2012年01月20日

再訪問

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この時期、都内の小学校では、こどもたちが取り組んできた
図工の成果を発表する校内展覧会が行われています。

昨年度「アーティストの一日学校訪問」で、
作家の泉太郎さんとおじゃまさせていただいた、
台東区立忍岡小学校から、校内展覧会で、
泉さんと一緒に制作した映像作品を展示しますと
ご案内をいただきました。

そこで、さっそく泉さんと行ってきました。
再訪問です!(写真)

広い体育館に、所狭しと並べられたこどもたちの作品の
中にまじって、その作品はありました。

明らかに図工の教科書にはのっていない“映像作品”です。
しかも、その作品の仕組みが体験できるよう、
参加体験型のコーナーも設置されていました。

この作品は、2台のカメラを使って、ビンやコップなど
オブジェの中に自分が入ったり、登ったりしているように見える
映像の合成を応用した作品です。

授業を行った6年生のこどもたち(当時5年生)の、
教室に1年ぶりに突如現れた泉さんを見るや否や、
「あっ!泉さん!!」と興奮気味に声をだし、
「サインちょうだい!!」と駆け寄ろうとして先生に制される場面も。。。

みんな、すっかり背も伸びて、大人っぽくなっていました。
展覧会場では、自分たちが泉さんと一緒に作った作品を
懐かしそうにながめたり、体験コーナーにチャレンジしたり、
やっぱりサインをせがんだりと、しばし、泉さんと交流しました。

こどもたちと再度出会える機会はなかなかないもので、
またこうして展覧会という形で、訪問授業の成果が、
発表されるのは、美術館としても、作家としても
うれしいものです。

いつまでも、泉さんと一緒に楽しんで行った授業を
忘れないでいてくださいね。(G)


2012年01月09日

練習をみるのはかっこわるいことか?

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新年あけましておめでとうございます。
本年も教育普及プログラムブログをよろしくお願いいたします。

さて、新年初回は、現在開催中のブルームバーグ・
パヴィリオン・プロジェクト※第2弾「音楽からとんでみる3 蓮沼執太」
(1月15日まで)の関連企画、第45回MOT美術館講座の報告です。

(※現代美術館の敷地内に建てられたパヴィリオンを舞台に、
1年間に渡って若手のアーティストの個展や公募展、パフォーマンス
などを開催していくプロジェクト)

「練習をみるのはかっこわるいことか?」と題し、1月7日(土)に
音楽家である蓮沼執太の練習風景をみなさんに見てもらう
蓮沼執太フィル公開リハーサル/アーティスト・トークを開催しました。

蓮沼さんは、自らが率いるメンバーからなる「フィル」と呼ぶライブ活動もしており、
メンバーは流動的ですが、今回は総勢13名での練習を公開しました。
(写真:上、キーボードが蓮沼さん)

観客は出入り自由で、好きな場所や位置から練習を見ることができ、
気になるミュージシャンたちのすぐ近くで演奏の様子をうかがうことができます。

また、練習なので何度も演奏をやり直したり、
まだあまり形になっていない曲を聴くことができたり、
メンバー同士のやり取りなどを直に体感できる、
ちょっとかわった音楽体験となりました。

この公開リハーサルを見て、これは本当に練習なのか? 
いやリハーサルという名のライブなのではないかと頭の中が
混乱しつつも、その場にいた観客のみなさんも思い思いの見方で
この目の前の出来事を楽しんでいたように思います。(G)


2011年12月21日

今年最後の団体鑑賞

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今日は今年最後の団体鑑賞の学校がきてくれました。
江東区立有明小学校5年、6年生のみなさんです。

3チームにわかれて、各チームに教育普及担当の学芸員がついて
コミュニケーションをとりながら一緒にみてまわりました。

はじめにこどもたちの代表から美術館スタッフにむけて
「今日、美術館にくるのを楽しみにしていました。
体全体で美術を楽しみたいと思います!」と挨拶がありました。

現代美術館の作品の中には、作品を前にただみるだけでなく、
音をきいたり、中にはいったり、寝っころがってみたり、
近づいてみたり、離れてみたりと体全体を使った鑑賞ができます。

なので、リクエストにお応えし、体を使って鑑賞できる作品を
メインに見て回りました。

写真は、大岩オスカールの≪お客様≫という作品。
実はこの作品一見するとレトロな街の風景にみえますが、
ちゃんと「お客様」がいるのです。

このことを伝えると、こどもたちは一斉に「えーッ!!」と
驚きの声を上げます。
どこにいるかというと、作品から離れてみると気が付きます。
みんなはサーっと後ろに下がって、「どこ?どこ?」っと
目を皿のようにして見つめます。

そのうちひとりが「あっ、いた!」というと、「ほんとだ、いた!」と
だんだん見つかっていきます。

そうこうするうちに全員が発見してくれます。

そして、実は「ネコ」もいるんだよねと伝えると、
発見する要領を得たこどもたちは、
作品から離れたり近づいたりしながら、次々にネコを発見してくれました。

こちらがひとつのきっかけを与えると、こどもたちは
どんどん自分たちで、作品の世界にはいっていきます。

われわれ教育普及担当の学芸員は、作品とこどもたちのと間を
つなぐ橋渡しをしているにすぎません。

今年もたくさんのこどもたちと作品の間をつなぎました。
それは自由時間の鑑賞の様子や、後日いただくこどもたちからの
感想やお礼のお手紙からうかがい知ることができます。

来年もまた、たくさんの橋渡しをしたいと思います。(G)

2011年12月16日

美術っておもしろい!

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今日は先日に引き続き江東区立平久小学校5年生の
みなさん29名が来てくれました。

美術館に到着して早々、入口にあるヤノベケンジの
《ロッキング・マンモス》に興味津々。

「先生!みてみて!これってエンジンがあるから動くよ!」
「乗ってみたい!」
「でも、どうやって動くんだろう?」
ツアーが始まる前から、既にこどもたちの頭の中には
「?」が登場しています。

ツアーは、2チームに分かれて学芸員と一緒に4~5点の作品を鑑賞。
みなさんいっぱいの「?」を見つけて質問をしてくれました。

自由時間にはピピロッティ・リストの《A Liberty Statue for Tökyö》の中で
(この作品はなんと中に入って楽しめるのです!)、
「恐い~ッ」と隣の子と抱き合う子たちがいる一方で、
その横で「なごむ~」といって寝転がって寛いでいる子も。

また、他の作品の前ではお互いの意見を交わし、
議論をしているこどもたちも。

作品って本当にひとりひとりの感じ方が違うもの。
みなさんの姿から改めてそんなことを実感していると、
帰り際にトトトッと近寄ってきた女の子が
「美術っておもしろい…。」と小さな声で教えてくれました。

きっと今日のツアーの中で、彼女と作品との距離が
ぐっと縮まって作品から何かを感じとって心が動かされる
瞬間があったのだろうなぁと思います。
そんな素敵な瞬間をもっと多くのみんなに体験して
もらいたいと思う一日でした。(F)

2011年12月15日

盛りだくさんな美術館体験

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今日は、足立区立寺地小学校6年生約40人が
貸し切りバスでやってきました。

朝の開館から、お昼を挟んで午後2時までの滞在で、
鑑賞した展覧会は、MOTコレクション、
企画展(「建築、アートがつくりだす新しい環境」)、
野外のブルーム・バーグ・パヴィリオン「蓮沼執太」展、
そしてアンソニー・カロの≪発見の塔≫にのぼって帰りました。

実に盛りだくさん!

みなさん、現代美術館ははじめてとのこと。
はじめのあいさつで、美術館という場所の印象を
きいたところ、絵がある、彫刻があるなど一般的な
印象をおしえてくれましたが、これから見る現代美術館の
作品は、絵や彫刻というふうに判断できないものもたくさんあります。

でも、そこはこどもたち、はじめて出会う現代美術作品にも、
躊躇なく思ったことをどんどんお話ししてくれました。

中には、ある作品のタイトルが「無題」ということを聞いて、
「どんな魚? 鯛?」と聞いてくる微笑ましい場面も・・・。

学校が用意したワークシートには「気になる作品」を6作品
選ぶようになっていましたが、あっというまに埋め尽くされていく
様子を見て、気になる作品がたくさんみつかって、こちらもうれしくなりました。

未知なる作品との出会いは、自分の新たな感性に目覚めるチャンス!
今日来てくれたこどもたちの帰り際の満足げな表情をみて、
そんなことを実感した一日でした。(G)


からだをつかってみる美術

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美術館からほど近い、江東区立平久小学校から、
5年生30人が来てくれました。

まずは、美術館スタッフのおすすめ作品を何点か
見てまわりました。
みなさんは、作品を見るたびに興味を示してくれました。
たくさんの寄り道をしながらののんびり、じっくりとした
鑑賞ツアーとなりました。
(今までで最多寄り道だったかも…?)

音を聴く作品を体験したり(写真)、
作品のまわりをぐるぐるまわって見える色の変化を楽しんで、
好きな角度を発表し合ったりしました。
寝転がって見た作品では、
床のひんやりした感触も同時に感じながら鑑賞ができました。

今回は、からだを目いっぱいつかって
元気に鑑賞を楽しむことができたと思います。

これからも、美術館をからだいっぱいに楽しんでくださいね。
(インターンY.T)

2011年11月30日

名探偵!

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今日は、ぽかぽかしたお天気のもと、
江東区立北砂小学校5年生のみなさんが来てくれました。

美術館まで歩いてこられる小学校ということで、
前に美術館に来たことを覚えていたり、
江東区民まつりの美術館ブースに来たことを話してくれたり。
さすが、美術館が近いだけに、
美術館を身近に感じてくれているようです。

みなさんは鑑賞中も、色々な作品に興味津々な様子。
寄り道しながら美術館スタッフおすすめの作品を見ました。
「遠くから見ると線が浮き上がって見える!」
「作品の素材がわかる証拠を見つけた!」
みなさんはまるで作品のヒミツを明らかにする名探偵のように、
それぞれの作品に注目してくれました。

写真は自由鑑賞時間のときのものですが、
縦横無尽に展示室をまわりながら、
それぞれお気に入りの作品を見つけに行く様子が分かります。

今日は、まだまだ見たい!という中で学校に帰って行きました。
現代美術館はご近所なので、
また、お気に入りの作品に会いに遊びに来てくださいね。

(インターンY.T)