2007年12月02日(日)

親子で楽しむギャラリークルーズ「未来ウォッチング」

ギャラリークルーズ

「SPACE FOR YOUR FUTURE」展には"すわると色がかわるイス"、"人の気持ちをかえる空気"、"からだをつつみこむ彫刻"などフシギな作品が満載です。
今回のクルーズは最新の現代美術を紹介するこの展覧会を、親子一緒に体験していただきました。
まず展示室に行く前に、気持ちのウォーミングアップをします。
展覧会タイトルにもあるFUTUREをキーワードに、「未来ってどんなところだろう?」「みんなが大人になった頃、まわりの景色はどんな風に変わっているかな?」など、質問を投げかけて未来に対する興味を喚起します。
その後、学芸員と一緒に展示室に行き、少人数グループで1時間じっくり作品を鑑賞しました。
このクルーズでは、SANAAの《フラワーハウス》の中にも作家の許可を得て特別に潜入しました。
普段は外側から鑑賞するだけですが、参加者はまるでこの家の住人になったかのような気分で、透明な家の中の住み心地を体験しました。
クルーズの最後に待っていたのは、ミニ・アクティビティ。
親子それぞれ「未来」を想像して1枚ずつ絵を描きました。
「シャボン玉のような家。好きな場所にすぐ移動できます。」(お母さん)
「歩くといろいろな音がでるくつ。演奏会もときどきあって毎日が楽しくなります。」(5年生)
「海面が上昇し、エベレストの頂上だけが残る。人類は海底か宇宙で生活。海底レストランでご飯をたべたい。」(お母さん)
子どもが描く未来と、大人が描く未来。
それをお互いに楽しく観賞しながら、親子の対話が展覧会をきっかけに拡がっていく。
そんなひと時になったのではないでしょうか。



日時:2007年12月2日(日)、9日(日)13:00〜15:00
対象:小学3〜6年生とその保護者
参加人数:12月2日...20組、12月9日...20組
参加費:無料



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写真左:フセイン・チャラヤンのLEDドレスを下から観察
写真中央:「これがこうなるの?」ペンやライターからできたアクセサリーにびっくり!
写真右:"きっと未来はこうなる!?"参加者の希望がつまった未来の絵

活動報告