「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」展関連プログラム
出品作家による対話シリーズ①
庄司朝美×伊藤亜紗
「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」展の出品作家とゲストによる対話のシリーズです。
第一回は、美学を専門として、人間の身体のありかたを研究する伊藤亜紗氏を迎え、庄司朝美氏と対談を行います。

庄司朝美「足のない歩行」 展示風景(gallery21yo-j、2023年) 撮影:加藤健
登壇者プロフィール
庄司 朝美(しょうじ・あさみ)
1988年福島生まれ、東京在住。大阪、青森、東京にて育つ。2012年多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究領域修了。庄司は、半透明のアクリル板やカンヴァスを支持体に、絵の具を置いては拭き取るという行為を重ねて絵画を制作する。絵筆を介して身体の境界を拡張するように生み出されるイメージの世界では、裸の人物、亡霊、鳥や動物といった様々な存在が交錯し合っている。
近年の主な個展に「10月、から騒ぎ」(Semiose、パリ、2024)、「よそ者の話」(LINSEEDよりIndependent Art Fair、ニューヨーク、2024)、「足のない歩行」(gallery21yo-j、東京、2023)。主なグループ展に「Body, Love, Gender」(Gana Art Center、ソウル、2023)、「顕神の夢」(川崎市岡本太郎美術館、神奈川、ほか巡回、2023-24)。主な受賞歴に2015年トーキョーワンダーウォール賞、2019年FACE2019グランプリ。2020年令和2年度五島記念文化賞美術新人賞を受賞し、2022年にジョージアにて1年間在外研修を行う。
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伊藤 亜紗(いとう・あさ)
美学者。東京科学大学科学未来社会創成研究院、リベラルアーツ研究教育院教授。博士(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞受賞、第19回日本学術振興会賞、第19回学士院学術奨励賞を受賞。
基本情報
- 日時
2024年12月22日(日)14:00~15:30(開場13:45)
- 会場
東京都現代美術館 B2F 講堂
- 定員
180名(事前予約不要、当日先着順)
- 参加費
無料
- 登壇者
庄司 朝美(出品作家)、伊藤亜紗(美学者)
- モデレーター
楠本 愛(担当学芸員)