エリック・カール展

はじまりは、はらぺこあおむし

ページごとに紙のサイズが変わり、あおむしの食べた跡が穴で表現されている絵本『はらぺこあおむし』は、現在でも世界中で愛されています。本展は『はらぺこあおむし』日本語版50周年を記念して、アメリカ・マサチューセッツ州にあるエリック・カール絵本美術館とともに開催します。

本展では、『はらぺこあおむし』(1969年)や『パパ、お月さまとって!』(1986年)、『10このちいさな おもちゃのあひる』(2005年)など27冊の絵本の原画にあわせ、グラフィックデザイナー時代の作品、最初の構想段階で作られるダミーブック、コラージュに使用する素材(色や模様をつけた紙)など、約180点を展示します。原画の色鮮やかさ、デザイナーとしての造本の工夫、そして絵本に込めた優しいまなざしを体験いただけます。また、絵本作家エリック・カールのデザイナーとしての側面にも光をあて、カールの絵本を今まさに楽しんでいるこどもだけでなく、デザインに関心のある大人にも、改めて彼の魅力を紹介します。

基本情報

会期

2026年4月25日(土)~7月26日(日)

開館時間

10:0018:00(展示室入場は閉館の30分前まで)

休館日

月曜日(5月4日、7月20日は開館)、5月7日、7月21日

会場

東京都現代美術館 企画展示室1F/3F

主催

東京都現代美術館、エリック・カール絵本美術館、読売新聞社

協力

日本航空、偕成社、コスモマーチャンダイズィング

観覧料

一般 2,300円(1,840円)大学生・専門学校生・65歳以上 1,600円(1,280円)中高生 1,000円(800円)小学生以下無料

【オンライン限定スペシャルチケット】
・平日限定ペアチケット 4,000円(税込)
・数量限定|フェイラー×エリック・カール展 オリジナルハンカチ付チケット 5,600円(税込)
販売期間:2月25日(水)10:00~4月24日(金)23:59 予定枚数に達し次第終了

2月25日(水)10:00~オンラインチケット販売開始
「日時指定不要の平日チケット」と「土日・祝休日および会期末の日時指定チケット」の2種類がございます。美術館チケットカウンターでは4月25日(土)から当日券を販売します。

※(  ) 内は20名様以上の団体料金
※本展チケットでMOTコレクションもご覧いただけます。ただし、4月25日~27日は展示替えのためご覧いただけません。
※土日・祝休日および会期末(7月22日~7月26日)は日時指定チケット優先です。オンラインチケットの事前購入をおすすめします。
※小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります。
※ 毎月第3水曜(シルバーデー)は、65歳以上の方は無料です。(チケットカウンターで年齢を証明できるものを提示)
※家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料が半額になります。

展覧会公式サイト

https://ericcarle2026-27.jp

X:@ericcarle26_27
Instagram:ericcarle26_27

※開催内容は都合により変更になる場合がございます。

作家プロフィール

  • 青い瞳でめがねをかけた、80代くらいの男性の、胸までの写真。少し顔を左に傾け、こちらをニコニコとして見ている。髪もひげも白く、ひげは顔の下半分全体をおおっているが、さわやかに整えられている。濃い灰色のTシャツに黒いサスペンダーをつけている。

    © The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Inc.

  • エリック・カール | Eric Carle (1929-2021)
    1929年6月25日、アメリカ・ニューヨーク州にてドイツからの移民である両親のもとに生まれる。6歳の頃、両親と共にドイツに移住するが、規律の厳しい学校生活になじめず、ナチス政権における戦時でもあり、灰色の少年時代を送る。シュトゥットガルト州立芸術アカデミーでグラフィックデザインを学び、1952年ニューヨークに戻ってからも、デザイナーやアートディレクターとして活躍する。
    1967年、作家で教育者のビル・マーティン・Jrの絵本『くまさん くまさん なに みてるの?』にイラストレーションを描いたことから、絵本制作に関心を持つようになり、絵本作家となる。ページの形や開き方に工夫を凝らし、光や音などのしかけを加えた「遊べる本であり、読めるおもちゃ」を目指し、生涯で約90冊もの絵本を生み出した。
    2002年、マサチューセッツ州アマーストにアメリカ初の絵本専門美術館「エリック・カール絵本美術館」開館。2021年5月23日、マサチューセッツ州ノーサンプトンにて91歳で没。

みどころ

『はらぺこあおむし』全ページが集結!
2026年に日本語版50周年を迎え、世界中で愛される『はらぺこあおむし』。全ページの原画のほか、『はらぺこあおむし』誕生のきっかけとなったダミーブック「みみずのウィリーのいっしゅうかん」、世界中で70言語以上に翻訳されている他言語版も紹介し、『はらぺこあおむし』を深掘りします。

  • エリック・カール 『はらぺこあおむし』 1987年版 表紙
    Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation. © 1969, 1987 Penguin Random House LLC.

  • エリック・カール 『はらぺこあおむし』 1987年版
    Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation. © 1969, 1987 Penguin Random House LLC.

日本初公開!『いちばんのなかよしさん』の原画を展示
エリック・カールの絵本には、彼自身の思い出による物語が多くあります。アメリカに生まれた彼は、6歳の時に両親の故郷であるドイツに移住します。仲良しの友達に会えなくなってしまった悲しい経験は、川を泳いで渡り、野を越え山を越えて友達に会いにいく『いちばんのなかよしさん』という絵本になりました。

  • エリック・カール 『いちばんのなかよしさん』 2013年
    Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation. © 2013 Penguin Random House LLC.

グラフィックデザイナーとしてのエリック・カール
エリック・カールはドイツでグラフィックデザインを学び、卒業後はファッション誌のアートディレクターになりました。1952年にニューヨークへ戻り、ニューヨーク・タイムズ紙のデザイナーとなった後、広告代理店のアートディレクター、そしてフリーランスのデザイナーとして活躍します。グラフィックデザイナー時代のポスター作品や、日本では出版されていない、画風の違う絵本なども展示します。

国内展示過去最多!ダミーブックが12点
エリック・カールは絵本を作る時に、まず、物語の流れや構図、デザインのアイデアを練るために「ダミーブック」という絵コンテのようなものを作ります。最終版とは違う物語や異なる構図もあり、試行錯誤のプロセスがよく分かります。本展では、これまで日本で開催されたエリック・カール展では最も多い、12点のダミーブックを展示します。

絵本コーナーや特設ショップも!
エリック・カールの絵本の魅力は、原画の美しさだけではなく、ページをめくりたくなるしかけや、めくった時の驚きなどにもあります。そのブックデザインを体験していただくために、展示室とは別に、自由に絵本を閲覧できるコーナーを設けます。特設ショップには、会場限定の展覧会オリジナルグッズも多数ご用意しています。展覧会の思い出をお持ち帰りください。

  • 絵本の見開きの原画。左ページではパン屋を中心に、街の人々が手にプレッツェルを持って喜んでいる。右ページでは、大きなお日様がにこにこしている下に、馬に乗った身分の高い男性と女性がいる。

    エリック・カール 『プレッツェルのはじまり』1995年版
    Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation. © 1972, 1995 Penguin Random House LLC.

  • 縦長の画面の下の方に緑色の地面、それ以外は濃い青の夜空。山のてっぺんからははしごが天にのびており、三日月とは逆の方向の月を手に持った人間が、はしごを降りて来る。空には同じ形の月が浮かんでいる。

    エリック・カール 『パパ、お月さまとって!』1986年
    Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation. © 1986 Penguin Random House LLC.

  • エリック・カール 『10このちいさなおもちゃのあひる』 2005年
    Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation. © 2005 Penguin Random House LLC.

  • エリック・カール 『とうさんはタツノオトシゴ』 2004年
    Collection of the Eric and Barbara Carle Foundation. © 2004 Penguin Random House LLC.

先行チラシ

ericcarle2026-27_flyer_teaser.jpg メインビジュアルデザイン/groovisions

※本展は、2026年秋に福岡県立美術館、2027年春にあべのハルカス美術館に巡回予定です。

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