スタッフブログ

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2017年11月10日

ARまちあるきツアー ―MOTサテライト 2017秋

江東区観光協会と、バーチャルリアリティの研究をされている東京大学 廣瀬・谷川・鳴海研究室の協力を得て、ARの技術を使ったまちあるきのツアーが行われました。
今回はMOTサテライト会場の周辺を歩く番外編を敢行していただき、抽選で選ばれた10組の皆さんと一緒にまちあるきに同行しました。
AR(Augmented Reality:拡張現実)とは風景など、現実の情報にデジタル情報を重ね合わせる技術です。
このオリジナルソフト搭載のタブレット端末を「のぞき窓」にして、現在の深川の街並みに昭和の景観を映しだし、今と昔の風景を見比べながら江東区の観光ガイドさんと共に歩きます。

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清澄白河の駅で集合。

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ガイドのひとり市川信五さん。本所・深川絵図がプリントされた大判のハンカチ(深川江戸資料館で発売中)を見せながら今日のルートを説明していただきました。

本所・深川は関東大震災、東京大空襲と二度にわたって町が焼失したため古い建物は
ほとんど残っていませんが道はそのまま残っているところが多いそうです。
したがって古地図を見ながらまちあるきを楽しむことが可能なのです。

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まずは清澄白河駅を出てすぐ小名木川にかかる高橋のたもとへ。
ここは1964年、東京オリンピックのときに聖火リレーランナーが通った場所。

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早速タブレットを覗くと当時のリレー走者の姿をパノラマ写真で見ることができます。

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当時の貴重な写真を提供くださった鈴木義智さん。

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この寺を創建した仏頂禅師と親しかった芭蕉が足しげく通ったことから、芭蕉の碑が
残されています。
江戸文化と深川のつながりが垣間見える一角です。

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中村学園の校舎前にて。

校舎の歴史的な姿を一望できる空撮写真を提供いただきました。
中村学園を横切り清澄庭園へ。
三菱財閥創業者、岩崎弥太郎によって竣工された清澄庭園も関東大震災で大きな被害を受けました。
施工当時は隅田川の水を引き込んだ山林泉庭園にジョサイア・コンドル設計の洋館が建てられていました。
その場所にむけてタブレットをかざすと当時の洋館の姿を見ることが出きます。

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関東大震災被災後、岩崎家は庭園の半分を東京市に寄贈し、東京市は庭園に深川図書館
などを建設しました。

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深川図書館の前でもARを確認。

現在の深川図書館は平成5年(1993年)に建て替えられたものですが、それ以前の建物は昭和3年(1928年)に現在の場所に移されました。
深川図書館館内には石塚まこさんの作品も展示中、またARスタンプラリー「MOT Navi」の拠点にもなっています。

その後、ツアーは紅葉のきれいな清澄庭園を抜けて仙台堀川沿いに東へ。
再び清澄通りに戻ります。
庭園を背にした清洲通り沿いには旧東京市営店舗の一部が残っています。
関東大震災の復興事業の一環として建てられた鉄筋コンクリート造りの長屋の跡が見られレトロな建物には現在はおしゃれなカフェやヘアサロン、ギャラリーなどが入居しています。

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紅葉のきれいな仙台堀

半世紀前の風景と見比べてみると道、川幅は変わっていないことがわかります。

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紀伊国屋文左衛門の墓がある成等院、松平定信の墓がある霊巖寺などの史跡も周りながら
最後は深川江戸資料館にて解散となりました。
約1時間のまちあるきでしたがお子さんから年配の方まで一緒に楽しんでまわれるツアーでした。

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この東京大学のARシステムを使った作品「思い出のぞき窓・清澄白河」(写真:志村博)は
MOTスペースB グランチェスター・ハウスでも手にとって見ることができます。
(広報 M.Y)

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「MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景」は11/12(日)まで!
詳細は⇒http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-2.html

Atsuko Nakamura「水のプリントワークショップ」―MOTサテライト 2017秋

10月22日(日)、Atsuko Nakamuraさんによるワークショップ「水のプリントに挑戦してみよう!」が行われました。

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水のプリントのやり方はとてもシンプルで、まずは用意された油絵の具の中から好きな色を3色まで選び、それを適量タライに入った水に浮かべます。ベースにしたい色を多めに入れるのがポイントです。

水のプリント No.2 (600x450).jpg

そして次に、マイクに向かって息を吹きかけるように声を出します。その音が特殊なスピーカーによって、その上に乗せられたタライへと伝わり、水を振動させることで絵の具が無作為に動き出します。

水のプリント No.3 (600x450).jpg

程よく混ざったところで絵の具の上から紙を浮かべると、水に浮かんでいた絵の具はそのまま紙にうつり、それを乾かすと水のプリントが完成です!出来上がった作品はブックカバーとして使うこともできます。

水のプリント No.4 (450x600).jpg

水のプリントでは絵の具の色と量を選んだあと、水上での広がり方や振動による混ざり方は人のコントロールを離れ、自然、偶然に任されて紙を持ち上げるまでどんなデザインになるかは分かりません。

私も体験しましたが、特に色の混ざり方は偶発性に任せながらも、
それを引き起こしているのが自分の声であるだけに出来上がった作品には一層の愛着が湧きました。

台風も近づく悪天候の中でしたが、ワークショップを行なって頂いた作家のAtsuko Nakamuraさん(と旦那様)、そしてご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

P.S. 作品の完成後、「もったいなくてブックカバーとして使えない」という声が参加者から多数聞かれましたが、私はあえて使ってます。

水のプリント No.5 (600x448).jpg

この水のプリント技法をつかって制作されたAtsuko Nakamuraさんの作品は、
MOTスペースE(三好2-2-5)でご覧いただけます。 
(案内所スタッフS.I.)

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「MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景」は11/12(日)まで!
詳細は→http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-2.html#tabs=tabs-1

2017年11月 2日

下道基行《見えない風景/深川編》ワークショップ―MOTサテライト 2017秋

MOTスペースA(江東区三好3-8-5)では、下道基行《見えない風景/深川編》を展示しています。

こちらの作品は、MOTサテライトのプレイベントとして9/2に開催された下道基行さんによるワークショップ「見えない風景/深川編」の様子が映像作品となっています。

こちらのブログでは、ワークショップの様子のレポートをご紹介します!
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清澄白河駅に集まった参加者の方は、まず下道さんが前日に作った「言葉の地図」を頼りに集合場所を目指します。

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午前中は小雨がパラパラ。
それでもみなさん、無事に下道さんの待つ集合場所(三好三丁目児童遊園)にたどり着くことができました。

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参加者11名、全員が到着すると、下道さんからワークショップの趣旨と「言葉の地図」のつくり方についてご説明がありました。
このワークショップでは参加者のみなさんにも、ひとり一枚「言葉の地図」を作っていただきます。

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説明を聞き終えるとさっそく地図のネタを探しにまち中へ。

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普段とは違った視点でまちを見て歩きます。

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そして、見つけた"面白いもの"の場所と特徴をまずはひたすら白地図に書き込んでいきます。

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「ランドマークやすでにデザインされたものではなく、
もっと何気ないものやこの数時間でなくなってしまうようなものも地図に盛り込んでみましょう」という下道さんの言葉がとても印象的でした。

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1時間後、一旦、公園に集合し、「言葉の地図」作りのコツを下道さんから教えていただき、再びまち中へ。

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ここからは見つけたものの中から実際に歩くルートを考えていきます。
地図を読む人を迷わせないために大切なことはできるだけ等間隔に目印を置くことだそうです。

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お昼休憩をとった後は「言葉の地図」の清書に移ります。

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この時も自分でそのルートを歩きながら、本当にその「言葉」で他の人に伝わるのかを確認しながら地図にしていくことが大切なのだそうです。

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地図が完成した人から、それを交換してお互いに相手のルートを歩いてみます。

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「言葉の地図」をたよりに普段では「見えない風景」を辿るのは非常にワクワクするものでした!

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交換して歩いた後には、お互いに感想を伝えます。実際に地図を歩き、
「これが見つけられなかった、あれが面白かった」など感想を言い合うことで、いかに人によって視点が違うかに気付かされた方も多かったようです。

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最後に再度全体で集合し、解散となりましたが、時間に余裕があった方はその後も、
他の方の書いた「言葉の地図」を手にまち歩きを楽しんでいました。    (案内所スタッフ S.I.)

このワークショップの様子はMOTスペースA(江東区三好3-8-5)でご覧になることができますので、ぜひご来場下さい。

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「MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景」は11/12(日)まで!
詳細は⇒http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-2.html

鎌田友介のインスタレーション―MOTサテライト 2017秋

MOTスペースD(江東区三好2-15-3)では、鎌田友介さんの作品《不確定性の家》を見ることができます。スペースに入ると、まず木でつくられた家の骨組みが目に入ります。ただ、それは一つの家のものではなく、いくつかの家の構造が組み合わされたものです。
その中にある3つのモニターから、この辺りの町を知る人が昔の記憶を辿りながら語りかけてきます。ある人は家の間取りを描きながら。ある人は地図を広げながら。
複数の家の骨組みが交錯する空間の中で、複数の人の語る声を聞くという体験は、一瞬自分が今どこにいるのかを忘れさせるものでした。この体験をぜひ多くの人に味わってもらいたいです。                                 
(インターンK.O.)

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鎌田友介《不確定性の家》 展示風景 撮影:白井晴幸

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「MOTサテライト 2017秋 むすぶ風景」は11/12(日)まで!
詳細は⇒http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-2.html

2017年5月 9日

町田市立国際版画美術館で開催中の「横尾忠則 HANGA JUNGLE展」にて、 当館収蔵作品が展示中!

4/22(土)より6/18(日)まで町田市立国際版画美術館にて開催されている
「横尾忠則 HANGA JUNGLE展」にて当館の収蔵作品も展示されています。

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横尾忠則 《責場A》 《責場B》 《責場C》 1969年 シルクスクリーン 東京都現代美術館蔵


同展は、「版画」の枠を超えた横尾忠則(1963-)の作品群を「HANGA」と称し、
1960年代から新作を含む現在までの作品を紹介する回顧展です。約250点の多種多様な「HANGA」作品群は圧巻。
当館の収蔵作品も初期の代表作品として展示されていますので、皆様ぜひ足をお運び下さい!

展覧会の詳細はこちら!
http://hanga-museum.jp/exhibition/index/2017-333

(広報)

2017年3月24日

3/12(日) mi-ri meter、飯山由貴、remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織] 参加作家によるトーク 

MOTサテライト2017春 往来往来」の関連イベントとして、3月12日(日)14時から参加作家であるmi-ri meter、飯山由貴、remoのトークイベントが行われました。最初にmi-ri meterがこれまでの活動を画像で紹介しながらお話して下さいました。

mi-ri meterは宮口明子、笠置秀紀の二人の建築ユニット。都市空間や公共空間などの場所をリサーチし、ワークショップ、プロジェクトなど、建築に留まらないユニークな手法で個人が主体的に関わることができる視点や場を提示してきました。

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彼らの最初のプロジェクトは1999年の「MADRIX」。これは住宅の"間取柄"のレジャーシートで、当時、渋谷のセンター街で女子高校生達が地べたに座り込んでいる姿を見て思いついたのだそうです。これを道に敷けば、公共空間に私的なリビングルームが出現するというアイディアです。その後、2000年には「屋外電源コンセントマップ」を製作。こちらは、都市空間をどこでも居場所にするうえで、生活に不可欠な電力の供給源を確保するために、屋外にある電源コンセントの位置を把握しようというもの。屋外であっても、電気を勝手に使用することは違法なので、あくまで都市空間のポテンシャルを明らかにするプロジェクトでした。もし屋外電源の使用が可能であれば、携帯電話やラップトップパソコンはもとより、炊飯器で御飯も炊けてしまうので、家や建物に留まらないライフスタイルが生まれるかもしれないという考え方に沿ったマップでした。また、2005年の「TENTS24」 はコインパーキングにテントを張って1時間100円で泊まることが可能な場所として、宿泊機能を改めて問いかけるものでした。また同じく2005年にアーツ前橋で行った「SLEEP SERVICE」 は、ベッドを載せたトラックを屋外の駐車場に置いて参加者が寝ることの体験をするプロジェクトです。こちらも「TENTS24」と同じく時間制で課金されるシステムで、街中の公共の場所で身体を預けて眠るという感覚を通して、町を主体的に捉えることができるのでは?というプロジェクトだったそうです。

そして最近の活動として「URBANING-U 2DAYS CAMP」について、お話をされました。これは、都市の学校という意味合いで、1泊2日のキャンプを行い色々な体験をするイベントだったそうです。例えば「町が小さくなるまで歩き続けなさい。」というインストラクションに従って町中を歩き回ったり(町を機能としてではなく、地形として感じるため)、「町を掃除しなさい。」という指示を与えられ、それにしたがって町を自由に掃除します。丹念に掃除をすることによって、町に愛着が湧き、家の外の町がまるで自分の家の延長のように感じられてきたという感想があったそうです。そういった体験やディスカッションをしながら「町について考える」イベントだったそうです。

そして話はいよいよ今回のMOTサテライトの作品「清澄白河現在資料館」へ。

こちらは、清澄白河に長く住む人、最近住み始めた人、東京の他の地域に住む人等それぞれの視点で見た"清澄白河"に関するインタビューをまとめた映像をみることが出来ます。この作品でmi-ri meterは、インタビューすることでインタビューされた人が変わっていくといいうのが願いだと話していました。また、清澄白河は公共空間が既に非常に活用されている地域であり、それがなぜなのか?ということが作品に反映されていると思うとも話されていました。

mi-ri meter2

次はお二人目の参加作家、remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織]の松本篤さんです。松本さんは、紙と鉛筆のような「文房具としての映像」というアイデアを手がかりに、表現活動や日常における"メディウム(媒介)"のあり方を多岐にわたって実践・研究する非営利組織です。これまで、日本各地で8ミリフィルムや写真など私的な記録物をアーカイブするプロジェクト「AHA!」などを行ってきました。

この活動を行うきっかけとなったのは、2000年頃に映像を記録するコンパクトビデオカメラなどが手ごろな価格で普及し始めたことだそうです。以前からの活動として、「映像の句会」と題し、撮影のルールを決めて、映像のワークショップを行っています。参加者は、撮影した映像をそれぞれに鑑賞しながら映っているものを見ながら何を思ったか書きとめます。こうして他人の撮影した映像が自分の記憶となっていくことが興味深いと話していました。また、「AHA!」プロジェクトの最近の活動として、茨城県大子町での活動の紹介もありました。こちらは大子町に住む人達から、家にある〈8ミリフィルム〉を持ってきてもらい、アーカイヴ化するプロジェクトです。この映像をデジタル化した後に皆で集まって上映会をし、鑑賞することで他人の記憶の映像が鑑賞者の記憶にもなっていくという試みです。

remo

そして今回の3人目の参加作家、飯山由貴さん。彼女はこれまでに、過去の歴史資料などの綿密なリサーチをもとに、個人/共同体の物語が作られるメカニズムに焦点を当てたインスタレーションや映像作品を展開してきました。

2016年の瀬戸内国際芸術祭では「生きている百物語」と題して、直島に住む人たちへ「不思議な体験」についてリサーチを重ね、その話をベースにインスタレーションを製作しました。この作品をきっかけに島の住民同士のコミュニケーションがうまれ、人と人をつなげることができたのかなと感じ嬉しく思いましたと語って下さいました。

Iiyama

そんな2組の作家がコンセプトから話し合い、清澄白河の地域の方々から提供を受けた8ミリフィルムをもとに、それぞれの作品を製作しました。

まず、remoのプロジェクトは、三つの家族のフィルム映像と『あとを追う』と題された冊子で構成されています。冊子には、ひとりの提供者が過去の映像を見ながら発した言葉とともに東京大空襲の体験者が、自身が過去に書いた手記をもとにこの地を歩いて発したことばなども記録されています。この冊子は、飯山由貴+remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]の展示会場(MOTスペース6 平野の旧印刷所)でも配布されていました。

飯山さんは《顔》と題した映像作品で、フィルム提供者のそれぞれにある顔の記憶に迫っていきます。フィルム提供者は、映像に映るかつての家族の顔に、彼の孫たちを重ね合わせていたり、現在のイメージと記憶を重ね合わせその人にしか分からない記憶を浮かび上がらせる作品となっています。

記録があるからこそ、各フィルム提供者の"記録が無い記憶"までたどりつくことができる。清澄白河の様々な記憶にアクセスできる作品となっています。

mi-ri meterのお二人、remoの松本さん、飯山さん、
貴重なお話を有難うございました!

(広報MN)

2017年3月17日

記憶の灯火を絶やさないためにー3月11日(土)remo読み歩きクルーズ「あの日の"あとを追う"-記録すること、残すこと」

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3月11日(土)、MOTサテライト関連プログラムとして、
remo読み歩きクルーズ「あの日の"あとを追う"-
記録すること、残すこと」を実施しました。
remo(NPO法人記録と表現とメディアのための組織)は、
MOTサテライト参加作家の一人。今回のクルーズは、
remoに所属する松本篤氏が本展のために制作した
清澄白河界隈にゆかりのある二人のインタビューから
構成される記録冊子『あとを追う』に登場するいくつかの
場所を実際に訪れ、記録を残すことや、経験を共有しない
ことの意義を考える企画。

参加人数は当初定員10名程度の予定でしたが、
最終的には18名が参加。
ナビゲーターは、remoの松本氏。
そして冊子『あとを追う』に登場するお二人にも
ゲストとしてご参加いただき、それぞれのゆかりの
場所で直接お話を伺いました。
ゲストのお一人は、昭和30年〜50年代の清澄白河界隈を
8ミリフィルムで撮影した70歳代の男性。
もうお一人は、東京大空襲に遭う日まで清澄白河界隈に
暮らしていた70歳代の女性。


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remoの展示会場であるMOTスペース6「平野の旧印刷所」に集合し、
今回の企画主旨等を説明した後、早速クルーズに出かけました。
最初に訪れたのは、MOTサテライト参加作家の一人、
松江泰治氏の作品が展示されているMOtスペース4「赤い庇の旧印刷所」。
松江氏の作品は、現在の清澄白河界隈を空撮した写真作品。
参加者と一緒に、まずは現在の清澄白河界隈の様子を把握しました。


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次に訪れたのが、男性ゲストの生家があった小名木川に
架かる高橋(たかばし)のふもと。
現在その場所には大きなマンションが立ち並び生家の
痕跡はありません。男性はまだ家があった昭和37年頃、
家の屋根に上り周辺の景色をぐるりとパノラマ状に撮影し
記録に残しています。この写真と現在の橋のたもとの
様子とを見比べながら、当時の様子を語っていただきました。
写真に写っている建物のほとんどが今は無く、
別の建物になっていますが、写真の中の質屋の蔵は、
現在も同じ場所にあり営業しています。
男性は幼少の頃、小名木川は川底が見えるほど綺麗で、
高橋の欄干の上に塔(今はありません)があり、
そこに上って川へ飛び込む遊びを良くやっていたとのこと。
高橋には当時都電が通っており、電車が通るたびに
「乗客に見せつけるように飛び込むのがかっこ良かったんだよ」と
満面の笑みで語ってくれました。
少年時代の思い出を昨日のことのように活き活きと語る男性の姿をみて、
まるでこの橋のたもとで一緒に遊んでいるかのような錯覚に陥りました。


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高橋を後にして、小名木川の沿道を歩き、川に架かる大富橋を渡り、
東京都立墨田工業高等学校の校門前に向かいました。
ここからはもう一人のゲストにお話を伺いながら歩きます。
ゲストの女性の実家は、この付近にあり、父が医者で病院を
営んでいたそうです。
1945年3月10日この場所で彼女は空襲に遭い、
その日は6歳の誕生日でした。
30代の時に当時の様子を一度体験談として『戦災誌』に
寄稿していますが、60歳になるまで、当時のことを思い
出すのがいやでその後は誰にも語ってこなかったそうです。
今回remoの松本氏との出会いをきっかけに、
こうしてご自身が空襲にあったこの辺りを歩き、
当時の記憶をたどってもらいました。
生々しく語られる記憶の数々に参加者も神妙な面持ちになり、
目の前に広がっている今の風景に空襲の光景が重なります。
お話を伺っているとベビーカーを押す母親が偶然横を通りかかり、
また、道ばたで遊ぶこどもたちの姿も目に入りました。
当時もこうした平凡な風景が一夜にして奪われ、
一変してしまったのかと思うとなんともいえない複雑な
気持ちになりました。
ゲストの語りは、その場を共有していないはずの我々の記憶にも
痛ましい風景を新たに記録させてくれます。

今回のクルーズでは、ゲストのお二人の生の語り(記憶)を
聞きながらもう一度まちを見つめてみました。
経験を共有することのない参加者(他者)同士が一時的に集まり、
残された記録を手がかりに清澄界隈を共に歩くことで、
まちの見え方が一変する、そんな経験の創出に遭遇できたのでは
ないでしょうか。
ゲスト自身も語りを通じ、新たな記憶がよみがえり、
再更新されていく。
その場所はゲストにとっては特別な場所、思い出の場所、
参加者にとっては、縁もゆかりもない場所であっても、
お互いに、あの日、あの時の記録を読み、その後の記憶をたどり、
個々人の中に新しい記憶として記録される。
「あとを追う」ということは、記憶の灯火を絶やさないようにする
再生と更新をくりかえすことでもあり、そして、それをまた記録し
残していかなければならないのだと強く実感した一日となりました。
(G)

2017年3月15日

3/5(日) MOTサテライト 参加作家によるトーク(クサナギシンペイ、松江泰治、毛利悠子)

MOTサテライト2017春 往来往来」の関連イベントとして、3月5日(日)の14時から参加作家であるクサナギシンペイさん、松江泰治さん、毛利悠子さんによるトークイベントを実施しました。

トップバッターはクサナギシンペイさん。

クサナギさんはMOTスペース7(リトルトーキョー)と、MOTスポットE(アライズ コーヒーロースターズ)の2か所に展示をしています。

アライズ コーヒーロースターズに展示しているのは、クサナギさんが2013年に発表した作品集『清澄界隈』に収められている8点。クサナギさんによると、もともとは宮本輝さんの連載のための挿絵として毎月描いたものだそうです。清澄白河エリアを歩いたことのある方は見覚えがあるのはもちろん、そうではない方の中にもなぜか見たことのある風景だと感じる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

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一方、MOTスペース7に展示している作品は、絵の具を何層にも重ねて描いている抽象的な絵画作品です。

具象的な風景は、そこにこめられる情報には限界がある一方で抽象的な風景にはそれより多くの情報を入れられる。いわば「一枚の絵が与える情報の容量がギガからテラに出来る」と思って描き始めたのが、MOTスペースで展示しているような絵画に向かうきっかけだったとのこと。
イラストの仕事はあらかじめ下書きなどをするため、制作途中で予想外に生まれたものを省かなくてはいけないこともあったが、このような抽象的なものはデッサンや下書きはないので、描き始めて、どういう形で出来上がるかは本人も予測ができない、それが面白いし、そういうのが良いと思っている、ということでした。
このスペースでの展示タイトルを『荒野へ』と名づけた理由を問われたクサナギさんは、完成が予測できない制作作業を、松尾芭蕉の『おくのほそ道』を例に出して、行き先を決めない旅のようで、苦しくも面白く、今後の決意もこめてつけたとお話されていました。


続いては松江泰治さん。

本展に参加するにあたりこのエリアを見て歩いても最初は「ピンと来なかった」そうですが東京都現代美術館のある場所はかつて木場(貯木場)だったのだ、と気づいてから、だんだんとイメージが沸いてきたそうです。木場の過去と現在をつなぐようなイメージを撮影したい、となったそうです。

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展示の依頼があればその土地の人より詳しく調べて、その土地の人すら知らないことも撮影してきたという松江さん。美術館からの依頼の場合は、必ず美術館を空撮するようにもしてきたそうで、上記写真に東京都現代美術館も写っています。
普段歩いている通りも、上空から見ると、そのかたちから土地の歴史や背景、そのまちがどのように形成されたかなどが分かります。会場のお客様の中には、松江さんの写真と手元のスマートフォンなどで見る地図を見比べながら聞いている方もいらっしゃいました。

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松江泰治《JP-13 02》

2016年松江さんはトークで、これが今回の「肝」とおっしゃっていました。貯木場は木場から新木場へ。現在貯木場はここと1~2か所しか残っていないそうです。

トークの中では、写真の細部に目を凝らすと気づくものがいくつもあることが明かされ、会場のお客様からは感嘆の声があがりました。これからご来場の方はぜひ会場でお確かめください。

松江さんの作品は、MOTスペース4(赤い庇の旧印刷所)1Fでご覧いただけます。


3人目は毛利悠子さん。

毛利さんは、今回の「MOTサテライト」に参加することになってから、このまちのことを見聞きしただけでなく、縁のある人とこの場所がつながっていたことなどからアイディアマップが一気に広がり、これまで考えていた見えないエネルギーによる現象を作品にしたいというアイディアをもとに「新作をつくろう」となったそうです。

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展示作品のひとつ、《Voluta》はコイル状にぐるぐると巻かれたオーディオケーブルが、電流を流すことで見えないエネルギーが生まれ、磁石がゆれるなどの作用を生み出す作品です。
もうひとつの《鬼火》は、暗い部屋の中で不意に小さな光が明滅する作品です。お客様がこの作品と出会うときには、この場所へたどり着くまでに見た墓地の風景や、この一帯の歴史などを見たり知ったりすることで、科学で説明できることとはまた別の何かを感じることもあるのではないか、とおっしゃっていました。

毛利さんの作品は、MOTスペース5(F邸)でご覧になれます。


(RN)


「MOTサテライト 参加作家による連続トーク」は残すところあと1回となりました。
制作のエピソードなどを作家自らが語るめったにない機会です!
当日先着順ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

参加作家による連続トーク
2017年3月20日(月・祝)14:00-16:00
吉増剛造、カニエ・ナハ、花代、ひがしちか
会場:三好地区集会所(MOTスペース4の北へ二軒隣)
*会場は都合により変更になる場合がございます。定員:40名(先着順)当日直接会場にお越しください。

MOTサテライト 2017春 往来往来は3/20(月・祝)まで!
詳細は⇒http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-1.html

2017年3月10日

3/4(土)カニエ・ナハ「詩と本のワークショップ」レポート

MOTサテライト 2017春 往来往来」のイベントとして、3月4日(土)に江東区立深川図書館3Fホールにて参加作家のカニエ・ナハさんによる「詩と本のワークショップ」が行われました。

会場内には「MOTサテライト」のフェロー・プロジェクト《ラジオ往来往来》のサウンドが流れ、リラックスした雰囲気で、ワークショップが始まりました。
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まず最初に、カニエさんご自身が今回発表されている"のれんの詩"についての創作秘話や、「ラジオ往来往来」で流れている自作の《時報の詩》をいくつか朗読してくださったりして、皆さんの緊張がほぐれてきた所で、ワークショップの説明がありました。

カニエさんが用意してくださった紙ねんど、葉っぱや貝、割り箸など様々な素材、作りたいイメージに合うものを各自が選び、本を作っていきます。カニエさんから「MOTサテライト」でも展示されているのれんの詩「アライズ コーヒーロースターズの詩」のプリントが配られ、「この詩を分解して切ったり貼ったりどんな風にしても自由ですので、良ければ使って下さい。」とお話がありました。また、創作のヒントにと、カニエさんご自身の作品や装丁された本、東京都現代美術館の過去のカタログや松尾芭蕉の俳句の本などたくさんの資料が並べられ、さらにクレヨンや水彩色鉛筆、色とりどりのペンが置かれた机の上は、カラフルなおもちゃ箱のようでした。

★IMG_4851.JPG

時折カニエさんが指ではじいて奏でるカリンバ(アフリカの楽器)の音が心地よく響く中、参加者の方々は真剣に創作に没頭していました。

そしていよいよ作品発表の時間です。

文字をコラージュして色紙でアクセントを付けたリズミカルな作品
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自作の詩を小さな文字で割り箸に書いて、まるで古い木簡のように仕立てられた作品
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文字で出来た虫と文字の一部が虫食いになっている作品
(よく見ると食べられた文字の一部が虫に!?)
ワークショップ 記録画像 虫作品.jpg

展覧会タイトル「往来往来」にちなんで、あの世とこの世を"往来"する風をイメージした作品
往来往来 風作品.jpg

全てをご紹介できないのが本当に残念なほど、どれも個性的で素晴らしい作品ばかりでした!

作品にまつわるエピソードも皆さんそれぞれに込められた思いを語られ、カニエさんも感激されながら、一つ一つに丁寧にコメントされていて心温まるワークショップとなりました。

カニエさん、ご参加いただいた皆さん、素敵な時間を有難うございました!

(広報MN)


「MOTサテライト 参加作家による連続トーク」は残すところあと1回となりました。
制作のエピソードなどを作家自らが語るめったにない機会です!
当日先着順ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

参加作家による連続トーク
2017年3月20日(月・祝)14:00-16:00
吉増剛造、カニエ・ナハ、花代、ひがしちか
会場:三好地区集会所(MOTスペース4の北へ二軒隣)
*会場は都合により変更になる場合がございます。定員:40名(先着順)当日直接会場にお越しください。

MOTサテライト 2017春 往来往来は3/20(月・祝)まで!
詳細は⇒http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-1.html

2017年3月 9日

2/26(日)吉増剛造「深川ポラ・ワークショップ」レポート

「MOTサテライト 2017春 往来往来」の関連イベントとして、2月26日(日)に
江東区立深川図書館にて「深川ポラ・ワークショップ」が開催されました。
大人気の企画だったため、整理券がすぐに配布終了。
当日参加したかった・・・と言う方のために、当日の様子をご紹介します!
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参加者全員に、吉増さんのワークショップ・メモが配布され、それを手がかりに、
複数のスライド画像や映像を見ながら、レクチャーが始まりました。
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本ワークショップは、ポラロイドカメラで様々なチャレンジに挑戦しながら一人、
1回限りの撮影チャンスがあります。撮影後、その写真をもとに、詩を書いていきます。

通常、写真を撮るときは目で被写体を確かめ、撮影します。
けれども今回はそれとは逆に、目を使わないで撮影をすることがルールです。
それは、生活の中で我々が頼りにしている視覚をさえぎることで、
別の感覚を呼びおこすことにつながります。

デジカメ慣れをしてしまっている我々としては、簡単に修正や撮り直し、
又は複数の中から1つのイメージを選ぶことに慣れてしまっています。
一方で、今回のワークショップでは「そのとき」「その場」を大切に、
時には自身のコントロール外での撮影を試してみる最高のチャンスでした。

撮影上のチャレンジは
 身体の位置を低くかまえ、 
 眼を瞑って(撮影直前にアイマスクを着用)、
 常に背後の光にも意識を向け
(振り返ったり、また身体を被写体に戻したりすることで、舞踏的要素が加わります)、
 LEDランプを片手にもって、
 宝貝をさげて、
 ゴヤやゴッホ、雪舟などのイメージが写されているOHPシートをもう一つの
レイヤーとして使って撮影します。

まずは、目隠し用のアイマスク、LEDライトや宝貝、OHPシートなど、
撮影に持参するものを念入りに選んでいきます。
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撮影場所は、公園という非常に慣れ親しんだ風景なのに、なぜか新しい世界に
飛び込んでいくような気持ちでいっぱいになります・・・ カメラを持って、いざ外へ!
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各々が選ぶ場所で、撮影スタート! 即座に撮影場所が決まる方や、
色々なスポットを試行錯誤しながら撮影開始される方など。
同じ公園でも選ぶ場所や撮影の仕方は様々です。
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撮影を終えたら、図書館に戻り数分前に撮ったそれぞれのイメージにあわせ
クレヨン等を使って詩を書いていきます。
その間も吉増さんは丁寧に一人ひとりにお話しをされていきます。
「目を瞑って詩を書いてみてください」
「自分だけにしか解読できない文字で書いてみてください」 
「書いた文字を塗りつぶしていいですよ」など。
 
撮影時よりも増して、皆さんの想像力が膨れ上がっていくのを感じます。
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全員の作業が完了したところで、発表会と講評が始まります。 
限られた時間の中で製作されたとは思えない、非常に私的な世界が繰り広げられます。

発表と講評の間に、美術館スタッフは全参加者の詩をコピーし、
1冊の冊子に仕上げていきます。
応援に駆けつけてくださった、カニエ・ナハさんも
この過程をお手伝いくださいました。
※3月20日(月・祝)は吉増剛造、カニエ・ナハ、花代、ひがしちかさんによる
アーティスト・トークがあります! お見逃しなく!
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イメージと文字のかかわり方や
私たちが慣れ親しんでいる世界をあらゆる方法で捉える方法。
本ワークショップは2時間というとても短い時間の中での活動でしたが、
日々の生活の中でもヒントになるような、貴重な体験でした。 
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

♪次回の関連イベントのお知らせ♪ 
2017年3月11日(土)13:30-16:30
remo読み歩きクルーズ「あの日の"あとを追う"-記録すること、残すこと-」
8ミリフィルムの収集と『あとを追う』を制作したremoメンバーと、記録と記憶に残された界隈を歩きます。
会場:MOTスペース6(平野の旧印刷所)
定員:10名程度(整理券制)
企画・進行:松本篤(remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織])
当日11:00よりMOTスペース3(深川資料館通り商店街協同組合事務所)にて整理券を配布いたします。
※参加ご希望の方は、予めMOTスペース6(平野の旧印刷所)内にある冊子『あとを追う』の一読をお勧めします。

(広報 OHR)

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「MOTサテライト 2017春 往来往来」は様々なイベントを予定しています。
イベント情報に今後のイベント予定をお知らせしていますので、ご覧ください。
みなさまのご参加をお待ちしています。
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