2010年03月11日

今日の気持ちは何色?

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今日は現代美術館の常連校のひとつ、
港区立赤羽小学校4年生のみなさんが、
午前、午後と分かれてきてくださいました。

2クラス一度にまとめて来る学校も多いのですが、
このように1クラスずつ来てくれると少人数でまわれるので、
じっくりと作品と向き合うことができます。

本日は、図工の先生からのリクエストもあり、
現在展示中の「ポップアート」の作品を中心に見ました。
リキテンスタインの《ヘア・リボンの少女》や
ウォーホルの《マリリン・モンロー》を見ながら、
どんな色が使われているのか、
どんなものが描かれているのかなど、
ポップアート独特のカラフルな色使いや
主題などを交えながらのトークとなりました。

10点組のウォーホルの《マリリン・モンロー》は、
一点、一点は、同じマリリンなのですが、色が全て違います。
明るい色から暗い色まであります。
はじめに、こどもたちに
「今日の自分の気持ちを表す色使いの作品はどれ?」と
問いかけ、10点の中から選んでもらうと、
みんなすぐに今日の気持ちの作品を選んでくれました。
「今日は、暑いからこの派手なやつ!」
「ちょっといやなことがあったの、暗いの・・・」
「元気なので、明るいこれ!」
マリリンを通じ、クラスのお友だちのそれぞれの
今日の気持ちを知ることができました。

みなさんも、自分の気持ち探し、ぜひやってみてください(G)

2010年02月24日

いろいろみえる! 豊洲小学校5年2組

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先週から引き続き、
クラスごとに3回に分けて見学に来てくれている豊洲小学校のみなさん。
いよいよ今回は5年2組のみなさんです。

はじめに3チームに分かれて話し合いながら見学しました。
同じ作品を見ても、クラスによって反応や意見が全く違います。
ネトの≪フラワー2≫→≪重い手≫→≪ヘア・リボンの少女≫とまわって、
岡崎乾二郎の2つの作品を見ました。

2つの作品の関係を考えてもらった後で、
どこの部分を見て同じだと気付いたかを教えてもらいました。
そしてみんなで確認していくうちに、
描いた形だけが同じなのではなく、
絵の具の盛り具合やかすれ具合などの
描き方の質感も同じにしてあることにみんなが気付きました。

みんなで確認するにあたって
どの部分のことを言っているのかが全員にわかるように、
「右下の太陽みたいなところ」というように何かにたとえて教えてくれるのですが、
「あそこのイヌみたいなところ」
「左の真ん中あたりのゾウみたいな形のところ」など、
今回のみなさんは生き物の形をたくさん発見してくれました。
ほかにこの2つの作品の中に、みんなが見つけた生き物は
ラクダ、マンボウ、チョウチョ、ヘビ、サカナなどなど。
こどもたちには作品タイトルを教えていないのに、
タイトルに登場する「蛇」「蝶」「象」が出てきたことには驚きました。

ひとりひとりが見つけたことや思ったことを聞いていると
時間がいくらあっても足りません。
感性と想像力豊かなみなさんと楽しく作品を見ることができました。
こどもたちもきっと、
みんなで作品を見ながら話をすることの楽しさを感じてくれたことでしょう。
3回にわたってこどもたちを連れてきてくださった図工専科の先生に感謝です。
                                          (武)

2010年02月21日

自分だけのお気に入りを探す旅!

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今年度最後のギャラリークルーズは小学校3年生から6年生を
対象とした「こどもギャラリークルーズ」。(2月20日、21日実施)
「ぼくのわたしのおすすめMOTコレクション」と題し、
美術館スタッフ(教育普及インターン2名)と一緒に、
常設展示室内でスタッフおすすめの作品3点を鑑賞したあと、
こどもたち一人ひとりが、自分の眼で、おすすめ作品をさがして、
「おすすめシート」を作成し、展示室内で発表しました。

「おすすめシート」は、自分で考えたおすすめの名前「おすす名」、
そしてその理由、該当作品のスケッチでまとめました。

スタッフと一緒の鑑賞時には、岡崎さんの床に置かれたタイル作品の上を歩き、
「おふろみたい!」「ざらざらとつるつるなところがある」とか、
白髪さんの作品が足で描かれたことをしって「においがしそう!」などなど、
自分が感じたことをあれこれ自由に発言してくれました。

楽しく、会話しながら鑑賞したあとは、おすすめ作品選びです。
作品をさがしている表情は、真剣そのもの。
いろいろな角度からながめたり、作品を隅々まで見ているすがたが
印象的でした。
さて、さて、結果は・・・。

●おすす名:「ちんちん、鼻水」、理由:すわってきもちよかったから
(該当作品:エルネスト・ネト≪Flower2≫)
●おすす名:「トヨタマンモス」、理由:トヨタの古い車を分解していろいろな部分を
使ってこんな大きなものをつくるというところに感心したから。
(該当作品:ヤノベケンジ≪ロッキングマンモス≫)
●おすす名:「さかんな農業」、理由:とてもあかるい絵だから。
(該当作品:北川民次≪農漁の図≫)

約200点もある展示作品の中から、選んでくれたおすすめ作品を見ると、
こどもたち一人ひとりがどんなことに関心を示したか彼らの心の中を
うかがいしることができます。そして、それらを通じ作品の新たな魅力に
気がついた2日間となりました。(G)

2010年02月20日

見て描いて~白鳩第二保育園

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美術館にとって定期的に訪れてくれるお客様の存在は、
とても心強く嬉しいものです。
今日はそんなお得意様の中でも、
一番小さくて可愛い存在~保育園のこどもたちが
美術館にやってきてくれました。

白鳩第二保育園は江戸川区にある保育園ですが、
1年に1回、こうした見学会を実施していて、
今年ですでに数回目になりました。

保育園児のためのプログラムといえば、
当館では「ひよこツアー」がありますが、
こうして園でまとまって団体見学に来てくださるというのは、
まだまだ珍しく特色ある活動です。

さて今回は通常やっている鑑賞ツアーに加えて、
園の先生の発案で、
簡単なアクティビティを加えてみました。

①展示室で抽象絵画を見る。
②自分のお気に入りの形を選ぶ。
③それを紙に書いてもらう。
④好きな色を選んでクレヨンで塗ってもらう(別室で)
⑤それをみんなで持ち寄り、組み合わせてみる

自分の手を動かす要素が入ると、
こどもたちはぐっと興味も増して楽しそうです。

こどもたちにとっては初めての美術館体験。
これを機に、
美術館マナーもきちんと守れて、楽しく美術を鑑賞できる、
“美術ファン”に育ちますように!

(注記)
*白鳩第二保育園はこの4月から
 ベルカント保育園に名前が変わるそうです。
*当館のひよこツアーの様子はこちら
  ↓
http://www.mot-art-museum.jp/blog/edu/2009/09/post_244.html
(C.M.)

2010年02月17日

もしも担任の先生が・・・? 豊洲小学校5年3組

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昨日に引き続き、豊洲小学校の5年生が見学に来てくれました。
今日は5年3組のみなさんです。
クラスごとの来館により、1チームの人数も比較的少ないので、
一人ひとりと対話ができ、こどもたちの話もたくさん聞くことができます。

最初に3チームに分かれて展示室をめぐります。
アトリウムにあるエルネスト・ネトの≪フラワーⅡ≫では、
まずにおいに気付きました。
どんなにおいか聞いてみると
「焼きそばのにおいみたい」「保健室のにおいみたい」など
いろいろなことを思い出したようです。
そのあとで「この作品で気になるところは?」と聞いてみると、
みんな足元を指差しました。
これは何かと聞いてみましたが、みんな座るものとわかっていました。
なかには「作家の人が休むため」という優しい意見もありました。素敵です。
そこでみんなで並んですわって話をすることにすると
「わー気持ちいい!」という声があちこちから。
クッションに座りながらネトについてどんな人なのかを想像してもらいました。
髪の毛は長いか短いか?髭は?眼鏡はかけている?やせている?
そのあとでネトのポートレート写真を見せると、
想像していたイメージと違った人もいたようでしたが、
「もしもネトが担任の先生だったらどう?」と聞くと
「楽しそう」「おやじギャグを言いそう」「一緒に遊んでくれそう」など
いろいろ思うところがあるようです。

自由見学の時間もクッションにくつろぎながら
ネトの作品を楽しむ姿が見られました。
また来てくださいね。
(武)


2010年02月16日

草上のピクニック? 豊洲小学校5年1組

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学校の近くのバス停から路線バスに乗って来てくれた豊洲小学校。
図工の先生がクラスごとに日を分けて来館できるように配慮してくださり、
この日はまず、5年生3クラスあるうちの1組のみなさんが来てくれました。
開館と同時にはじめに3チームに分かれて見学です。

岡﨑乾二郎の展示室では、0号サイズの作品をみながら、
「トーストにバターを塗ったみたい」と、
絵の具の伸びの気持ちよさを感じていました。
そして、当館の収蔵作品である2枚の岡﨑作品を見て
その2つの作品の関係を考えてもらいました。
みんな15秒ほどじっと眺めた後・・・誰かが、「違う色で同じものを描いている!」
そのあと口々に「あっ!」「ほんとだ!」とみんなの「モヤっと」が解消されていきます。
そして、「あっ、でも、違うところもある」「描いてないところもある」
「あそことそれとか」「あのにょろっとしたのとか」・・・。
「あの緑色のかたちはキュウリみたい」などなど、いろんなことをどんどん思いつきながら、
みんなは2枚の大きな絵をみるみるうちに隅々までしっかり観察しています。
抽象画を隅々までじっくり鑑賞することは
大人にとってもなかなか難しいことなのだと思いますが、
こどもたちは豊かな想像力をつかって抽象画の鑑賞を楽しんでいました。

その後各自で作品を鑑賞。
作品の中に入ることができるタイル作品を
足の裏や手で触れながら鑑賞している様子は
作品の色合いと相まって、まるで草上のピクニックのようで、とっても素敵でした。

バス1本で行き来できますから
近所の遊び場のひとつとして
ぜひまた作品に出会いに来てくださいね。
                     (武)

2010年02月13日

高校生の胸の内とは 都立新宿高校2

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1月に「アーティストの1日学校訪問」で一度やってきた都立新宿高校。
この日が写真家・石川直樹さんによる第2回目の授業です。
2回目、とはいっても、
実は前回の授業の後で石川さんの作品を実際に見るべく
先日みなさんは写真美術館に出掛けて、石川さんのお話を聞いていました。
ですので、石川さんと会うのは実は3回目。
そんなちょっとうちとけた雰囲気の中、生徒さん達の撮影した写真を見ていきます。

自宅近くの風景を撮る人、家族を撮影した人、自宅の中にある日常的なものを撮影した人など、
撮影したものも人それぞれです。
ある生徒さんの撮影した写真では、どれも光が重要なポイントとなっていて、
撮影者が光というものに反応していることがわかりました。
石川さんが本人にそのことをたずねてみると、
それほど意識して撮影したわけではないとのこと。
どうやら、一人ひとりのこだわりが知らず知らずのうちに写真にあらわれてくるようです。

その後、石川さんから
「みんなが今考えていることを話してほしい」という提案があり、
生徒のみなさんに、将来なりたいもの、いま夢中になっているものなどを話してもらいました。
生徒同士も、先生も初めて聞く話もあったようで
改めてお互いを知る時間にもなったようです。
それぞれが、いろいろなことに悩んだり迷ったりしながら、
充実した素敵な青春時代を送っている様子がわかりました。

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授業の最後に、石川さんが生徒さんのポートレートを撮影しました。
ちょっと照れながらも、カメラの前にしゃんと立つ姿はみんなとても素敵でした。
今度はぜひ、現代美術館にも石川さんの作品に会いにいらしてくださいね。
                                        (武)