「百年の編み手たち」展 関連プログラム:アーティストトーク
柏原えつとむ + 正木 基
《方法のモンロー》をめぐって
「百年の編み手たち」展 柏原えつとむ《方法のモンロー》 展示風景 Photo: Eiji Ina
現在開催中の「百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-」展の出品作家、柏原えつとむのアーティストトークを開催します。モデレーターは『直感の海へ 柏原えつとむ 1961-1987』の編集・執筆を行った、美術評論家の正木 基です。
日時:2019年6月9日[日] 14:00 - 15:30(開場 13:45)
会場:東京都現代美術館 地下2階 講堂
参加費:無料(先着順)
柏原えつとむ
1941年生。多摩美術大学絵画科の斎藤義重ゼミで学び、1965年卒業。1968年「トリックス・アンド・ヴィジョン展」(村松画廊・東京画廊 東京)。1969年 「Mr. Xとは何か―Mr. Xの指令による小泉博夫・前川欽三・柏原えつとむの第1回実験展」(村松画廊 東京、galerie16 京都)。
1973年 「方法のモンロー展No.1」(楡の木画廊 東京)、「方法のモンロー展 No.2」(galerie16 京都)、「方法のモンロー展 No.3」(楡の木画廊 東京)、1975年「〈方法のモンロー〉と〈未熟な箱たち〉」(真木画廊 東京)、「第9回パリ・ビエンナーレ」(パリ市立近代美術館)。その後「図の像」「Sの部屋から」などの作品シリーズを手がけ、また『記録帯』などに論考を多数発表。1972年から1986年までBゼミで、1990年から2011年まで京都精華大学芸術学部洋画コースで教鞭をとる。京都精華大学名誉教授。2012年個展「〈私〉の解体へ:柏原えつとむの場合」(国立国際美術館)。
正木 基
1951年生。専門は戦後日本視覚芸術。美術評論家。1987年に『直感の海へ 柏原えつとむ 1961-1987』(現代企画室)を編集・執筆。
学芸員として勤務した北海道立近代美術館、目黒区美術館において、「難波田龍起展」(1982年)、「戦後文化の軌跡1945-1995」展(1995年)、「石内都展 ひろしま/ヨコスカ」(2008年)、「‘文化’資源としての〈炭鉱〉展」(2009年/美連協大賞受賞)などを企画。近年は、キューバ、メキシコを巡回した「林静一展」(2014年)や、メキシコでの「石仏の美-佐藤宗太郎写真展」(2018年)を企画・構成。今春、北海道立近代美術館での「深井克美展」を同館と共同企画し、『オリオン 深井克美☆全画業』(現代企画室)を編集・執筆。東京藝術大学先端芸術表現科で非常勤講師、クリストバル・コロン大学、コレッヒオ・デ・メヒコ(以上メキシコ)、アジア・オセアニア研究所(キューバ)などで講義。2010年、キューバ国家評議会友好勲章受章。
お問い合わせ: 東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
TEL:03-5245-4111(代表)