展覧会概要

《夢の中の洞窟》

建築とアートを横断する実践が顕著に見られる近年の傾向の中で、大西麻貴+百田有希は、私たちのリアルな身体感覚を引き出す空間の提案により、建築、アートという表現ジャンルを超えて注目を集めている若手建築家ユニットです。二人は、既存の機能性にとらわれることなく、その空間を使う人の遊びの感覚や創造力を触発するような建築を発表してきました。

今回、大西麻貴+百田有希は、石とコンクリートで構成されたメディアコートの硬質な空間に、洞窟のような形をしたフォリー(あずまや)を出現させます。地面が有機的に隆起したかのような床と、滑らかな質感をもつ屋根--ふたつの異質な素材の出会いは、空間に緊張感を生み出す一方で、身体がやさしく包みこまれる感覚も抱かせます。この鍾乳洞のような内部空間に一歩足を踏み入れると、視覚や触覚などあらゆる感覚がつきうごかされ、さまざまな身体の動きが引き出されることになるでしょう。なお、展示はいつでも無料で見ていただける屋外スペースにございますので、繰り返しお越しいただき、自分だけの楽しみ方を見つけてください。

制作過程がご覧頂けます。


《夢の中の洞窟》2009年 ⓒ onishimaki+hyakudayuki
撮影:木奥惠三




《夢の中の洞窟》2009年 ⓒ onishimaki+hyakudayuki
撮影:木奥惠三

《夢の中の洞窟》2009年 ⓒ onishimaki+hyakudayuki
撮影:木奥惠三



ホワイエでの関連展示風景

展覧会情報

会 期
2009年8月1日(土)〜2010年1月17日(日)*好評につき2月7日まで延長しました
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)※ ただし8月10日、17日、9月21日、28日は開館。展示替休館(10月5日~10月30日)・年末年始(12月28日~1月1日)
開館時間
10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
会 場
メディアコート / ホワイエ(関連展示・8/1~30)
観覧料
無 料
主 催
財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 / ブルームバーグL.P.
構造設計
早稲田大学新谷眞人研究室
資材協力
有限会社オーツー


アーティスト

大西麻貴 / Maki Onishi
1983  愛知県生まれ
2006  京都大学工学部建築学科卒業
2008  東京大学大学院修士課程修了
2008- 同大学大学院博士課程在籍
     大西麻貴+百田有希 共同主宰

百田有希 / Yuki Hyakuda
1982  兵庫県生まれ
2006  京都大学工学部建築学科卒業
2008  同大学大学院修士課程修了
2008- 大西麻貴+百田有希 共同主宰
2009- 伊東豊雄建築設計事務所勤務

建築作品
2006-《千ヶ滝の別荘》、長野、SDレビュー 2007鹿島賞受賞(2007年)
2008 《都市のけもの、屋根、山脈》、「ダブルクロノス」展(多摩美術大学芸術学科CPUE主催、瑞聖寺     
     アートプロジェクト、東京)出展
2009 《地層のフォリー》、福岡、アイランドシティ・フォリーワークショップ 2006最優秀作品


《地層のフォリー》 2009年 ⓒ onishimaki+hyakudayuki

《都市の中のけもの、屋根、山脈》 2008年 ⓒ onishimaki+hyakudayuki

《千ヶ滝の別荘》 2007年 ⓒ onishimaki+hyakudayuki

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