展覧会概要

多量の情報を距離や時間に関わりなく瞬時に交信できる情報化社会は、バリアフリーや新たなネットワークの形成をもたらしました。しかし、意識や経験は記号化され、人と人とのつながり、時間や地域の感覚、自己の存在までもが希薄になるなど、私たちの知覚や認識のあり方に大きな変化をもたらしています。

癒しや自然回帰、伝統回帰という近年の風潮は、高度情報化に違和感を覚え、プリミティブな関係を求める人々の意識の現れといえましょう。ところが、この活動そのものが多分に情報に負っており記号化されています。

第8回目となる今回のMOTアニュアルでは、このような近年の風潮を敏感にとらえている5名の作家の作品を紹介します。秋山さやか、加藤泉、しばたゆり、千葉奈穂子、中山ダイスケは、表現方法はさまざまですが、高度情報化社会の中でのコミュニケーション、知覚や認識の危うさを露にし、地域や社会など身の回り関係を自らの立ち位置から見つめ直す作業をしている作家たちです。

展覧会を通じて、意識しなければ見過ごしてしまう人と人との関係や人やモノの関わり、自分自身の存在について考える機会になれば幸いです。


展覧会情報

会 期
2007年2月20日(土)-4月1日(日)
休館日
月曜日(ただし、2月13日は開館、2月13日は休館)
開館時間
10:00-18:00(入場は閉館の30分前まで)
会場
東京都現代美術館 企画展示室 3F
観覧料
一般 900円 (720円)、 学生720円 (570円)、 中高生・65歳以上450円 (360円)
※ 小学生以下無料
※ ( )内は20名様以上の団体料金
※ 企画展のチケットで「MOTコレクション」もご覧いただけます。
同時開催の「中村宏展 図画事件1953-2007」展と合わせてご覧いただけるセット券もございます。
一般1,500円 (1,200円)、 学生1,200円 (1,080円)、 高校生・65歳以上750円 (670円)、 中学生650円 (580円)
主 催
財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
助 成
財団法人アサヒビール芸術文化財団、財団法人地域創造
協 力
EPSON、深川資料館通り商店街協同組合


アーティスト

千葉奈穂子
中山ダイスケ
秋山さやか
加藤泉
しばたゆり


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