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オスカー・ニーマイヤー展 SANAA西沢立衛氏による作品解説④国連本部ビル

④国連本部ビル
※以下N:西沢立衛氏、H:長谷川祐子(当館チーフキュレーター)

N:これはニーマイヤーが国際コンペで勝ち取った、最初のプロジェクトではないかと思います。僕も不勉強で、コルビュジエとの関係が良く分からないのですが、コルビュジエが基本設計をやっていたと思います。リカルド・オオタケさん、トミエ・オオタケさんの息子で面白い人なのですが、そのリカルド・オオタケさんによると、ニーマイヤーがこのプロジェクトのためにニューヨークのホテルに泊まっていたら、コルビュジエが夜ホテルに来て、プランを変えてくれないかと言った、とのことです。ニーマイヤーは、もっとこっちに大学があって、もう少し広い広場みたいなものを考えているんですけど、コルビュジエがホールを真ん中に置きたかったようですね。できあがった建物は、ニーマイヤー的かつコルビュジエ的なものになっていると思います。言語的にもカーテンウォールとか、摩天楼とか、バタフライ屋根とか、コルビュジエ的なものがありますが、形のつくり方、薄さ、その格好良さはオスカーならではですね。

⑤ニーマイヤー.jpg
国連本部ビル模型(縮尺1/200)
"オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男"展示風景, 2015
撮影:江森康之

H:きれいな建物です。このカーテンウォールも非常に新しい形と言えるのではないかと思います。一応、共同設計と書いてあります。みなさんが良く見るのは会議場があるところで、こちらが事務所のあるところです。

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