそ見えてくる隔たりを思い起こさせるかも知れません。国境を越えた同時代的な記憶や感覚が珍しくはなくなった一方で、経済的不均衡や価値観の違いによる衝突が増加する現代のグローバル社会。その中で生きる私たちが、どのように「他人」と接続し、あるいは何によって隔たれているかを考えてみることは、それぞれが生きる社会や歴史、そして自らが描く世界を問い直すことにもつながります。
本展は、4名のキュレーター(東京都現代美術館、国立国際美術館、シンガポール美術館、クイーンズランド州立美術館|現代美術館)の共同企画として、アジア・オセアニア地域のアーティスト18名の仕事を通し、他人の時間に向き合う手掛かりとなる作品をご紹介します。



出品作家

キリ・ダレナグレアム・フレッチャーサレ・フセインホー・ツーニェンイム・ミヌク
ジョナサン・ジョーンズ河原温アン・ミー・レーバスィール・マハムード
mamoru | ミヤギフトシプラッチャヤ・ピントーンブルース・クェック下道基行
ナティー・ウタリットヴァンディー・ラッタナヴォー・アン・カーンヤン・ヴォー

主催

公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
国際交流基金アジアセンター
国立国際美術館 
シンガポール美術館
クイーンズランド州立美術館|現代美術館

国際交流基金ロゴ.jpg| 国立国際美術館 ロゴ.jpg |白地 シンガポール美術館 ロゴ.jpgQAGOMA ロゴ-4.jpg

助成

  • プラッチャヤ・ピントーン《取るより多くを与えよ》2010

  • ブルース・クエック《鏡の回廊 東南アジア・レポート》2012

  • ミヤギフトシ《オーシャン・ビュー・リゾート》 2013

  • mamoru 《THE WAY I HEAR, B. S. LYMAN 第五章協想のためのポリフォニー》 2015 参考図版

  • キリ・ダレナ《消されたスローガン》 2008

  • サレ・フセイン 《アラブ党》 2013

キリ・ダレナ|Kiri DALENA [フィリピン]⑤キリ・ダレナweb.jpg
1975年マニラ(フィリピン)生まれ、同地在住。ドキュメンタリー映画を学んだダレナは、主にフィリピンの社会政治的問題に直面する人々や彼らの生活に光を当てる。しかしながら、彼女の作品は記録の領域に留まらず、多様なメディアと表現言語を用いて観る者の想像や考察を促す。
今回出品する作品《消されたスローガン》は、1950年代から1970年代にフィリピンで起こったデモンストレーションのアーカイブ写真を基にしている。作家の手によって一切のスローガンが消された100枚を超えるイメージは、変化を強く求める市民たちの集まりと彼らを制する当局という、力の構造をより一層際立たせている。同時に、市民が掲げる真っ白なプラカード―強いられた沈黙―は、こちらに届くことのない多くの人々の声や、忘れ去られた希望や理想の存在を示唆する。

グレアム・フレッチャー|Graham FLETCHER [ニュージーランド]
1969年オークランド(ニュージーランド)生まれ。
サモア人と西洋系ニュージーランド人の両親を持つ。
オークランド大学エラム美術学校博士課程在籍中に
「ラウンジ・ルーム・トライバリズム」シリーズに取り組み、2010年の完成と共にPhDを取得。


サレ・フセイン|Saleh HUSEIN [インドネシア] ⑥サレ・フセインweb.jpg
1982年ジッダ(サウジアラビア)生まれ、ジャカルタ(インドネシア)在住。
ジャカルタ美術学校で絵画を学んだ。多様なメディアを用いて作品制作を行う一方、音楽バンドWhite Shoes & The Couples Companyのリード・ギタリストとしても活躍中。
フセインは、出品作《アラブ党》を制作するにあたり、インドネシアで独立運動が起こった1930年代、「私が生まれた土地こそが母国である」という理念を掲げて独立運動に加わったアラブ系インドネシア人たちについて調べた。作品は、リサーチ過程で発見した写真資料をもとに描いた100点の絵画を中心に構成されている。
写真を絵画に置き換えるという行為は、歴史的記録としての写真が何を記録し語っているのかに対するフセインの批評的な観察であると同時に、国家、ナショナリズム、帰属意識といった問題への思索の過程でもある。

ホー・ツーニェン|HO Tzu Nyen [シンガポール]
1976年シンガポール生まれ。2001年にオーストラリアのビクトリア美術大学でBAを取得後、
2007年にシンガポール国立大学にて東南アジア研究におけるMAを取得。
映画、ビデオおよびパフォーマンスを中心に活動し、
近年では空間そのものを含むマルチメディア・インスタレーションを展開。
多数の国際映画祭や演劇祭にも参加している。


イム・ミヌク|LIM Minouk [韓国]
1968年テジョン(韓国)生まれ。
ソウルの梨花女子大学校とパリの国立高等美術学校を1994年に卒業。
多様なメディアを駆使する彼女の作品は、現代の韓国社会で周辺に追いやられたコミュニティーや人々が置かれている状況に光を当てています。
今回の出品作品「国際呼び出し周波数」では、場を奪われた人々の間で分かち合われる、新しい連帯の形としてのプロテスト・ソングを展示します。


ジョナサン・ジョーンズ|Jonathan JONES [オーストラリア]ジョナサン・ジョーンズweb.jpg
1978年シドニー(オーストラリア)生まれ。
オーストラリア東南部に住むウィランジュリ族とカミラロイ族の一員。
1999年にニューサウスウェールズ大学美術学部を卒業。
ジョーンズの作品の多くは彼自身が受け継ぐアボリジニの伝統から着想を得ている。
日用品やリサイクル品を作品の素材として多用し、現代社会及び歴史上の集団と個人の関係性や公共性に新たな視点を提示する。


河原温|On KAWARA [日本]
1932年愛知県生まれ。
1960年代にメキシコで絵画を学び、1965年からニューヨークを拠点として活動。
「今日」シリーズに加え、河原のコレスポンダンス・アートと言語的実験は、
コンセプチュアルアートの発展において重要な貢献をした。 2014年6月28日逝去。

 
アン・ミー・レー|An-My LÊ [アメリカ] アン・ミー・レー(ハイチ).jpg
1960年ホーチミン(ベトナム)生まれ。
ニューヨーク在住。
ベトナム戦争中、アメリカ軍の援助により家族と共に政治亡命者としてアメリカへ渡る。スタンフォード大学で生物学の理学士号と修士号取得後に美術を目指し、1993年にはイェール芸術大学院で修士号を取得。
今回出品される写真シリーズ《陸上の出来事》は、世界各地で行われているアメリカ軍基地での訓練や調査ミッションの様子をカメラで捉えたもの。レーはこの制作のために9年を費やし、20を超える国々へと足を運んだ。構図や光が綿密に計算された美しい写真は、軍や兵士たちの日常を捉えているが、そこにはアメリカ軍に対するレーのアンビバレントな心境が投影されている。

バスィール・マハムード|Basir MAHMOOD [パキスタン]
1985年ラホール(パキスタン)生まれ。
2010年にビーコンハウス国立大学(ラホール)でBA(美術)を取得。
2011年にアカデミー・シュロス・ソリテュード(シュトゥットガルト)から1年間のフェローシップを受けた。
バスィール・マハムードの映像作品は、人々の日常的な行為や身振りを捉え、そこに現れる心理、背景としての社会・政治的文脈、そしてそれらを見つめる彼自身の主観に対する考察を、ミニマルな映像言語を用いた詩的で抽象的な物語として提示する。

mamoru | mamoru [日本] ④mamoruweb.jpg
1977年大阪生まれ。2001年ニューヨーク市立大学音楽学部ジャズピアノ科卒業。
現在ハーグ王立芸術アカデミーにてマスター・アーティステック・リサーチ(修士課程)在籍中。mamoruは、聴くことを通じて、ある世界観や時空間を感じ取る経験を提示するために、テキスト、映像、音、パフォーマンス等、様々なメディアを用いる。
《THE WAY I HEAR, B.S.LYMAN 第五章 協想のためのポリフォニー》は、明治初期に北海道で地質調査を行ったアメリカ人B.S.ライマンについての膨大なリサーチがベースになっている。ライマンが夕張川で石炭の塊を見つけたその瞬間が、その後の日本の近代化や、「いまここ」にいかに接続しうるのか。その想像を巡らせるためのテキストと音を使ったサウンド・インスタレーション。

ミヤギフトシ|MIYAGI Futoshi [日本] ③ミヤギフトシweb.jpg
1981年沖縄県生まれ、東京都在住。高校卒業後に渡米。
ニューヨークでアート関連書籍の専門店に勤務しながら制作活動を始める。自らの記憶や体験と、それに関連する歴史に言及しながら、国籍や人種、アイデンティティといった主題について、写真、映像、オブジェ、テキストなどで丁寧に紡ぎ出す。
映像作品《オーシャン・ビュー・リゾート》は、作家本人を思わせるアメリカ帰りの主人公が、故郷の島に帰り、幼馴染のYと再会するところから物語が始まる。彼らが交わす会話の中では、知られざる島の歴史や、Yの祖父とある米兵の関係が語られる。それは主人公とYの関係性を示唆するようでもある。フィクションを交えながら、日本とアメリカ、そして沖縄の歴史的・政治的な関係の複雑さや、そこで揺らぎつづける個について考察する作品。

プラッチャヤ・ピントーン|Pratchaya PHINTHONG [タイ] ①プラッチャヤ・ピントーン.jpg
1974年ウボンラーチャターニー(タイ)生まれ、バンコク在住。
世界経済における価値交換の構造に関心を抱いていることから、作品制作を通してグローバル社会の様々な仕組みに疑問を投げかける。
出品作《取るより多くを与えよ》は、フランスのあるアーティスト・イン・レジデンスにピントーンが招待された際、現地に滞在する代わりに、ベリーの収穫のために雇われたタイ人労働者と共にスウェーデンに渡ったことから始まった。彼は毎日、収穫したベリーの重量をレジデンスのキュレーターに伝え、それに相当する重さの材料をギャラリーに集めるように指示した。プロジェクトは最終的に、スウェーデンで二ヶ月の間に収穫されたベリーと同じ総重量の549kgのアート作品となった。芸術と労働の価値を並列することによって問う作品。

ブルース・クェック|Bruce QUEK [シンガポール]②ブルース・クェック.jpg
1986年シンガポール生まれ、同地在住。
シンガポールのラサール芸術大学で彫刻を学び、アーティスト・執筆者として多岐にわたる活動をしている。
《鏡の回廊:東南アジア・レポート》は2013年にシンガポールで初めて発表された作品。これを制作するにあたり、クェックは公開されている東南アジアの社会的・環境的問題の統計を調査し、一分間あたりに起きている気象災害、ゴミの量、犯罪犠牲者などを割り出した。観客は、各統計が針の回る速度に置き換えられた25台の時計を展示室で見ることができる。また、展示室を出る際には、観客がそこに滞在した分数に換算された各項目の数量を示したレシートを手渡される。展示空間内での観客の経験と、広範にわたる人類の諸問題の現実を接続させる試み。本展示では《鏡の回廊:アジア・パシフィック・レポート》を発表予定。

下道基行|SHITAMICHI Motoyuki [日本]
1978年岡山県生まれ。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。
これまで主に日本国内や東・東南アジア諸国を旅しながら、
その土地の日常風景に溶け込んだ無意識的な歴史や境界線を写真や文章で表現している。


ナティー・ウタリット|Natee UTARIT [タイ] 
1970年バンコク(タイ)生まれ。1992年にシラパコーン大学を卒業。
ナティーは伝統的な西洋絵画の手法を用いてタイやその他アジア諸国が抱える政治、宗教、そして伝統を取り巻く問題を扱うことで、絵画の新たな可能性に挑戦すると共に西洋絵画の伝統を再考する。


ヴァンディー・ラッタナ|VANDY Rattana [カンボジア]
1980年プノンペン(カンボジア)生まれ。
独学で写真を学び、カンボジアで起こった人為的・自然発生的な出来事や災害を2005年から写真で記録しはじめる。
アーティスト集団、スティーブ・セラパック(美術の反抗者)の共同設立者で、2009年にメンバーと共にササ・アート・ギャラリーを開く。

ヴォー・アン・カーン|Võ An Khánh [ベトナム]
1936年バクリエウ(ベトナム)生まれ。1957年から写真を撮り始めた。
1960 年代初頭から15年間に渡り、ベトコン・ゲリラの覆面写真家として活動したヴォーが、弾薬箱の中に入れ守り抜いたネガは、2002年に国際写真センター (ニューヨーク)で開催された「Another Vietnam: Pictures of the War from the Other Side」で発表され、ナショナルジオグラフィック社から関連書籍も発行された。バクリエウ在住。


ヤン・ヴォー|Danh VO [デンマーク]
1975年バリア=ブンタウ(ベトナム)生まれ。1979年に家族と共にボートで亡命したところをデンマークの船に救助され、シンガポールの難民キャンプに送られた後、デンマークから亡命者保護を与えられた。コペンハーゲン王立美術アカデミー、フランクフルト造形美術大学で美術を学び、ヨーロッパやアメリカで多数の個展を開催。

上段から
キリ・ダレナ《消されたスローガン》 2008
サレ・フセイン 《アラブ党》 2013
ジョナサン・ジョーンズ《光落ちるウォール・ウィーヴ》 2006/2015
アン・ミー・レー 《船上警備、アメリカ海軍病院船コンフォート、ハイチ》〈陸上の出来事〉シリーズより 2010
mamoru 《THE WAY I HEAR, B. S. LYMAN 第五章協想のためのポリフォニー》 2015 参考図版
ミヤギフトシ《オーシャン・ビュー・リゾート》 2013
プラッチャヤ・ピントーン《取るより多くを与えよ》2010
ブルース・クエック《鏡の回廊 東南アジア・レポート》2012





-下記イベントは終了しました-

当館ガイドスタッフによるギャラリー・トーク

日時:
2015年5月10日(日)、24日(日)各回15:00-16:00
2015年6月6日(土)、7日(日)、14日(日)、20日(土)、21日(日)各回15:00-16:00
2015年6月27日(土)、28日(日)各回15:00-16:00
場所:東京都現代美術館 企画展示室1F
参加無料 ただし展覧会チケットが必要
*企画展示室1階入り口にお集まりください。
*日本語によるツアー

オープニング記念フォーラム「いま、アジアの美術館活動を考える」 

日時:2015年4月11日(土) 14:00-17:00(開場13:30)
場所:東京都現代美術館 講堂
主催:国際交流基金アジアセンター、東京都現代美術館
入場無料 定員:200名(先着申込順) 日英同時通訳
※定員に若干の余裕がありますので、当日でもご参加いただけます。
参加ご希望の方は、開場13時30分以降に会場までご来場ください。
ただし、定員に達し次第、締め切らせていただきます。

スピーカー:
クリス・セインズ/クイーンズランド州立美術館|現代美術館館長(オーストラリア)
スージー・リンガム/シンガポール美術館館長(シンガポール)
山梨俊夫/国立国際美術館館長(大阪)
長谷川祐子/東京都現代美術館チーフ・キュレーター(東京)
モデレーター:
片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
古市保子(国際交流基金アジアセンター、美術コーディネーター)

本フォーラムでは、アジア・太平洋地域におけるそれぞれの美術館のミッションと活動内容を報告していただくとともに、現在の同地域の美術状況を踏まえて、
美術館という制度に託された活動の課題と展望、さらには将来に向けて協働の可能性について語っていただきます。皆さまのご参加をお待ちしております。

アーティスト・トーク 

日時:2015年4月12日(日) 14:00-16:00
場所:東京都現代美術館 企画展示室1階
参加無料、ただし展覧会チケットが必要|通訳あり
*企画展示室1階入り口にお集まりください。

Time Schedule (予定)
14:00-14:05 担当学芸員によるアーティスト紹介
14:05-14:20  下道基行
14:20-14:35  サレ・フセイン
14:35-14:50  キリ・ダレナ
14:50-15:05  プラッチャヤ・ピントーン
15:05-15:20 ブルース・クェック
15:20-15:35 mamoru
15:35-15:50 ミヤギフトシ
*途中参加も可能です。
*質疑応答の時間もございます。

トークイベント「不確かなアジアのつながり」

日時:2015年4月25日(土)15:00-16:00 終了予定 (開場14:30)
場所:東京都現代美術館 講堂
定員:200名(整理券制)
*当日午後1時よりエントランスのインフォメーションカウンターにて整理券の配布を行います。お一人様一枚をお受け取り下さい。
協力:artscape 
入場無料 ただし展覧会チケットの提示が必要 日本語
スピーカー:大友良英(ミュージシャン)、相馬千秋(アート・プロデューサー/NPO法人芸術公社代表理事)、崔敬華(東京都現代美術館 学芸員) 
モデレーター:福田幹(artscape編集部)

2015年1月にartscapeが企画した
鼎談「アジアで、しなやかなネットワークを築く」の続編トークを行います。
鼎談の様子はこちら (artscape 2015年1月15日号)

当館インターンによるギャラリー・ツアー 

日時:2015年5月2日(土)15:00-
場所:東京都現代美術館 企画展示室1F
参加無料 ただし展覧会チケットが必要
*英語によるツアー

国際シンポジウム2015
「はじまりは90s:東南アジア現代美術をつくる」 

本 シン ポジウムは、欧米や日本においてアジア地域の美術への関心が高まった1990年代の東南アジアの美術状況に焦点を当て、当時を知る関係者や新進の研究者の 発表や議論を通じて再検証します。グローバル化と共に急速に変化したこの地域の社会状況を、作家たちがどのように受け止め、関わり、また彼らの活動がどの ようにアジア内外で受け止められたのかを振り返りつつ、日本やオーストラリア、シンガポールの公的機関が果たした役割を含めて考えていきます。

日時:
2015年5月23日(土)13:00-17:00(開場12:30)
2015年5月24日(日)13:00-16:00(開場12:30)
場所:東京都現代美術館 地下2階 講堂
主催:国際交流基金アジアセンター、東京都現代美術館
入場無料|定員:200名(先着申し込み順)|日英同時通訳 

申込方法
メールまたはFAXで、件名を「東南アジア美術シンポジウム」とし、お名前と連絡先電話番号またはE-mailアドレス、参加希望日を明記の上、お申し込み下さい。(定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
定員:各日200名(先着申し込み順)

申込先 
Email: 90sart@jpf.go.jp
FAX:03-5369-6036

お問合せ先
国際交流基金アジアセンター(文化事業チーム)
〒160-0004
東京都新宿区四谷4-4-1
Tel:03-5369-6025/Fax:03-5369-6036
Email:90sart@jpf.go.jp
担当:古市保子、佐野明子
Session 1  13:00-14:50
『グローバル化とオルタナティヴ・アートシーンの広がり』
スピーカー:
クリッティヤー・カーウィーウォン/ジム・トンプソン・アートセンター芸術監督
フローデット・メイ・ダトウィン/フィリピン大学ディリマン校美術学部教授
アデ・ダルマワン/ルアンルパ代表
モデレーター:
神谷幸江(広島市現代美術館学芸担当課長)

Session 2 15:10-17:00
『アジアの表象:作家とキュレーターの視点から』
スピーカー:
ディン・Q・レ/現代美術作家
ジョアン・キー/ミシガン大学美術史学部准教授
モデレーター:
ドリョン・チョン(M+チーフ・キュレーター)


Session 3 13:00-16:00
『公的機関の活動と可視化・言説化された「アジア」』
スピーカー:
アフマド・マシャディ/シンガポール国立大学美術館館長
アリソン・キャロル/アジアリンク・アーツ初代所長
岸清香/都留文科大学准教授
モデレーター:
帆足亜紀(アート・コーディネーター/横浜トリエンナーレ組織委員会事務局プロジェクト・マネージャー)

全体討論

Meet the Artist Vol.1  ヴァンディ-・ラッタナ 

映像作品《独白》を出品しているヴァンディ-・ラッタナによるトーク
*ヴァンディー・ラッタナはNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/ エイト]と
バッカーズ・ファンデーションのレジデンシー・プログラムの招聘作家として、
2015年5月13日から7月31日まで東京に滞在します。

日時:2015年5月30日(土)15:00-16:00
場所:東京都現代美術館 企画展示室2F 
定員:30名(整理券制)
*当日午後1時よりエントランスのインフォメーションカウンターにて整理券の配布を行います。お一人様一枚をお受け取り下さい。
入場無料 ただし当日有効の展覧会チケットが必要 
英語語・日本語の逐次通訳あり

Meet the Artist Vol.2  アン・ミー・レー 

写真シリーズ「陸上の出来事」を出品中のアン・ミー・レーによるレクチャー
日時:2015年6月13日(土)15:00-16:30
場所:東京都現代美術館 ホワイエ 
定員:50名(整理券制)
*当日午後1時よりエントランスのインフォメーションカウンターにて整理券の配布を行います。お一人様一枚をお受け取り下さい。
入場無料 ただし当日有効の展覧会チケットが必要 
英語・日本語の逐次通訳あり

担当学芸員によるギャラリー・ツアー 

日時:2015年5月2日(土)、16日(土)、30日(土)各回14:00-
場所:東京都現代美術館 企画展示室1F
参加無料 ただし展覧会チケットが必要
*企画展示室1階入り口にお集まりください。
*日本語によるツアー

展覧会情報

会期

2015年4月11日(土)―6月28日(日)

開館時間

10:00〜18:00*入場は閉館の30分前まで

休館日

月曜日(ただし5月4日は開館)、5月7日(木)

会場

東京都現代美術館 企画展示室1F

観覧料

一般1,000円(800円)/ 大学生・専門学校生・65歳以上800円(640円)/ 中高生600円(480円)
小学生以下無料(保護者の同伴が必要です)*( )内は20名以上の団体料金

*身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)は無料です。
*毎月第3水曜日は65歳以上の方は年齢を証明できるものを提示していただくと無料になります。
*本展チケットで「MOTコレクション」もご覧いただけます。
*同時開催の「ガブリエル・オロスコ展」「山口小夜子 未来を着る人」展とのセット券もございます。

展覧会カタログ

「他人の時間」
発行:東京都現代美術館、国立国際美術館、シンガポール美術館、
クイーンズランド州立美術館|現代美術館、国際交流基金アジアセンター
価格:1300円(税抜)
東京都現代美術館ミュージアムショップNADiff contemporaryにて販売中!

巡回予定

国立国際美術館 
2015年7月25日(土)-9月23日(水・祝)
シンガポール美術館 
2015年11月19日(木)-2016年2月28日(日)
クイーンズランド州立美術館|現代美術館
2016年6月11日(土)-9月18日(日)

アクセス

東京メトロ半蔵門線・清澄白河駅B2番出口より徒歩9分
都営地下鉄大江戸線・清澄白河駅A3番出口より徒歩13分
アクセス詳細

美術館お問い合わせ

03-5245-4111(代表)
03-5777-8600(ハローダイヤル)

同時開催

「山口小夜子 未来を着る人」
2015年4月11日(土)-6月28日(日)

「MOTコレクション『コレクション・ビカミング』」
2015年1月24日(土)-6月28日(日)

「トーキョーワンダーウォール公募2015 入選作品展」
2015年6月6日(土)-6月28日(日)

同時開催・同時期開催の展覧会

展覧会一覧を見る

これまでの展覧会をみる