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POLYGON

全身を3Dスキャンしたポリゴン(多面体)データから、解像度の異なるハイポリゴンとローポリゴンを作成し、重ねてズラしただけの彫像、「POLYGON(ポリゴン)」。まわりのなにもかもが情報化されていく今、ネットワークに「接続」していることがあたかも生きていることの証のようになってしまった。身体と情報は乖離しながらも相互に補完し合い、まるでダブルになった状態が真の姿であるかのようである。

Polygon-Double-Reedbuck  2010

Polygon-Double-Reedbuck 2010
Photo: Nobutada Omote

MANIFOLD

「多様体」「多岐管」を意味する「Manifold(マニホールド)」。「情報・物質・エネルギー」をテーマにした巨大彫刻。球体を空間に配置し、引力によって変形させ、表面をスムーズに変容させた。肥大化する情報システムや破綻を抱える環境問題、エネルギー問題などのいわゆる「大状況」を前に、人は何を感じ、何をすべきか、そして何ができるのか、を問う。
*縦15m×横15mでアルミ鋳造によって制作予定。2012年1月に北海道・札幌で仮組み後、4月に韓国・チョナンに設置予定。 *Manifold_Visionは、宮永亮(映像作家)とのコラボレーション

Manifold_Vertical(detail) 2008

Manifold_Vertical(detail) 2011
Photo: Seiji Toyonaga

THRONE

百貨店のウィンドウやコンサートに登場する装飾や立体造形、テレビやミュージックビデオの3DCG映像は人々を惹きつけ、快感を与えるために生みだされる。それは無限に消費されるボリュームである。資本主義世界に現れては消える刺激のボリューム、その堆積を無人の「玉座(Throne)」として表現する。垂直/シンメトリーに立ち上がる姿は神々しくノスタルジックであり、古代文明の遺跡のようでもある。
*PCの画面中にVoxelデータとして存在する「仮想の粘土」を、「触感デバイス」を操って彫刻した3Dデジタル造形。

Throne 2011

Throne 2011

Copyright © 2011 Museum Of Contemporary Art, Tokyo.
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