美術図書室

MUSEUM OF CONTEMPORY ART TOKYO

本日開館本日休館大規模改修工事のため中〜:~:-ーabcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789

普及プログラム「MOT美術館講座」

現代美術を多彩な切り口で紹介するレクチャー、パフォーマンス、コンサート

美術界の第一線で活躍する作家や研究者をお招きして、現代美術の楽しみかたや親しむためのポイントを
解説・講義・実践するプログラムです。

プログラムのご案内

現在募集中のプログラムはありません

MOT美術館講座活動報告

第53回MOT美術館講座
MOTコレクション「コレクション・オンゴーイング」関連企画
「豊嶋康子レクチャー ―ほかの見方」

講師:豊嶋康子(美術家)
日時:2016年4月3日(日)15時30分~17時
※手話通訳つき

今年度最初のMOT美術館講座は、現在開催中のMOTコレクション
「コレクション・オンゴーイング」にて特別展示を行っている
美術家の豊嶋康子さんにレクチャーをお願いしました。

豊嶋さんは、90年代よりアーティストとして
活動を開始し、近年あらためて注目を集めていらっしゃいます。
今回の特別展示は、収蔵作品に特別出品を交え、作家自身の
インスタレーションによって構成されています。

本レクチャーでは、豊嶋さんの膨大な作品群の中から
自らセレクションした作品をスライドで見せながら、
そのコンセプトや制作経緯について語っていただきました。

豊嶋さんがレクチャーのタイトルに付けられた「ほかの見方」。
裏面を覗き込まないと細工がわからない作品=〈パネル〉シリーズを観る者は、
既成概念にとらわれがちな自分に気づかされます。
「自らが社会の中でどのように形成されているのか」という問いかけが、
あらゆる作品となって表出していることを、丁寧に解説してくださいました。

なお、今回の講座では試験的に手話通訳を導入し、
今後の当館におけるアクセスプログラムの実用の可能性も探りました。
実際に聴覚に障害のある方も数名ご参加いただき、
運営についてのご意見も頂戴することができました。


第51回MOT美術館講座
「オノ・ヨーコ|私の窓から」展関連企画 レクチャー
「前衛の源流を考える―戦前と戦後をつなぐ」

講師:五十殿利治(筑波大学教授)
日時:2015年11月21日(土)14時~16時

第52回MOT美術館講座
「東京アートミーティングⅥ"TOKYO"―見えない都市を見せる」展関連企画 レクチャー
「YMOと80年代、その文化的展開」

講師:宮沢章夫(劇作家・演出家・作家)
日時:2015年12月23日(水・祝)15時~17時

2015年の11月・12月に、企画展関連企画として2回にわたり
MOT美術館講座を開催しました。



まず、「オノ・ヨーコ|私の窓から」展の関連企画として、
11月21日(土)に「前衛の源流を考える―戦前と戦後をつなぐ」と題し
レクチャーを行いました。

小野家の戦前における美術との関わりを中心に、
ロシア・アヴァンギャルドや大正期新興美術運動を専門とする
筑波大学教授の五十殿利治氏にご講演いただきました。

オノ・ヨーコの伯母の姉にあたるワルワーラ・ブブノワが執筆し、
父・小野英輔らが翻訳した「現代に於けるロシヤ絵画の帰趨に就て」。
この論文が日本にもたらしたロシアの前衛芸術について、
また、従兄弟である石井茂雄の戦後の活動についても紹介されました。

参加者をみると、「オノ・ヨーコ」展の観覧者層と同様に女性が多く、
熱心にメモを取る様子が見受けられました。
講演後にいただいたアンケートでも「今後作品を見る時の参考にしたい」
との声がありました。




12月23日(水・祝)には、「"TOKYO"―見えない都市を見せる」展の
関連企画として、レクチャー「YMOと80年代、その文化的展開」を開催しました。

講師は劇作家、演出家、作家として活躍されている宮沢章夫氏。
本展覧会中のキーワード「文化事象としてのYMO」の展示をキュレーションした
宮沢氏は、80年代から東京のカルチャーの現場に深くかかわってきました。
80年代を象徴するアーティスト・YMOから派生した非身体的文化や、
お笑いを中心としたサブカルチャーについて、
当時の貴重な映像を交えてお話しいただきました。

宮沢氏の講演会によく来られる方にお話を振られるなど
アットホームな雰囲気の中で、鋭い論説が展開しました。
質疑応答では、放送作家の倉本美津留氏との掛け合いもみられました。

作家や研究者をお招きし、現代美術に関する講座やイベントを行うMOT美術館講座。
現代美術をより深く鑑賞する手立てになれば幸いです。

第50回MOT美術館講座
開館20周年記念MOTコレクション特別企画「コレクション・ビカミング」関連企画レクチャー
「現代美術の修復について」

講師:斎藤 敦(修復家)
日時:2015年2月15日(日)15時~17時

開館20周年を迎える東京都現代美術館の収蔵品は、その前身となった東京都美術館時代のコレクションを含め、現在4,700点にのぼります。
これらの収蔵品を常時保存・公開していくうえで、作品の状態調査や修復は欠かすことのできない作業です。
なかでも、現代美術の作品は素材や技法が多様化、複雑化し続けています。
従来とは異なる技法が用いられたり、長期の保存には適さない素材が使用されたりするため、その修復に多くの困難や課題が生じています。
本講座では、当館でも多くの作品修復に携わってきた修復家の斎藤敦氏を迎え、現代美術における修復の実態や、作家との協働を含めた作品保存の意義について考える機会としました。