アーティスト
佐々木 健
Sasaki Ken1976年神奈川県生まれ、東京都在住。
佐々木健は自らの具象絵画で、近代以降の洋画の形式と制度が内包した男性中心主義や権威主義を、今日の社会的文脈へと接続し照らし合わせることで、絵画表現が持ちうる批評性を追求している。そのような佐々木の美術への態度は、女性たちによる手芸品、障害をもつ兄による絵や、ありふれた日用品といった、美術の枠組みから長らく除外されてきたものを細やかに描き出す作品群に顕著に現れている。本展では、多岐にわたる佐々木の仕事から2010年代以降の作品を複数点紹介する。
