展覧会概要

日常の統計データが織り込まれた「国旗」

東京都現代美術館はブルームバーグL.P.のご協賛によって、若手作家の支援とアートへのアクセシビリティを広げることを目的とし、アジアパシフィックの若手アーティストに当館の展示室以外のスペースで大規模な作品を展示する機会を提供する「MOT×Bloomberg パブリック・スペースプロジェクト」を実施しています。
2008年度は、岡田公彦の《Aluminum Landscape》(9月28日までサンクンガーデンにて公開)に続く第2弾として、当館の広いエントランス空間にルイーザ・ビュファルデチ(1969年、オーストラリア/メルボルン生)の作品、《いくつかの生地がつくる国旗》プロジェクトを展示いたします。
ビュファルデチは、私たちの社会を分析する統計の数字に強い関心を寄せ、作品を発表してきました。例えば出生率や喫煙率などの統計は、きわめてプライベートな行為が数値に変換されて公的な「白書」などに記載されることで、管理統制のための指標となります。そうしたデータをカラフルな色や手仕事的な造形によって視覚化し、それら無味乾燥に見える数値に潜む政治的な性格が鑑賞者のそれぞれの視点によって浮かびあがるような作品で注目を集めています。オーストラリア現代美術センターやアナ・シュヴァルツ・ギャラリーなどで作品を発表し、2009年にはシドニー現代美術館で日本人作家との2人展をおこなう予定です。


展覧会情報

会 期
2008年10月22日(水)‐2009年1月12日(月・祝)
休館日
月曜日(ただし11月3日、24日、1月12日は開館、11月4日、25日は休館)、年末年始(12月28日→1月1日)
開館時間
10:00‐18:00(入場は閉館の30分前まで)
会 場
東京都現代美術館 エントランスロビー
観覧料
無 料
主 催
財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、Bloomberg
後 援
オーストラリア大使館


アーティスト

ルイーザ・ビュファルデチ(Louisa Bufardeci)
1969 オーストラリア メルボルン生

おもな個展
2007 「すべての瞬間は永遠のように、すべての年は11.3センチのように」
   アナ・シュヴァルツ・ギャラリー(メルボルン)デザイン・コミッション(シアトル)
2003 「スキン・カルテット」(デイビッド・ヤングと共同制作)アナ・シュヴァルツ・ギャラリー
   (メルボルン)ポートランド現代研究所、レ・バン・コネクティヴ(ベルギー)ほか
2002 「耐えられない重さの普通のものたち」18番街アート・コンプレックス(サンタ・モニカ)
1999 「もうひとつの事実のまるめ方」ガートルード・ストリート(メルボルン)

おもなグループ展
2007 「ズーム +/-」アリーナ1ギャラリー(サンタ・モニカ)
2006 「不穏な世界」オーストラリア現代美術センター(メルボルン)
2005 「デイリー・ケア・センター」ガレリア・ノウア(ブカレスト)
2004 「パブリック/プライベート」 第2回オークランド・トリエンナーレ
2001 「アルテッシマ」トリノ国際展示場


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