アーティスト

サム・メッツ

Sam Metz

ハル(英国)拠点。
サム・メッツはドローイング、アニメーション、彫刻、インスタレーションを含めたメディアを横断する実践を通じて、ニューロダイバーシティ(神経の非定型性)について探求している。メッツの作品のフォルム、素材、制作過程には、自身のもつ障害による身体的条件や、定型的な身体感覚との違いが反映されている。ある動作を反復するスティミング(自己刺激/制御行動)そのものを表現言語とするなど、身体性に深く根差した制作への取り組みを通じて、メッツは神経の非定型性をもつ人々の経験に基づいた知覚や動きのあり方の視覚化を試みている。本展では東京で行ったリサーチをベースにした新たな作品を発表する。

サム・メッツ展示風景(「Unpredictable Bodies」展、The Arthouse、2022年) 撮影:Niamh Donnelly