展覧会概要

イギリスが生んだ20世紀を代表する画家のひとりであるデイヴィッド・ホックニー(1937-)は、1960年代に本格的に画家として活動を開始してから現在に至るまで、常に斬新で平明な絵画性を探究してきました。彼の創作の範囲は、ペインティングをはじめ、写真、版画、そしてオペラの舞台美術にまで及び、数多くの作品を発表してきました。

なかでも版画は、ホックニーがまだ学生であった10代の頃から取り組んできた技法のひとつであり、現在に至るまでほぼ継続的に制作を行ってきました。彼は主に銅版画とリトグラフを制作してきましたが、常にその多才さの証明であるかのように幾度かスタイルを変え、新しい技法を開拓しつつ版画制作を行ってきています。

本展では、彼のこうした版画芸術に焦点を絞りその約40年間にわたる活動の全容を紹介します。最初期にあたる学生時代の作品(1954-62)をはじめとして、ロサンゼルス移住以後の《ハリウッド・コレクション》(1965)、ムーヴィング・フォーカス・シリーズ(1984-86)等の作品、カラー・コピーによるホーム・メイド・プリント(1986-88)を経て、新しい空間表現を目指す1990年代の動向に至るまでを、およそ300点の色彩豊かな版画作品によってたどります。さらに、最新作のインクジェット・プリントも紹介します。本展は、ホックニーの版画制作における革新的な活動とその魅力の全てを明らかにする日本で初めての機会となることでしょう。


展覧会情報

会 期
19961010日(木・祝)~1215日(日)
休館日
月曜日(ただし114日は開館、115日は休館)
開館時間
10001800(金曜日は2100まで) 展示室入室は閉館30分前まで
観覧料
一般1,000円、児童・生徒500円
主 催
東京都現代美術館
後援
ブリティッシュカウンシル
協力
BMW Japan Corp.



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