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MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方

MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方  展覧会概要


「MOTアニュアル」は、当館が、日本/東京の新しい美術をグループ展形式で紹介するものとして、1999年より行っているシリーズ企画です。
11回目となる本年は、「Nearest Faraway 世界の深さのはかり方」を副題に、6人の作家により構成します。
いたるところでさまざまな価値観の転換期をむかえているような現代にあって、美術の世界も例外ではありません。
本展では、身近にある素材といわば端的に手仕事と呼べるような技法を用いて、自身の足元、そのよって立つところをあらためて問うような制作を続けている作家たちを紹介します。彼ら/彼女らの素材や技法の選択は意図的にシンプルでありながら、それによって生み出される作品の数々は、私たちを遠いところへはこんでいくような、広い射程をもっています。身の回りの物事をてがかりに、「見ること」や「聞くこと」あるいは「時間」や「空間」といった、ふだんは前提とされている事象の成り立ちが、作家それぞれの仕方で、あらためて問われ、見出されていくのです。

本来的に未知である世界の深さや豊かさに触れるような、彼ら/彼女らの独自の方法=術のしなやかな強靭さ。それはまた、近視眼的になり待つことができなくなったといわれる私たちの時代において、美術がもつ一つの可能性でもあるでしょう。6人の術によってひらかれる6つの場が、見慣れた世界の風景を変えるささやかな契機となれば幸いです。

出品作家: 池内晶子|椛田ちひろ|木藤純子|関根直子|冨井大裕|八木良太


冨井大裕 《ball sheet ball》 2006
アルミ板、スーパーボール 撮影:柳場大
八木良太 《Sound sphere》 2010 ミクストメディア
椛田ちひろ 《シュワルツシルトへの回答 24のメトリック》 2009
油性ボールペン / インクジェット紙 [参考図版]
木藤純子 《空見の間》 2010 カッティングシート、ガラス、水、紙、ほか
写真提供:富山県立近代美術館 [参考図版]
関根直子 《点の配置》 2007
鉛筆 / 水彩紙 (シリウス)
池内晶子 《Knotted Thread-Red》 2009 絹糸
撮影:橋本舞 [参考図版]


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