「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」展関連プログラム
出品作家による対話シリーズ③
清水裕貴×橋本一径
「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」展の出品作家とゲストによる対話のシリーズです。
第三回は、表象文化論、イメージ論、写真史を研究する橋本一径氏を迎え、清水裕貴氏と対談を行います。

清水裕貴《大連の海岸》2024年
登壇者プロフィール
清水 裕貴(しみず・ゆき)
1984年千葉生まれ、同地在住。2007年武蔵野美術大学映像学科卒業。清水は、水にまつわる土地の歴史や伝承のリサーチをもとに、写真とテキストを織り合わせて架空の物語を創作している。近年は、海水や藻によってネガを劣化させる手法を用いたり、テキストを読み上げる音声を取り入れたりすることで、より重層的な物語の構成を試みている。
近年の主な個展に「浮上」(PGI、東京、2024)、「眠れば潮」(PURPLE、京都、2023)など。主なグループ展に「とある美術館の夏休み」(千葉市美術館、千葉、2022)、「千葉ゆかりの作家展 百年硝子の海」(千葉市民ギャラリー・いなげ/旧神谷伝兵衛稲毛別荘、千葉、2021)。主な受賞歴に2011年1_Wallグランプリ、2016年三木淳賞。2018年新潮社R18文学賞大賞を受賞し、近年は小説も発表する。
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橋本 一径(はしもと・かずみち)
1974年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は思想史、表象文化論。著書に『指紋論 心霊主義から生体認証まで』(青土社、2010)、訳書にジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお』(平凡社、2006)、アラン・シュピオ『フィラデルフィアの精神』(勁草書房、2019)など。メンバーとして加わるphotographers' galleryが刊行するphotographers' gallery pressに、写真にかんする論考を多く掲載。
基本情報
- 日時
2025年1月11日(土)14:00~15:30(開場13:45)
- 会場
東京都現代美術館 B2F 講堂
- 定員
180名(事前予約不要、当日先着順)
- 参加費
無料
- 登壇者
清水裕貴(出品作家)、橋本一径(思想史・表象文化学者)
- モデレーター
楠本 愛(担当学芸員)