「笹本晃 ラボラトリー」展関連プログラム

「ダンスパフォーマンス・リターンズ」

「笹本晃 ラボラトリー」展に関連して、笹本晃作品をダンス領域から考察する手がかりとして、ポストモダンダンスについて参照するトークを行います。
「ダンスがビジュアルアーツに最も近付いた時期であるポストモダンダンスは、今も多くの人々にとって“コンテンポラリー”につながる参照項として重要な意味を持ち続けています。実験的な試みであったポストモダンダンスが、なぜいまも繰り返し語り続けられるのか、一回きりのパフォーマンスがなぜモノとともに立ち戻ってくるのか。このトークでは米国ポストモダンダンスに参加したイヴォンヌ・レイナーの作品*を紹介しながら、笹本晃の行うパフォーマンスにつながる魅力に迫ります。」(中島那奈子)
*レイナーの代表作《Trio A-星条旗バージョン》(1970年)の記録をはじめ、貴重な映像も上映します。

登壇:中島那奈子(ダンス研究、ダンスドラマトゥルク、早稲田大学文学学術院舞踊学准教授)
聞き手:岡村恵子(本展担当学芸員)
言語:日本語(日英通訳・手話通訳なし)

Trio A with Flags at the opening of the People’s Flag Show, Judson Church, 1970. Photo courtesy of Yvonne Rainer.

◆補聴援助を必要とする方にご参加いただけるよう、テレコイル対応のロジャーネックループを数量限定でご用意いたします。ご希望の方には、会場でお貸出しいたします。
※テレコイルの設定は、事前にかかりつけのメーカーや病院で設定作業をお願いします。

基本情報

日時

2025年9月28日(日)14:30~16:30(開場14:15)

会場

東京都現代美術館 B2F 講堂

定員

180名(当日先着順)

参加費

無料

  • ⒸTAIFUN

  • 中島那奈子(なかじま ななこ)

    ダンス創作を支えるドラマトゥルクの先駆者として国内外で活躍。近年は「老いと踊り」の研究をドラマトゥルギーに活かし、フェスティバル、劇場、美術館と連携しながら作品化している。2017年アメリカドラマトゥルク協会エリオットヘイズ賞特別賞。2022年キール振付アワード審査員(オーストラリア)、2019/20年ヴァレスカ・ゲルト記念招聘教授(ベルリン自由大学、ドイツ)、2022年よりファカルティ・ダンスドラマトゥルク(バンフセンター、カナダ)、2024年より早稲田大学文学学術院准教授(舞踊学・ダンスドラマトゥルギー)。編著に『The Aging Body in Dance』(Routledge、2017)、『老いと踊り』(勁草書房、2019)など。ダンスドラマトゥルギーの日英ウェブサイト(www.dancedramaturgy.org)を立ち上げ、日本のドラマトゥルクの活動を支えるドラマトゥルク・ミーティングを2023年に主催。
https://www.nanakonakajima.com/

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