展覧会概要

冷戦の時代、東西に分断された都市として独特の緊張感のもとにあったベルリンは、1989年の衝撃的な壁崩壊からドイツの新しい首都となるまでの10年間に、大きな変化を遂げました。この間、ベルリンのアートもまた、さまざまな新しい動きによって注目を集めてきました。
この時期に新たにベルリンを拠点に活動するようになった芸術家たちは多く、またすでに80年代からベルリンで活動していたアーティストも、現在の多彩な状況を考える上で見逃すことができません。

80年代終わりまで絵画中心だったベルリンを変えたのは、美術そのもののあり方を振り返って模索したフリッツ・バルトハウス、マリア・アイヒホルン、ウルリーケ・グロスアルト、エラン・シェルフら、当時の西ベルリンのアーティストたちでした。同じ頃東ベルリンでも、ツウィン・ガブリエルら新しい世代の作家たちが新風をもたらしました。

壁の崩壊とともに、その場限りの一時的な展示を可能にする新たな創作の場が見出され、所有者が明らかでなくなった建物をアートが占拠する光景も見られました。こうして、建築、デザイン、映画、音楽、ファッション、クラブ・カルチャーなどさまざまな領域と結びついたベルリン特有のアート・シーンが生まれたのです。

本展は1989-1999年のベルリンの美術を、14組のアーティストの、主にインスタレーション作品によって切り取る試みです。同時に、90年代のベルリンにおけるグループの活動やプロジェクトを紹介します。


展覧会情報

展覧会名
QUOBO ベルリンのアート 壁崩壊から10年
会 期

2002年9月21日(土)〜2002年11月24日(日)
休館日
月曜日(ただし9月23日、10月14日、11月4日(月・祝)は開館・9月24日、10月15日、11月5日は休館)
開館時間
10:00〜18:00 金・土曜日は夜間開館10:00~20:00(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般800円、学生650円、中高生・65歳以上400円、小学生無料
主 催
財団法人東京都歴史文化財団/ 東京都現代美術館/ 東京ドイツ文化センター
特別協力
ifaドイツ対外文化交流研究所


アーティスト

フリッツ・バルトハウス Fritz Balthaus
アネッテ・ベゲロウ Annette Begerow
モニカ・ボンヴィチーニ Monica Bonvicini
マリア・アイヒホルン Maria Eichhorn
ニーナ・フィッシャー/マロアン・エル・サーニ Nina Fischer/Maroan el Sani
アディブ・フリッケ Adib Fricke
ウルリーケ・グロスアルト Ulrike Grossarth
インゲス・イデー Inges Idee
ラウラ・キカウカ Laura kikauka
カールステン・コンラート Karsten Konrad
カールステン・ニコライ Carsten Nicolai
アルブレヒト・シェーファー Albrecht Schafer
エラン・シェルフ Eran Schaerf
ツウィン・ガブリエル (e.) Twin Gabriel


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