東京都現代美術館
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未来都市の考古学  展覧会概要


「未来都市の考古学」というタイトルのもとに開催されるこの展覧会は現代において考えられている未来都市についてのものではなく、各時代におけるその時点での「現在」からみた未来都市について通覧する展覧会です。各時代における都市の未来像は、その時点における都市のあり方が反映されたものであり、ある意味においてそれは時代ごとのユートピアをあらわしたものになっています。これらの計画は、単なる夢想に終わったか、もしくは一部が実現したにすぎませんが、最新の技術であるコンピュータ・グラフィックスを用いることにより、こうした過去に存在、もしくは実現しなかった都市の空間特性を読みとり、その空間を疑似体験することが可能になっています。

今回の展覧会では、古代ローマ都市の復元およびルネッサンスの理想都市を導入部として、ピラネージ(18世紀イタリア)の都市のイメージ、フランス革命期(18世紀)におけるブレ、ルドゥー、ルクーによる幻視の建築、19世紀フランスのエコール・デ・ボザール、20世紀初頭のガルニエによる工業都市、20世紀におけるイタリア未来派、ロシア構成主義およびル・コルビュジエ(フランス)等によるモダニズム都市、ドイツのファシズム都市、1942年のローマ万博都市、1960・70年代のイギリスにおけるウォーキング・シティ、といった計画等について、ドローイングや建築模型に加え、コンピュータ・グラフィックスを用いて構成・再現を行います。特にルドゥーによる「ショーの製塩都市」は、ヴァーチャル・リアリティ(仮想現実)による建築空間の疑似体験という展覧会としての新しい形式を提示するものになっています。
靉嘔 ふたたび虹のかなたに
田中敦子―アート・オブ・コネクティング
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