- 教育普及「普及プログラム:ワークショップ」
30周年特別企画ワークショップ「アーティストの一日館内授業」
木のかたまりから何かを彫りだそう
当館の所蔵作家が都内の学校を訪れ、オリジナルの授業を行う「アーティストの一日学校訪問」。開館30周年記念の特別企画として、通常、学校現場でしか体験できない本事業の会場を美術館に移し、過去に講師を務めた4名のアーティストによるワークショップを実施します。
「アーティストの一日館内授業」ワークショップ第2弾の講師を務めるのは、2017年度の学校訪問を担当した彫刻家の棚田康司さんです。一人ずつ用意された直方体の木材に向き合い、木の手触りを感じながら、ノミやツチ、ノコギリといった道具を用いて思いの向くままに好きな形を彫り出していきます。道具を使うことが難しい場合は、棚田さんや彫刻家のアシスタントの方々が、皆さんの道具になります。具体的な指示を基にノミやツチを振い、形作るお手伝いをします。木の香りやノミとツチを振う音、木の手触りなど、五感いっぱいに味わえる、視覚障害の有無にかかわらずご参加いただけるワークショップです。
※過去に盲学校で実施した授業をベースとするワークショップです。2017年度の実施の様子はこちら
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photo: Kazumi Kiuchi
企画・指導:棚田康司(たなだ・こうじ)
1968 年兵庫県明石市生まれ。神奈川県在住。東京藝術大学大学院彫刻専攻を修了後、日本古来の木彫技法である「一木造り」によって人間像を彫りつづけている。その作品は、大人と子ども、人間と自然、個人と社会の「あいだ」といった境界線に存在し、無限の広がりを感じさせる。
近年の主な個展に「たちのぼる。」(練馬区立美術館/伊丹市立美術館2012-13 年)、「O JUN×棚田康司 鬩(せめぐ)」(伊丹市立美術館、2017 年)、「線上に幅を 空間に愛を」(井原市立平櫛田中美術館、2023年)など。2022年、第30回平櫛田中賞受賞。
基本情報
- 日時
2025年9月27日(土)13:30~17:00
- 対象
中学生以上から大人まで(視覚障害のある方も歓迎)
- 募集人数
8人
- 参加費
6,000円
- 場所
東京都現代美術館
- 申込方法
申込フォームから必要事項をご記入の上、お申込みください。
申込フォーム- 申込締切
2025年9月9日(火)17:00まで
※ワークショップでは万一のケガに備え保険に加入いたします。
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
※当選結果は、2025年9月12日(金)中までに申込者全員にメールでご連絡いたします。
※お申込の際にご提供いただいた個人情報は、本プログラムに関する連絡以外には使用いたしません。東京都現代美術館 教育普及係ワークショップ担当
Tel:03-5245-4111(代表)