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武藤亜希子さん

「ワンダフル ワールド」展の出品作家、武藤亜希子さんについて紹介します。

武藤さんは「ワンダフル ワールド」展に《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》という新作を出品しています。それは東京都現代美術館が位置する深川と強く関わりを持つ作品です。作品の材料である布は深川に住む方々が使用していたものです。それらを集め使用することで、土地柄が作品に色濃く表れると武藤さんは話します。展示会場の位置する土地の布を集め作品に使用するといった制作活動は、2012年越後妻有アートトリエンナーレへの出品作品《思い出の庭 T+S+U+M+A+R+I》から見られます。新潟県十日町市が着物の生産地であることから布を集めたようです。それは武藤さんの、人との対話や関係性から作品をつくるといった姿勢が大きく反映されています。《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》では布を集めるだけでなく、皆で布製ブロックを一つ一つ制作しました。それだけではありません。来館者の方々がそれらを自由に繋げる合わせることで作品となり、有機的に変化し続けます。

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撮影:木奥惠三

2階では、なくしたものごとに関する「言葉、もしくは会話」「場所」「もの」「匂い」「色」「音」などをキーワードに、皆のなくしものを黒いシルエットの形とした作品《なくしもの屋》が見られます。また、《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》と関連し、短冊に川にまつわる思い出を絵や言葉でかいたり色を塗ったりできるスペースがあります。川にまつわる思い出が書かれた短冊は、展示期間中3階のエスカレータの横に展示されます。その短冊は《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》と呼応し展示会場を彩っています。

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武藤さんの作品はどれもあたたかい気持ちになります。武藤さんの人柄が作品に映し出されているようです。

武藤亜希子さんのHPはこちら

(「ワンダフル ワールド」展インターン秋山)