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2/19(日) フェロー・プロジェクト gift_+AS「ラジオ往来往来公開録音」

2/19(日)19時~「MOTサテライト」のフェロー・プロジェクトgift_+ASの『ラジオ往来往来』の公開録音が清澄白河にあるgift_の拠点gift_labで行われました。
今回はこの『ラジオ往来往来』を製作したgift_のお二人、後藤寿和さん、池田史子さん、ASことアンドレアス・シュナイダーさん、そして「MOTサテライト」企画担当の当館学芸員 藪前知子が『ラジオ往来往来』について話しました。

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ちょうど去年、清澄白河に移ってきたgift_のお二人は以前から音をテーマにイベントやワークショップを行っており、清澄白河でも音と場所に関する地域と連携した試みが出来ないかと考えていた時に「MOTサテライト」の話があったと話されていました。
同じく清澄白河に住みながらサウンド・アートのイベントを数多く企画してきたアンドレアス・シュナイダーさんと一緒に何かしてみませんかと当館の藪前が提案し、ごく自然な流れで協働することになったそうです。話し合いをしていくなかで、音をテーマにするならラジオを作ってみようということで、今回の「ラジオ往来往来」が誕生しました。

この架空のラジオは、インターネット上でチャンネルを回し合わせることによって放送が聴ける仕組みになっていて、アンドレアスさんによると「チャンネルを合わせる行為もラジオだからそこにはこだわった」という事でした。チャンネルは全部で7チャンネルあり、ch1はMOTサテライトのできごとや、関連イベントの音を収録・配信していく「MOTサテライトレポート」、ch2「清澄白河まちおと」はまちの住人の方が収録したまちのどこかで鳴っているいろいろな音、ch3「清澄白河いろんなこえ」と題してまちに関わる人々の声・インタビューなど、ch4「清澄白河を奏でる」まちにまつわる音楽、まちを奏でた音楽、ch5は「吉増剛造チャンネル」と題して参加作家の吉増剛造さんがまちを言葉で造形する耳散歩を楽しめたり(今は同じく参加作家の花代さんの朗読が聞けます。)、ch6は「聴いてみてのおたのしみ!」ch1~7までの全プログラムのどれかの音が聴こえてくるシャッフルチャンネル(参加作家の詩人カニエ・ナハさんによる書き下ろしの時報の詩が何と本人による朗読が流れたりしますのでお楽しみに!)、ch7はサウンドアーティストsawakoさんが清澄白河で採った音とオリジナルの音楽で構成するサウンドスケープ「往来音景 all right OK 001」を聞くことができます。このch1~7のコンテンツは会期中のイベントに合わせて新しい音源が追加され変化していくので、このラジオにアクセスする度に新しい音が聞けます。

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gift_labのラジオブースのようなスペースで「ラジオ往来往来」を楽しめます。

今回は各チャンネルを作るのに協力してくださった方々もお話をしてくださいました。まずは、今回MOTサテライトの地域パートナーにもなっている映画「小名木川物語」の製作・脚本を担当された東海亮樹さんと音楽担当の岡野勇人さんがお話をされました。東海さんは今回映画の音の編集をしていく中で、音の感覚が変化していったといいます。映画では普段気づかない様な周波数のノイズが多く含まれていて、映画の編集をする中でそういった音にも敏感になったということです。音楽担当の岡野さんも音をきっかけに地域の人たちがつながっていく『ラジオ往来往来』今後が楽しみですとのことでした。ch4でも岡野さんが作られた「小名木川物語」で流れている音楽を聴くことができます。また番組の節目に流れる、まちの人たちの声による「ラジオ往来往来!」というジングルを作って下さった清澄白河に住む岡島さんがお話をして下さいました。制作にあたって清澄白河界隈を歩きながら地域の人たちにこの言葉を録音させて下さいと声をかけたところ、皆さん協力的でとても楽しかったと話されていました。そして、ch2の「清澄白河まちおと」でご協力くださった清澄白河に住む松島さんもお話をして下さいました。松島さんはアライズ コーヒーロースターズ(MOTスポットE)でアンドレアスさんと知り合いになり、それがきっかけでまちの音を録り始めたそうです。「隅田川、風の強い波音」、「ときいち餅つき(地域の餅つき大会)」、「猫のけんか」は松島さんの録音によるものです。お二人ともこの録音をきっかけに音に敏感になったと話されていました。

『ラジオ往来往来』は、自由に参加できることが最大の特徴で、今後清澄白河エリアに関するさまざまな音を募集していく予定だそうです。あなたの録音が「ラジオ往来往来」で流れるかも!?募集については、今後『ラジオ往来往来』HPで告知されるのでぜひ皆さんこちらをチェックしてみてください。http://radio.oraiorai.org
※このイベントの様子もch1で聴くことができます。
『ラジオ往来往来』は上記URLの他、gift_lab(FP1)、江東区深川江戸資料館(MOTスポットQ)、江東区立深川図書館(MOTスポットO)でも聞くことが出来ます。こんな装置が置いてありますので、黒い円の空洞の空間に頭を入れて、聴覚だけでラジオを楽しんでみてくださいね。
(広報MN)

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「MOTサテライト 2017春 往来往来」の期間中は様々なイベントを予定しています。
イベント情報に今後のイベント予定をお知らせしていますので、ご覧ください。

みなさまのご参加をお待ちしています。

イベント情報:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-1.html#tabs=tabs-3