「開館30周年記念展 日常のコレオ」関連プログラム
大和楓 パフォーマンス&ワークショップ《仰向けで背負う》
日常のコレオ展参加作家・大和楓によるパフォーマンスとワークショップを開催します。
出展作品《仰向けで背負う》は、沖縄・辺野古で行われている新基地建設反対運動の座り込みを主題に制作されました。過去作《Three types of exclusion》(2024年)をベースに制作された抗議中に機動隊によって強制排除される際の身体をなぞる装置と、座り込みを行う人々を描いた新作ドローイングから構成されています。本作のタイトルの中にある「背負う」という言葉には、動作だけでなく「問題を背負う」という意味があり、本作はこの基地問題を本当に沖縄だけが担うものなのかを問いかけています。
今回のプログラムは、作家自身による装置を用いたパフォーマンスと、ワークショップの二部構成です。この作品を手がかりに「座り込み」という行為を取り巻くさまざまな背景に触れながら、抗議の場での人の体の動きについて考えます。
*10月25日のみ、本プログラムの様子を撮影し、後日展示室内での映像上映や記録集への掲載を予定しております。撮影された映像・写真には参加者が写り込む可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

Photo: Inaguchi Shunta
パフォーマンス(見学自由)
《仰向けで背負う》の装置を用いて作家がパフォーマンスを行います。
基本情報
日時:10月25日(土)、26日(日) 11:00~ / 12:30~ / 14:30~ ※各15分程度
会場:東京都現代美術館 企画展示室 B2F(日常のコレオ展展示室内)
定員:20名程度、見学自由
参加費:要当日有効の本展チケット(MOTパスポートの使用も含む)、または身体障害者手帳等のご提示
ワークショップ(各回定員4名・当日先着順)
作家によるプレゼンテーションを聞き、「座り込み」と「排除」の具体的なシミュレーションや、希望者には実際に装置の体験をして頂きます。その後、それらの体験を得た感覚をもとに全員でディスカッションを行います。
基本情報
日時:10月25日(土)、26日(日) 13:00~13:45 / 15:00~15:45
会場:東京都現代美術館 企画展示室 B2F(日常のコレオ展展示室およびサンクンガーデン[雨天時は講堂])
定員:各回4名(当日先着順)
*各回ワークショップの開始1時間前に企画展示室1F入口付近で、お一人につき1枚整理券を配布します。
参加費:要当日有効の本展チケット(MOTパスポートの使用も含む)、または身体障害者手帳等のご提示
注意事項
・希望者は装置に乗る体験もできます。ただし装置の構造上、身長・体重制限(150cm以上190cm未満/80kg未満)がありますのであらかじめご了承ください。
・当日は動きやすい服装でお越しください(スカート、ヒール不可)。
・屋外(サンクンガーデン)で体をたくさん動かします。健康上不安なことがある方は整理券受け取り時にお申し出ください。