MOTアニュアル2002 フィクション?絵画がひらく世界

展覧会概要

東京都現代美術館が企画するMOTアニュアルは、年に1度、新しい美術の成果をゆるやかなテーマの下にグループ展の形式で紹介するシリーズとして1999年からスタートしました。
今年のMOTアニュアルは、「フィクション?」と題して、バーチャルなイメージがあふれる現代における絵画表現の可能性を、若い作家たちの試行のなかに探ります。
テレビや電子メディアの日常生活への浸透により、私たちの感覚は、現実と虚構の網の目のなかにさまよっています。こうした環境のなかで、絵画は、虚像として目の前にひらかれることで逆に、「現実」の深みを暗示しているともいえます。そこには描く人の身体がどのように関わり、それを見る私たちは、どのように応答することができるのでしょうか?

「現実はフィクションではないのか?」「絵画はフィクションか?」「フィクションでないものって?」

絵画を中心に展開される多様な世界が、現代生活におけるリアリティのあり方を問い直し、解きほぐすためのささやかな契機となることを願っています。


展覧会情報

展覧会名
MOTアニュアル2002 フィクション?絵画がひらく世界
会 期

2002年1月19日(土)〜2002年3月24日(日)
休館日
月曜日(ただし2月11日は開館、2月12日は閉館)
開館時間
10:00〜18:00(金曜日夜間開館~午後9:00)(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般800円、学生500円、高校生300円、小中学生100円
主 催
東京都現代美術館/ 東京都教育委員会
協 力
富士ゼロックス株式会社


アーティスト

今村哲
落合多武
紺泉
佐藤純也
柴田健治
タナベマサエ
蓜島伸彦
村瀬京子

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