「空を見るためのT.V.」

オノ・ヨーコ《スカイT.V.》からのインスピレーション

このイベントは、オノ・ヨーコの《スカイ T.V.》にインスピレーションを得て行うものです。1967年にリッスン・ギャラリーで二度目に実施した《スカイ T.V.》についてオノは次のように語っています。「これは、空を見るためだけのT.V.である。チャンネルごとに違う空になる。高い空や低い空など。」 1966年のヴィデオ彫刻、《スカイT.V.(家具の作品)》では、「ギャラリーの中で空を見るために設置された閉回路のT.V.」として、窓のない空間であっても、その建物の屋上からライブ映像をつなぐことで、内側に空を取り入れることを可能にしました。ゲティ研究所(GRI)と創造的活動のためのフェミニスト・センター(FCCW)は、オノ氏の協力を得て、Zoomを使った24時間の空の配信を行います。国際的機関のネットワークによって、鑑賞者は家にいながら空のライブ放送を見ることができます。
私たちの世界は今、深く広範な変革と自省の時にあり、移動を制限されていますが、それでも繋がることを強く望んだ私たちは、オノが召喚する力を頼ることにしました。彼女の捉える空とは、新しい生成の可能性を持つ再生の空間であり、資本や所有がはるかに及ばない領域にあります。
このイベントは、2021年6月21日の夏至とストロベリームーン・エクリプス(6月20日~24日)に合わせて開催されます。

東京都現代美術館では、「YES オノ・ヨーコ」(2004年)、「オノ・ヨーコ|私の窓から」(2015年)と二度の個展を開催し、毎年12月9日には、最初の個展をきっかけに寄贈を受け、当館の敷地に植樹された《東京のウィッシュ・ツリー(願かけの木)》に願い札を下げるイベントを実施しています。このたび、オノの出身地の東京から、ゆかりの深い美術館として、このイベントに参加します。

オノ・ヨーコ《Sky T.V. for Washington》1966/2014年、閉回路ヴィデオ・インスタレーション、サイズ可変、ジョーゼフ・H・ハーシュホーン基金、2016年. 撮影:ウィリアム・アンドリュース (ハーシュホーン博物館と彫刻の庭)

基本情報

開催日時

2021年6月21日(月)午後9時42分~6月22日(火)午後9時42分
(太平洋標準時における夏至の日の出時刻、午前5時42分から24時間)

Zoomウェビナーからのご視聴

https://zoom.us/webinar/register/WN_SRK9XUXLSQOd0lQi35yWWQ

※外部サイトへ移動します。事前にお名前とメールアドレスの登録が必要です。登録後、メールにて視聴URLが届きます。(英文で届きますのでご注意下さい。)


ライブストリーミング配信でのご視聴

https://www.youtube.com/watch?v=YXU6ip8Ldds

主な参加機関

アート・エクスチェンジ(英国、コルチェスター)
アート・ソンジェ・センター(韓国、ソウル)
アートプール芸術研究所(ハンガリー、ブタペスト)
アジア・アート・アーカイブ(米国、インド、香港)
英国南極観測局(南極、ハリー基地)
カステロ・ディ・リボリ現代美術館(イタリア、トリノ)
コラボラティブ・カタロギング・ジャパン(米国、フィラデルフィア)
コンテンポラリー・カルガリー(カナダ)
カマ―美術館&庭園(米国、ジャクソンビル)
ダッシュボード(米国、アトランタ)
ギャラリートラックス(日本、山梨)
ゲティ学術研究所(米国、ロサンゼルス)
グリーンランド国立博物館・アーカイブス(グリーンアイランド、ヌーク)
グループ・ローカル(チュニジア、チュニス)
ゴベット・ブリュースター美術館(ニュージーランド、ニュープリマス)
ハーシュホン博物館と彫刻庭園(米国、ワシントンD.C)
ホノルル美術館(米国、ハワイ)
ヒューストン・センター・フォー・フォトグラフィー(米国、テキサス)
ハイドパーク・アートセンター(米国、シカゴ)
インタースティシャル・プレス(オーストラリア)
全米日系人博物(米国、ロサンゼルス)
ベルン美術館(スイス)
デュッセルドルフ美術館(ドイツ)
ドレスデン美術館(ドイツ)
ルイジアナ近代美術館(デンマーク、フムレベック)
M+(香港)
マルメ市立美術館(スウェーデン)
森美術館(日本、東京)
モリス・アンド・ヘレン・ベルキン・アート・ギャラリー(カナダ、バンクーバー)
プエルトリコ現代美術館(プエルトリコ、サン・フアン)
アルゼンチン国立美術館(アルゼンチン、ブエノスアイレス)
アート&デザイン・ミュージアム (コスタリカ、サン・ホセ)
ウッチ美術館(ポーランド、ウッチ)
東京都現代美術館(日本、東京)
ナショナル・ギャラリー・シンガポール フェニックス美術館 (米国、アリゾナ)
レイキャビク美術館(アイスランド、レイキャビク)
SALT(トルコ、イスタンブール)
サンフランシスコ近代美術館(米国、サンフランシスコ)
シンガポール美術館(シンガポール)
テート・リバプール(英国、リバプール)
ニューヨーク近代美術館(米国、ニューヨーク)
プーシキン美術館(ロシア、モスクワ)
ツアイツ・アフリカ現代美術館(南アフリカ、ケープタウン)

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