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2014年4月26日

「驚くべきリアル」_カスティーリャ・イ・レオン現代美術館

「驚くべきリアル」展はスペインの90年代以降の作品にフォーカスしたカスティーリャ・イ・レオン現代美術館(MUSAC)のコレクションから「驚くべきリアル」をテーマに27作家(組)の作品を紹介しています。

そこで、カスティーリャ・イ・レオン現代美術館はどんな美術館なのか
少しご紹介したいと思います。

musac_外観.jpg
カスティーリャ・イ・レオン現代美術館(外観)
Copyright Angel Marcos
Cortesía/Courtesy MUSAC.


カスティーリャ・イ・レオン現代美術館は、2005年にスペイン北西部のレオン州県都、レオン市に誕生し、「"現在"のミュージアム」になることを目指して、時代を映す現代美術を精力的に集めています。

美術館の建物自体も数々の建築の賞をとっているなど、外観を見るだけでも一見の価値がありそうですね・・・。


東京とレオン市、2つの場所で「現在」を見つめる美術館同士のコラボレーション。
5月11日(日)が最終日となっております。 ぜひ、会期終了前にお越しください!

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カスティーリャ・イ・レオン現代美術館のHP上でも本展をご紹介いただいております。
是非、こちらもあわせてご覧ください。
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2014年4月21日

「驚くべきリアル」_ライモン・チャベス&ヒルダ・マンティージャ

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ライモン・チャベス&ヒルダ・マンティージャ《旅程》2007年
MUSAC蔵 ©Raimond Chaves & Gilda Mantilla, Courtesy: MUSAC


チャベスとマンティージャはそれぞれ個別の作品を展示していますが、
今回は共作の《旅程》2007年の作品をご紹介します。

チャベスとマンティージャが南米大陸を2人で旅をした際に彼らが
目にした風景や現地で得た情報によって地図が描かれているこの作品。 
この南米大陸の地図は通常の観光所等で配られるものとはまたちょっと違い、
不思議な魅力があるような気がします。

黒く塗りつぶされているのはどうしてだろう?
★みたいなマークは何だろう?
大西洋側になんだか波止場のようなものが描かれているけれど、本当にあるのかな?

この作品を見ていると様々なイマジネーションが膨らんでくるので、
一度確かめに旅に出たくなってしまいます。
是非、チャベスとマンティージャの個々の作品もあわせて
ご鑑賞頂ければと思います。

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2014年4月 7日

「驚くべきリアル」_ホルヘ・ピネダ

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ホルヘ・ピネダ《無邪気な子ども》2003年 MUSAC蔵 ©Jorge Pineda, Courtesy: MUSAC


ドミニカ共和国の作家、ホルヘ・ピネダの《無邪気な子ども》という作品は
展示室の最後のお部屋にあります。
ひっそりと、女の子が壁の中にうずくまっている作品です。
見えているのは小さな女の子の足と壁の中にあるはずの体のかたち。

無邪気にかくれんぼをしている様にも見えますし、
何かから身を守るために隠れている様にも見えます。 
小さい時にこの女の子のようにカーテンにぐるぐる巻きになって
遊んでいた事を思いだしました。

ピネダの《無邪気な子ども》は、コロンビアで50年以上続いた内戦と、
それによって暴力が日常になった日々に言及した作品だという事を知りました。
それを知った時、この作品が伝えようとする「リアル」について自分なりに
少し考えてみようと思いました。

展示室のラストピースは常にそんな余韻を私達に残してくれるのかもしれません。

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2014年3月31日

「驚くべきリアル」展_ギャラリーツアー

「驚くべきリアル」展では、より深く展覧会を知って頂くために
学芸員によるツアーを開催しています。

作品解説はもちろんのこと、
作品に対しての疑問等を聞ける絶好のチャンスです!

是非ご参加ください。

次回のツアーは4月26日(土)15:00から行います。


3月30日(日)に行われたツアーの様子

エンリケ前.JPG

写真前.JPG


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「驚くべきリアル」展_ホルヘ・マキ

アルゼンチンの作家、ホルヘ・マキの作品《血の海(詩)》は左右に
細い根のようなものが広がったまるでリボンのような形状をしています。

遠目でみると繊細で作品の形しか目に入ってこないのですが、
近づいてじっくり見ると、細い根のようなものは実は
紙の束のコラージュだという事に気が付きます。 

丁度真ん中あたりにある言葉、「charco de sangre (血の海)」は
作品タイトルになっている文字。 

紙の束のコラージュは犯罪専門誌の事件報告を切り繋げて作ったものだそうです。
日常的に起こる暴力事件を物語っているのでしょうか。
少し立ち止まって見ていると、私たちの周りで起きている事柄へと
イマジネーションが膨らんでいく作品です・・・

Un charco de sangre [Poema], detail.jpg
ホルヘ・マキ《血の海(詩)》(部分)1999年 MUSAC蔵 ©Jorge Macchi Courtesy:MUSAC


静かに強く何かを訴えるこの作品、
遠のいたり近づいたりしてじっくり鑑賞してみて下さい。

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2014年3月28日

「驚くべきリアル」展_エンリケ・マルティ

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エンリケ・マルティ《家族》1999年 MUSAC蔵 ©Enrique Marty, Courtesy: MUSAC


スペインの作家、エンリケ・マルティは本展では、2作品展示しています。
そのうち、《家族》と題された1999年の作品を今回はご紹介いたします。

スナップショットを元に描いた約100枚の絵が埋め尽くす《家族》。
作家自身の父母や甥っ子、姪っ子たちを写真にとり、
それを絵画として描くことで「家族」という共同体の特殊性を探っている作品です。

作家の家族がいろんな場面でカメラにアピールする姿が描かれていますが
なんだか全て、少し不気味でさらっと流してみる事が出来ない感じがします。

そこで・・・・
じっくり見ていると、なんと人に角や羽が生えています!
奇異な要素が日常風景に紛れ込んでいて、見れば見るほど、はっ!とさせられる作品だな、と思います。

ブログでご紹介している画像は、作品の1部にすぎないので
是非、壁一面を埋め尽くすこの作品を見に来てください!

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2014年3月20日

「驚くべきリアル」展_フェルナンド・サンチェス・カスティーリョ

本展のポスターやチラシなどでメインビジュアルとして登場している
フェルナンド・サンチェス・カスティーリョの作品、《馬に捧げる建築》をご紹介します。

驚くべきリアルポスター.jpg

この作品はスーツ姿の男性が馬に乗って大学内を優雅に歩き回る映像作品です。
他に誰もいない校舎に鳴り響くひづめの音。
「ん? どうしてここに馬が入れるのだろう」と
違和感を感じるのは私だけではないと思います。

映像の中のこの建物はフランコ政権のもと建てられたマドリード自治大学です。
学生蜂起を制圧するために、馬に乗った警官がスムーズに校内を
行き来できるよう設計されている建物です。

映像ではスーツ姿の男性が、白馬にまたがり廊下や講義室などを
騎馬隊のパフォーマンスのような軽やさで優雅に歩き回ります。
歴史の痕跡が白昼夢のようによみがえるようなこの作品。
是非、一度展示室でゆっくりご観覧ください。

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2014年3月14日

「驚くべきリアル」展 ポストカード販売中!

「驚くべきリアル」展の関連グッズとして、6種類のポストカードを販売しております。

ブログ用.JPG

販売価格:1枚につき150円+税

当館のミュージアムショップ、ナディッフコンテンポラリィにてお買い求めいただけます。

2014年2月21日

驚くべきリアル_カルロス・ガライコア

本日はキューバ生まれの作家、カルロス・ガライコア氏の作品をご紹介します!

ガライコア作品.JPG
《なぜ地はこんなにも自らを天に似せようとするのか(Ⅱ)》2005年 

ある程度の高さから俯瞰してみるように設置されたこのインスタレーションは
大きな夜景の都市模型であり、空の星々のコンスタレーションをなぞるかのように
デザインされています。 

来日中にインタビューを受けるカルロス・ガライコア氏
CARLOS GARAICOA.JPG


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2014年2月17日

「驚くべきリアル」 ちょっとしたエピソード

「驚くべきリアル」展の出品作品の一つにマリナ・ヌニェスの
《モンスター》シリーズがあります。 

ヌニェスは「ノーマル」な女性像をお仕着せようとする父権的現代社会に疑問を抱き、
抑圧されがちな身体と精神状態の異常性を直視させる作品を作っています。

《モンスター》シリーズでは、体の一部が解体、変化していく女性達が
じっとこちらを見つめその深淵を共有しようとしています。
目をそらさずその瞳を覗き込んだ時に鑑賞者が対峙するのは、
自身の内部に住まう他者性なのかもしれません。

この作品は2枚のシリーズから成り立っているのですが、
黒い髪の女性は、ヌニェス氏のお姉さん(か、妹さん)がモデルになったとという事です。

また、このモデルになられた作家のお姉さん(か、妹さん)は
本展出品作家のエンリケ・マルティ氏の現パートナーらしいです。

「20年前の私なんです・・・恥ずかしいわ」と少し照れる本人。
パシャッと1枚、記念撮影させて頂きました。

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2014年2月12日

驚くべきリアル 

2月15日(土)から開催する「驚くべきリアル」展の出品作家が来日しております。


本展のキュレーター、長谷川と話し合うエンリケ・マルティ氏

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まさにこの写真で2人がたっている場所に、
マルティ氏の「驚くべきリアル」な作品が展示されます。

このウエルカム・ピースとなっている作品が
どう「驚くべきリアル」なのかを是非一度
見に来て頂ければ・・・と思います。

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