アーティスト

ヒーメン・チョン

Heman Chong

1977年ムアール(マレーシア)生まれ、シンガポール拠点。
ヒーメン・チョンの作品は、テキスト、パフォーマンス、イメージを用いて、現代社会の一端を映し出すさまざまな状況に応答する。チョンの作品において特徴的な辛口のウィットは、データとそのネットワークによって駆動される現代の社会制度とインフラに内在する矛盾やねじれ、そして地政学的な状況にも向けられる。そのようなチョンの実践は、制度とインフラを、政治的かつ日常的な媒体として捉えて想像し、問いかけ、ときに関与する行為そのものと捉えることができる。

ヒーメン・チョン&ルネー・スタール《読まれなかった本のライブラリー》 Installation view: Serpentine Pavilion 2024, Archipelagic Void, designed by Minsuk Cho, Mass Studies 撮影:Heman Chong © Mass Studies