展覧会概要

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「Cell」という概念をもとに、先鋭的な彫刻・空間表現を展開する名和晃平(1975年生まれ)の個展を開催します。名和はビーズやプリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど流動的な素材・メディアを情報社会における感覚や思考のメタファーとして扱い、デジタルとアナログの間を揺れ動く身体と知覚、感性のリアリティを表現しています。本展では、国内外での多数の受賞・発表をふまえ、パラレルに姿を変える名和作品の根幹を各カテゴリーの方向性や相互の関係から探り、そこにかいま見える今後の姿を追求します。 BEADS / PRISM / LIQUID / GLUE / SCUM / DRAWINGなどのカテゴリーに新たな展開を加え、音楽やファッション、プロダクトデザイン領域とのコラボレーション、パブリックアート、プロジェクトチームによる制作などを通して、国際的に活躍する作品世界の魅力が紹介されます。また、手法そのものの開発からスタートする表現スタイルなど、名和作品の多義的な創作のありかたを探ることによって、そのすぐれた造形性、表現の拡がりや可能性を呈示します。
名和は「映像の細胞PixCell=Pixel(画素)+Cell(細胞・器)」という概念を通して、感性と物質の交流の中から生じてくるイメージを追求しています。彼は自らを「彫刻家」としながらも、私たちが、感性と物質を繋ぐインターフェイスである「表皮」の質を通して対象をリアルに感知・認識していることに注目し、その表現領域をさらに拡げつつあります。本展は、その卓越した表現力の源とは何か、そして次世代の創作のあり方について考える貴重な機会となるでしょう。

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展覧会情報

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会 期2011年6月11日(土)~8月28日(日)
休館日月曜日(7月18日、8月15・22日は開館/7月19日は休館)
開館時間10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
*8月の土曜日は20:00まで開館(入場は閉館の30分前まで)
*節電等の影響により、開館時間の変更や臨時休館の場合もありますので、予めホームページ等でご確認の上ご来館ください。
会 場東京都現代美術館 企画展示室地下2階・アトリウム
主 催公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
共 催産経新聞社
協 賛株式会社 資生堂
協 力SCAI THE BATHHOUSE / SANDWICH / 京都造形芸術大学ULTRA SANDWICH PROJECT#1-6 / Peng Pei-Cheng Collection / Queensland Art Gallery / 株式会社ノマル / ARARIO GALLERY / 株式会社そごう・西武 / セーニャ・アンド・カンパニー / 株式会社エービーシー商会インサルパック営業部 / DIC 株式会社 / 信越化学工業株式会社/株式会社マヅカ・スリーディー・ワークス / 株式会社ケイズデザインラボ / 株式会社ゼネラルアサヒ / 東リ株式会社 / 株式会社ドゥエル アソシエイツ / 日本ネットワークサポート(関西電力グループ) / オプトコード株式会社 / Bean Sprout Tokyo / TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE / パナソニック電工株式会社 / NECディスプレイソリューションズ株式会社 / 日本ヒューレット・パッカード株式会社 / 丸紅情報システムズ株式会社 / 東京大学苗村研究室 苗村健 橋田朋子 / 慶應義塾大学筧康明研究室 筧康明 / 京都大学大学院松原誠二郎研究室 / 株式会社 光和/ BEAMS ARTS
観覧料一般1,100円(880円)/ 大学生・65歳以上800円(640円)/ 中高生600円(480円)

*( )内は20名以上の団体料金。小学生以下、障害者手帳をお持ちの方と付添者2名、第3水曜日に観覧する65歳以上は無料

*企画展のチケットでMOTコレクション展もご覧いただけます。

*同時開催「フレデリック・バック展」との共通券もございます。

一般 2,000円 / 大学生・65歳以上 1,700円 / 中高生 1,300円 / 小学生 セット券なし

7/2(土)~8/28(日)の期間中、東京都現代美術館のチケットカウンターにて販売予定。
同時開催MOTコレクション」常設展示室


関連イベント

「Drawing」公開制作
名和晃平による「Drawing」の公開制作を行います。

日時=7月17日(日) 15:00−17:00 (作業中に休憩時間あり)
会場=東京都現代美術館 地下2F講堂
参加=無料(名和晃平展チケットをお買い求めの上、ご入場ください)
*会場内での撮影はお断りしております。予めご了承くださいませ。
*当日は京都造形芸術大学学生に向けた授業も公開します。

「Catalyst」公開制作
名和晃平が企画展示室地下2階エントランスを会場に、グル―ガンを使用して制作する作品「Catalyst」の公開制作を行います。

第1回 7月18日(月・祝) 15:00−17:00 (作業中に休憩時間あり)
第2回 8月28日(日) 15:00-17:00 (作業中に休憩時間あり)
会場=東京都現代美術館 企画展示室地下2階 入口
参加=無料(名和晃平展チケットをお買い求めの上、ご入場ください)
*展示室内での撮影はお断りしております。予めご了承くださいませ。

アーティスト・トーク
今回の個展に際して、新作の背景や今後のプロジェクトが作家自身の言葉で語られます。
*定員に達したため受付を終了いたしました。

日時=8月14日(日) 14:00-15:00 (開場:13:30)
会場=東京都現代美術館 地下2F講堂
参加=無料(名和晃平展チケットを事前にお買い求めの上、ご参加ください)
定員=200名(先着順)
申込=メールアドレスmotevent@mot-art.jp宛に、下記の要領でお申し込みください。
件名は必ず「名和晃平展アーティスト・トーク」とし、本文に参加者のお名前(応募はお一人様1回限り、1メールにつき1名様まで)をお書きください。原則1週間以内に、同メールアドレスから先着200名様に応募受付番号をお送りいたします。
当日は応募受付番号が記載されているメールのプリントアウトまたは画面を講堂受付でご提示ください。
*トークでの撮影・音声の録音等はお断りしております。予めご了承くださいませ。


アーティスト

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撮影:表恒匡
名和晃平
彫刻家
京都造形芸術大学准教授
http://www.kohei-nawa.net/
http://sandwich-cpca.net/index.html

1975年大阪生まれ。1998年、京都市立芸術大学彫刻専攻卒業後、英国王立芸術大学院(Royal College of Art)交換留学。2003年、京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻修了。2005年、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)日米芸術交流プログラムでニューヨークに滞在。2006年、ダイムラー・クライスラー・ファウンデーション・イン・ジャパン芸術支援活動プログラム「アート・スコープ2005‒2006」でベルリンに滞在。また、SCAI THE BATHHOUSE で個展を開催し、注目を浴びた。国内外での個展、グループ展は多数。「ものの表皮」への意識から発して、感覚や思考のメタファーとしてのマテリアルを「Cell」という概念をもとに様々な表現に展開する。2009年、銀座のメゾンエルメスで個展「L_B_S」を開催。海外ではドイツ・ハンブルグのVera Munrolにて個展を開催し、現地の美術関係者やコレクターらの賞賛を集めたほか、ブリスベンでの第6回 アジア・パシフィック・トリエンナーレに参加し、出展作の写真が展覧会カタログの表紙を飾るなど国際展のハイライトとして大きな注目を集めた。2010年には、釡山ビエンナーレやバングラデシュ・ビエンナーレに日本代表作家として参加し、バングラデシュでは最優秀賞を受賞した。さらに、KDDIの携帯電話iidaのArt Editionsとして携帯のコンセプトモデルを発表、豊洲街区へのパブリックアート設置、人気ミュージシャンのミュージックビデオを手がけるなど、幅広い活動をより充実させている。その傍ら2009年に旧サンドイッチ工場を改装した創作のためのプラットフォーム「SANDWICH」(京都伏見区)を立ち上げ、自身の作品制作の他、アーティストやデザイナー、建築家など様々なジャンルのクリエイターが集ってプロジェクトが進行するスタジオをディレクターとして運営している。現在、京都造形大学准教授として教鞭を執り、アーティスト・ヤノベケンジがディレクターを務めるULTRA FACTORYでは、多数の学生らとともに、2010 ULTRA SANDWICH PROJECTとして「クリーンルーム」における素材実験・技術開発など、自らの作家活動の全貌を間近で目撃・体験することのできるチーム・プロジェクトを展開する。

(SANDWICH URL) http://sandwich-cpca.net/index.html

主な受賞

1998年京都市立芸術大学制作展「少年と神獣」 同窓会奨励賞
2003年博士論文「感性と表皮─ 現代彫刻における一方法論」 梅原賞

京都府美術工芸新鋭選抜展 最優秀賞

キリンアートアワード2003 奨励賞
2004年咲くやこの花賞 [美術部門](大阪市)
2005年京都市芸術文化特別奨励者
2007年京都府文化賞 奨励賞
2008年六本木クロッシング2007 特別賞
2010年バングラデシュ・ビエンナーレ 最優秀賞


主な個展・グループ展

2002年 「CELL」ノマルエディション/プロジェクト・スペース(大阪)、2005年「開館10 周年記念展 超[メタ]ヴィジュアル」(東京都写真美術館)、「第三回バレンシア・ビエンナーレ」(バレンシア)、2006年「GUSH」SCAI THE BATHHOUSE(東京)、2008年「The poetry of bizarre」ミロ美術館(バルセロナ)、2009年「Cell」GALERIE VERAMUNRO(ハンブルグ)、「L_B_S」メゾンエルメス8階フォーラム(東京)、「第6回アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(ブリスベン)。2010年は、釡山ビエンナーレやバングラデシュ・ビエンナーレに日本代表作家として参加し、バングラデシュでは最優秀賞を受賞した。さらに、KDDIの携帯電話iidaのArt Editionsとして携帯のコンセプトモデルを発表、豊洲街区のオフィスビル豊洲フロントにパブリックアートとして「VIA-Wall」設置。個展「Synthesis」(東京・SCAI THE BATHHOUSE)、2011年東京都現代美術館で個展開催。

パブリックコレクション

原美術館、東京/高松市美術館、香川/東京都現代美術館、東京/森美術館、東京/株式会社竹中工務店 本社屋 エントランス・ロビー、東京/新丸の内ビルディング、東京/豊洲フロント、東京/ The Sovereign Art Foundation、香港/ Franks Sussコレクション、ロンドン/ダイムラー・クライスラー・コンテンポラリー、 ベルリン/ピゴッチ・コレクション、アメリカ/クイーンズランド・アート・ギャラリー、オーストラリア・ブリスベンほか


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