2014年08月13日(水)

チームラボ代表・猪子寿之さんを迎えて 東京都現代美術館20周年記念 特別バージョン《憑依する滝、人工衛星の重力-Gold》公開

8月9・10日の2日間、「東京都現代美術館20周年 ナイトミュージアム」と題して記念イベントを開催し、「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」展で公開中のチームラボによる巨大なプロジェクションマッピング作品《憑依する滝、人工衛星の重力》の特別バージョンが公開され、チームラボ代表の猪子寿之さんと当館学芸員の森山朋絵によるトークが行なわれました。

当日19:00、猪子さん登場とともに人工衛星「だいち2号」(陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)実物大模型)に降り注ぐ滝が水色から黄金色に...。

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チームラボ 《憑依する滝、人工衛星の重力》2014年
特別協賛=株式会社DMM.com
協力=ソニー株式会社/株式会社プリズム


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東京都現代美術館20周年記念 特別バージョン
チームラボ 《憑依する滝、人工衛星の重力-Gold》2014年

見逃してしまった、という方にも朗報です!
今後も8月15日(金)、8月22日(金)、8月29日(金)の夜7時から特別バージョンが公開されるそうです。


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チームラボ代表の猪子寿之さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?
1985年につくば市で開催された「国際科学技術博覧会(科学万博つくば'85)」で見たスペースシャトルの写真。

2.《憑依する滝、人工衛星の重力》はどのように描かれているのでしょうか?
コンピュータ上の空間で、重力を持つ人工衛星に引き込まれていく水をシミュレーションし、滝を描いています。水は粒子の連続体で表現し、人工衛星にぶつかった粒子はその周りを衛星し蒸発して消えていく、その映像をプロジェクションマッピングしています。

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)
アートであふれたテーマパークや街をつくりたい、建物内の作品だけでなく、例えば街頭や信号、噴水や家もインタラクティブに楽しめる、そんな環境を生み出したいと考えています。

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猪子さん、ありがとうございました!

「ミッション[宇宙×芸術]」展には、チームラボの《冷たい生命》《憑依する滝、人工衛星の重力》《脊振ILCハイスクール!》の3作品が展示されています。


チームラボ ロゴ.jpg

チームラボ teamLab
http://www.team-lab.net/
2000年、猪子寿之を中心に設立、ウルトラテクノロジスト集団。2011年、カイカイキキギャラリー台北で「生きる」展開催。2012年、フランス「LAVAL VIRTUAL」にて「建築・芸術・文化賞」を受賞、国立台湾美術館にてチームラボ「We are the Future」展を開催。「シンガポールビエンナーレ2013」にて《秩序がなくともピースは成り立つ》を展示。2014年、国内初の大規模な展覧会「チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る」展、Pace Gallery(ニューヨーク)にて、「teamLab: Ultra Subjective Space」を開催。

(「宇宙×芸術」展スタッフY)

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