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2014年8月31日

8/30講演会「こどもたちの見る世界を知る」レポート

8月30日(土)に「ワンダフル ワールド」展連続講演会「こどもたちの見る世界を知る」を行いました。
赤ちゃんの視覚に関する研究をされている中央大学文学部心理学研究室教授の山口真美先生よるお話は今回の「ワンダフルワールド」展の内容とも重なる部分も多く、とても興味深いものでした。

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同じ赤ちゃんが同じ画像を見ているのですが、成長によって全く違った反応を見ることができます。

ワンダフル 0830講演会2.JPGのサムネイル画像

山本学芸員から、今回の展覧会の内容と山口先生の研究結果について重ね合わせてのお話もありました。

赤ちゃんの見る世界は大人の私たちが今見ている世界と重なる部分もあれば、違った嗜好を見せる部分もあることが分かりました。山口先生ありがとうございました。

 赤ちゃんもこどもたちも楽しむことのできる「ワンダフルワールド」展も本日とうとう最終日となりました。皆様ぜひお越しくださいませ。

 

(「ワンダフルワールド」展インターン 吉田)

2014年8月30日

金澤麻由子≪うつろい いろは≫体験鑑賞会

展覧会の会期も終盤になりました。
8月29日の夜間開館では、金澤麻由子≪うつろい いろは≫体験鑑賞会を行ないました。
メガネにとりつけるタイプのウェアラブルコンピューターを装着し、作品の春、夏、秋、冬、に連動した映像を重ね合わせ新たな作品世界を鑑賞しました。

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このメガネを通して見ることで、今までの映像に加えて、小さな映像がみえます。
今回の鑑賞会では、大人の方にも楽しんでいただきました。

そして、夜間開館では会期末間近ということで、山本学芸員によるガイドツアーも行われました。
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会期は残りわずかとなりますが、ぜひ足をお運びください。

(「ワンダフルワールド」展インターン: 吉田)

こどものための「お話し会」

7月25日と8月26日に美術図書室の主催でこどものための「おはなし会」をおこないました。ワンダフルワールド展の出品作家でもあり、絵本作家としても活躍する金澤麻由子さんが手掛けた絵本『ぼくぱぐ』の読み聞かせもおこなわれました。

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作者である金澤さんのお話を直接聞くということで、身を乗り出して聞いているこどもたち

美術図書室には、金澤さんの『ぼくぱぐ』をはじめ、たくさんの絵本があります。

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地下一階にある美術図書室です。絵本の他にもカタログを始め、美術にまつわる様々な本があります。

展示と併せてこちらも是非ご利用下さい。

(「ワンダフルワールド」展: インターン吉田)

2014年8月29日

クワクボリョウタさん

「ワンダフル ワールド」展の出品作家、クワクボリョウタさんについてご紹介します。

クワクボさんは、デジタルとアナログ、人間と機械、情報の送り手と受け手など、さまざまな境界線上で生じる事象をクローズアップする作品によって「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを作り出してきました。
本展ではクワクボさんの2010年発表作 ≪10番目の感傷(点・線・面)≫ と、新作 ≪ハロー・ワールド!≫ を見ることができます。 ≪10番目の感傷(点・線・面)≫ は、鉛筆やスポンジといったありふれた日用品を並べ、それを光の電車で照らすことで、街や自然の風景など思いがけない壮大なイメージを浮かびあがらせます。この作品が映し出す光景は、人間が見ることのできないような低い位置から照らしだされた現実には存在しない光景なのですが、作品を見た人は自らの記憶の中にこの光景を見出して、不思議と懐かしさを覚えます。一方、新作 ≪ハロー・ワールド!≫ は赤ちゃんの視覚発達の心理学的研究を参考にして、クワクボさんが面白いと思う題材を模索し、赤ちゃんの視覚世界を探求した作品です。
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撮影:木奥惠三

新作 ≪ハロー・ワールド!≫。 5種類の作品の中で特に赤ちゃんに人気があるのは、ふわふわの羽毛の影と丸いボールの影を映し出す作品のようです。

出展された2作品はともに、クワクボさん自身が何かを表現するために作った作品ではなく、作品を観た人が自らの内面で体験を紡ぎだすよう考えられた作品です。それは見る人が違えば、異なる見方で見られる作品だということを意味しています。だとすれば、暗い展示室の中で同じ作品を一緒に見ているお子さんは、いったい作品に何を見て、どんなことを感じているのでしょうか。ご来場の際は作品を見るお子さまを観察したり、何を見てどう感じたのかを話し合うことで、作品を見ることを体感し、親子であっても互いに異なる視点を見つけ合ってくださいね。

クワクボリョウタさんHPはこちら

(「ワンダフル ワールド」展インターン佐下橋)

船井美佐さん

「ワンダフル ワールド」展の出品作家、船井美佐さんについてご紹介します。

船井さんは、現実と空想の世界の境界をテーマに絵画空間を制作し、その境界を浮遊する体験そのものを作品とみなします。キャンバスにみたてた展示室を想像の世界を描いた平面で構成し、そこに人々を入り込ませることで、ひとつの絵画作品を完成させるのです。船井さんはしばしば「絵画」を 空想と現実をつなぐ「穴」に例えていますが、以前は壁に直接絵を描くことで現実と絵画の中との境界を曖昧にし、見る人に現実と意識の間をゆらぐような体験をもたらしてきました。そして、本展に向けて新しく制作した ≪楽園/境界≫ においても、絵の中の世界と絵の外の世界、体の内と外、自然と人工、理想と現実、それらが反転してひとつになる絵画空間を生み出しました。
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船井さんの展示室 ≪楽園/境界≫ に足を踏み入れると、まず真っ白に輝く幻想的な空間にどっしり構える大きな優しいピンク色の山 ≪MOUNTAIN/MOTOKO≫ が目に入ります。≪MOUNTAIN/MOTOKO≫ は、「山(自然)」と「母体」と「絵画体験」を象徴しています。この作品は、絵の中に入って、すべり台を滑り降りることで、あたかも胎内巡りをするように、自分の内なる自然と向き合い、原始を取り戻して再生するための装置となっています。

船井さんは ≪楽園/境界≫ において、理想と現実がひとつになった希望の景色、空想の楽園空間に見る者を迎え入れることで、失望や不安だらけの現実に生きる私たちに生きる希望を与えようとしています。ご来場の際は、ぜひ船井さんが作品に込めた思いを感じ取ってください。

船井美佐さんHPはこちら

(「ワンダフル ワールド」展インターン佐下橋)

2014年8月26日

ミッション[宇宙×芸術] 名和晃平さんへのQ&A

ミッション[宇宙×芸術]展で暗い展示室が続く中、まぶしいほど明るいホワイトキューブの空間がありました。名和晃平さんの《Direction》、《Moment》、《Ether》の作品群が展示された空間です。

《Direction》は、キャンパスを傾け、重力に従い流れ落ちる絵の具で描かれた平面作品であり、《Moment》は、「軌跡」「移動」という概 念から展開を見せる、振り子式のドローイングマシンによって描かれた絵画である。彫刻作品《Ether》は粘度の高い液体が床に落ちる際の形状を5段階で3D化し、上下反転させたものを合わせた形状を無限柱のようにランダムに積み重ねたもので無重力をイメージさせる。どの作品からも、人と重力、時間と空間の関係性を思わせる表現の可能性が感じ取れる。※

本展では、地球上の「重力」と名和さんの手によりどのように作品が制作されているのか、その過程を記録した貴重な映像作品《The DIRECTION/Direction_Document Movie/Moment_Document Movie》(The video was made in collaboration with Kenji Aoki and Luigi Honorat)も展示されていました。

※展示キャプションより引用(作家自身による記述)

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(奥)《Direction》、(手前)《Ether》Photo : Nobutada OMOTE|SANDWICH

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《Moment》Photo : Nobutada OMOTE|SANDWICH

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名和晃平さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?

7才くらいの時に小さな天体望遠鏡をもらって、月や土星を観察したのがきっかけだと思います。
10才くらいの頃に天文学研究部を作って、星の観察や撮影、鉱物の収集を行うようになりました。

2.今回展示された作品には特別にインクを調合されたとうかがいました。その完成までにどのくらいの時間がかかりましたか?

インクの調合はこの2年の間に少しずつアップデートを繰り返したと思います。
今までに200枚くらいは描いたでしょうか。

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)

今度はオイルを垂らす実験をしております。
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名和さん、ありがとうございました。

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名和晃平 | Kohei Nawa

http://www.kohei-nawa.net/|http://sandwich-cpca.net/

1975年大阪生まれ。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期 )課程彫刻専攻修了。2009年京都・ 伏見区に創作のためのプラットフォーム「SANDWICH」を立ち上げる。2011年、東京都現代美術館にて個展「名和晃平―シンセシス」を開催。独自の「PixCell=Pixel(画素)+Cell(細胞・器)」 という概念を機軸に、さまざまな素材とテクノロジーを駆使し彫刻の新たな可能性を拡げている。2013年には韓国のチョナン市に大型彫刻Manifoldを設置。同年「犬島『家プロジェクト』」、「あいちトリエンナーレ2013」に参加。京都を拠点に活動。

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

ミッション[宇宙×芸術] 森脇裕之さんへのQ&A

ふれることのできる作品《echo》(《echo-π》, 《echo-p》の2つの作品のインスタレーション)は、宇宙の誕生や時間について問いかけてくるように見えます。《echo-π》は、展示室中央にある円盤を手で回すことで光が生まれ、円盤の中を駆け巡ります。宇宙では回転によって時間が生まれるという考え方から着想されました。壁面には《echo-p》、チベットの仏教寺院にあるマニ車(一回の回転でお経を一回唱えたことになる)をヒントに、一回転で宇宙を一周したことになるという作品です。作品上部のディスプレイにドラムの総回転数が表示され、億、兆、京、垓と天文学的な数字に達するまでカウントが続き、これからも別の場所で展示されるたびに、その数は増え続けるそうです。

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《echo(echo-π, echo-p)》|2014年
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森脇裕之さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?

実験や科学が大好きな理科少年でした。自然と宇宙にも興味が。しかし理系に進むとなると、単なる暗記お勉強になって、つまらなくなり、もっと表現することに興味が移っていきました。宇宙のことを考えながら、創造活動をしているのは、僕なりの行き着いた先だと思います。

2.《echo-p》のドラム部分の光がもれてくる穴は何を表現したものですか?

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《echo-p》
特定の場所で、特定の時代の、特定の方角から見た星座(6等星以上)に従って穴があいています。それぞれドラムの下に「T○○」と記号がついており「T」は種子島ですべて種子島から見た星空の様子です。
ちなみにecho-pは合計20台制作しましたが、今回の展示では会場のスペースの都合で16台展示しました。
例)TTNは「1543年 9月23日(鉄砲伝来)北方向の星座」 

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)

種子島宇宙芸術祭を立ち上げることに集中します。種子島の美しい自然のなかで、宇宙芸術は豊かで奥行きの深いものになるはずです。
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森脇さん、ありがとうございました。
種子島宇宙芸術祭、楽しみにしております。

森脇裕之 Hiroyuki Moriwaki
http://www.tamabi.ac.jp/dept/id/faculty/11/index.htm
1964年生まれ。筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了。主にLEDを用いたインタラクティブ・インスタレーション作品を意欲的に発表し、大規模な舞台装置、電飾衣装と併せて国際的に評価される。「SPACE ODSSEY 宇宙の旅」展(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2001年)参加を契機に、宇宙芸術を志す。「宇宙芸術シンポジウム 第1回/第2回(パナソニックセンター有明、2009年)などを経て発起人としてbeyondに参加し、種子島宇宙芸術祭の創設開催に向けて活動中。

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

ミッション[宇宙×芸術] ARTSATプロジェクト 久保田晃弘さんへのQ&A

ミッション[宇宙×芸術]展の終盤のひときわ暗い空間には、世界初の芸術衛星「ARTSAT1: INVADER」や当時開発中だった「ARTSAT2: DESPATCH」が紹介されていました。「ARTSAT1: INVADER」は、2014年2月28日に全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)の相乗り副衛星としてH-IIAロケットとともに打ち上げられ、会期終了直後の2014年9月2日に大気圏に再突入するというロングフライトを成し遂げました。まるで展覧会の終了を見守っていてくれたかのようです。

本展では、宇宙空間を漂うINVADERの残骸、姿勢、温度、位置、音、速さ、テレメトリデータなどが五感で感じ取れるよう再構成されたインスタレーション作品が点在していました。INVADERからのモールス信号と生の「コンニチワ、ウチュウ」という声を聴くことができた来館者の方はいらしたでしょうか。

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ARTSAT : On-Orbit|2014年 © artsat.jp 撮影: 古屋 和臣 / 森 勇馬

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ARTSATプロジェクト 久保田晃弘さんに聞く

宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?

子どものころから天文気象クラブに入って、毎月五島プラネタリウムに行っていたり、アポロの打ち上げや月着陸に興味津々でしたが、本当の意味で宇宙や衛星に取り組み始めたのは、2010年に田中利樹さんに会って、ARTSATプロジェクトを始めてからです。改めて、想像の宇宙と現実の宇宙の違いを深く実感しました。

2.人類初の芸術衛星が打ち上げられ、再び大気圏に突入していった瞬間、どのようなことを思われましたか?

衛星や地上局の設計開発、作品の制作など、ARTSATプロジェクトに力を貸してくれた多くのメンバーのことを思い起しました。フルサクセス+αが達成できたのも、優秀なメンバーたちのおかげです!

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)

現在、ARTSAT2号機のDESPATCHを開発中です。2014年11月30日に「はやぶさ2」との相乗りで地球脱出軌道に投入される深宇宙彫刻です。衛星から惑星へ。こちらもPMの宇佐美尚人さんを始め、内外の多くのメンバーの尽力で開発が進んでいます。10月末にはJAXAに機体を引き渡す予定です。(注:その後はやぶさ2は11月30日に打上決定)

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久保田さん、ありがとうございました。

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久保田晃弘 Akihiro Kubota(多摩美術大学教授)

多摩美術大学×東京大学 ARTSAT:衛星芸術プロジェクト

Tama Art University×The University of Tokyo ARTSAT: Art and Satellite Project http://artsat.jp

「宇宙と地上を結ぶメディア」としての衛星を通じ、インタラクティブな芸術作品を制作展開するプロジェクト。2大学のコラボレーションを軸に、70名超のメンバーで構成される。東京大学チームが衛星の開発主体を、多摩美術大学チームが衛星データを活用した作品制作、地上局の運用やデータ配信を担当。2014 年2月28日(日本時間)、H-IIAロケット相乗小型副衛星として、世界初の芸術衛星「ARTSAT1: INVADER」が打ち上げられ、太陽非同期軌道に投入された。

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

ミッション[宇宙×芸術] 逢坂卓郎さんへのQ&A

ミッション[宇宙×芸術]展の中盤には逢坂卓郎さんの《Fullness of Emptiness Integral》(コントローラー制作:倉田真一)が展示されていました。広い展示室の床面には幻想的な青いLED 500個が点在し、脇の展示通路から俯瞰して眺めていると、所々で点灯したり消えたりを繰り返していることに気づかされます。

さらに国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟における 『文化・人文社会科学利用パイロットミッション』で逢坂さんが提案された作品のひとつ、《Spiral Top-II オーロラオーバル》の実機や写真が展示され、JAXAが取り組んだ宇宙における芸術的アプローチ全体についてもアーティストらのインタビュー映像で紹介されていました。

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Fullness of Emptiness Integral 2014年 コントローラー制作:倉田真一
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逢坂卓郎さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?

はじめのきっかけは小学校低学年時に見た「金環食」です。急に寒くなり夕刻のような暗い中、カラスが鳴きながら巣に帰って行き、地面に影じられる葉の影が三日月型の太陽の形をしていた事がとても不思議で心が騒ぎました。また、小学校の校庭から「天体望遠鏡で見た星空」、じっと見ていると現れてきた空間を埋め尽くす星の海に驚愕しました。
その後も高校生時に「ジャコビニ・チンナー流星雨」、50代には娘と富士山五合目で「獅子座の流星雨」を見て、それまで大袈裟だと思っていたヨーロッパの木版画そのもの、宇宙との一体感を感じました。30代にオーストラリア中部で見た「闇よりも密度の高い星空」にも圧倒されました。静寂の中、流れ星とともに無数の人工衛星が飛び交う、アボリジニーのシャーマニズムが生まれる必然性を感じました。

2.これまでの≪生成と消滅(Appearance and Disappearance)≫シリーズと今回の出展作品はどのような点が異なるのでしょうか?

星や生命の発生、消滅の根源とされている超新星、そこから発せられる宇宙線が時空を超えて地球大気に侵入し、第二次宇宙線となって地表に降り注いでいます。今まではこの宇宙線を主に捕らえて光に変換していました。今回の作品はグラウンドと呼ばれる地中からの放射線も捕らえ、宇宙と地球の放射線を視覚化することで、私たちが宇宙と一体である事を感じようと試みた作品です。上から俯瞰するように見る事も初めての試みです。

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)

1)太陽の光とダイクロイックミラーを使用した屋外作品を建築外壁に設置します。ダイクロミラーの特殊な性質を使って、太陽の移動により、透過と反射する色光が刻々と変化して行く作品です。
2)ハイブリッド自然エネルギー発電に注目し、わずかな電力で森と畑にほのかな灯りを添えるプロジェクトを会津三島町で進めています。

宇宙へ眼を向ける事を通して、今の私たちの生活と世界とを相対的に見る視点の確立が大切だと考えています。
宇宙に於けるアートの可能性とアートによる震災復興活動を同時に取り組んできましたが、二つの事業を横断する視点が、これから私たちが取り組んで行くミッションの意義と意味を見出す予感を感じています。
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逢坂さん、ありがとうございました。

逢坂卓郎 Takuro Osaka
http://www.takuro-osaka.com
1948年生まれ。早期より主にライトアート領域において先駆的な活動を展開し、「ELECTRA」展(パリ市立近代美術館、1983年)ほか国際的な企画展に多数参加。1995年より宇宙線を可視化してLEDの光に還元する試みをスタートし、月光を用いた《Luna Project》(「第1回大地の芸術祭」)や新東京国際空港などパブリックアートも手がける。2001年より旧宇宙開発事業団(NASDA)との共同研究を行い、無重力実験フライトを複数回体験した。2008年より国際宇宙ステーション内で4回の芸術実験を実施し、この領域の第一人者として、光や流体、音波による表現の提案を行う。

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

地域のみなさまにご協力いただきました

本日は、武藤亜希子さんの作品と地域との関わりを紹介します。
武藤さんの作品では、深川資料館通りの商店街の方々に協力していただいて、様々な布を集めて制作しました。

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これらの布には、法被など地域特有の水の記憶を映し出した、水色、青、紺、白系の着物や浴衣、半纏、手ぬぐい、風呂敷などが使われています。

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さらに、布製のパーツの一部にはふれあいセンターにてワークショップを開催する中で制作したものが使われています。

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武藤さんの作品は、地域の記憶と人々の水の記憶をつなぎながら、作られています。
深川資料館通りの商店街の皆様を始め、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。

(「ワンダフル・ワールド」展インターン:吉田)

2014年8月25日

ミッション[宇宙×芸術]展 大平貴之さんへのQ&A

ミッション[宇宙×芸術]展会場を少し進むと入口が白いカーテンで覆われた部屋があります。
カーテンをめくると床から天井いっぱいに星がきらめく大空間、《夢幻宇宙(MEGASTAR -II: Imaginary Cosmos)》が広がっています。
大平さんが開発されたスーパープラネタリウム《MEGASTAR-II》は従来の数百倍、12.5等星までの星を正確に再現でき、本展では恒星数1000万個が再現されています。

その部屋を抜けると、2名様限定、超小型プラネタリウムを囲んでリクライニングチェアにもたれながら鑑賞する《内的宇宙(MEGASTAR-Jr.: Inner Cosmos)》 サウンドデザイン:有馬純寿、
大空間から一転、プライベートな空間で自己の内側に広がる宇宙を感じることができます。


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大平貴之《夢幻宇宙》 2014年 サウンドデザイン:有馬純寿

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大平貴之さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?

覚えていません。


2.《夢幻宇宙(MEGASTAR -II: Imaginary Cosmos)》(サウンドデザイン:有馬純寿)では星空にオーロラと雪がみられますが、どのようなイメージで制作されましたか?

現実世界から離れて、「夢の中で見る星空」をイメージして作りました。現実の尺度とは違う宇宙のスケールに触れていただけたら嬉しいです。

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)

川崎市×川崎フロンターレとのコラボ企画「等々力スタージアム」です。
9/13、20のフロンターレ試合終了後、等々力陸上競技場に宇宙とサッカーをテーマにしたオリジナル映像を投影します。
中村憲剛、小林悠選手との撮影は興奮しました。

http://www.megastar.jp/news/201408/151229.php 

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大平さん、ありがとうございました。

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大平貴之 Takayuki Ohira

http://www.megastar.jp/creator/

1970年生まれ。プラネタリウム・クリエーター。小学生の頃からプラネタリウムを自作し、大学時代にアマチュアでは例を見ないレンズ投影式プラネタリウム《アストロライナー》の開発に成功。1998年に《MEGASTAR》を発表、国際的に高く評価される。 2012年には独創的な投影方式を持つ《MEGASTAR-FUSION》を開発。文部科学大臣表彰ほか受賞多数。

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

2014年8月23日

8/23講演会「赤ちゃんと美術館を楽しもう」レポート

本日8月23日(土)「ワンダフル ワールド」展、連続講演会「赤ちゃんと美術館を楽しもう」を行ないました。
0歳~2歳児対象/赤ちゃんからの家族鑑賞プログラムでお招きした武蔵野美術大学芸術文化学科准教授の杉浦幸子先生に講演して頂きました。
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イギリスでの美術館教育との出会いから、今までの活動内容、先日本館で行った赤ちゃんからの家族鑑賞プログラム、今後の展望まで、幅広い視点からどのように赤ちゃんと美術館を楽しめばよいのかお話しして頂きました。

 「美術館は、生涯にわたる学びを生み出す五感への刺激にみちた場」と提示してくださったような場と、五感をフルに使いながら知らないことを常に吸収し生きている赤ちゃんとの関係について考えさせられる、とても刺激的な講演会でした。

次回は、8月30日中央大学文学部心理学研究室教授の山口真美さんをお招きして「こどもたちの見る世界を知る」の講演会を行ないます。貴重な機会ですので是非ご参加ください。

8/30の講演会「こどもたちの見る世界を知る」の詳細は⇒こちら
「ワンダフル ワールド」展ブログのこれまでの記事は⇒こちら


(「ワンダフル ワールド」展インターン秋山)

8/21 武藤亜希子さんワークショップ

8月21日(木)に、『ワンダフル・ワールド』展に出品されている作家である武藤亜希子さんのワークショップを行いました。
まず、午前中は「思い出の川」の制作ワークショップを行い、参加者のみなさんに青色、水色の短冊に水や川にまつわる思い出を書き込んでいただきました。

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多くの方が川の思い出を書き込んでくださいました。

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見学に来ていた中学生のみなさんも参加してくださいました。

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みなさんに書いていただいた札は3階のエスカレーター横に展示しています。ぜひご覧ください。

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続いて午後は、「なくしもの屋」のワークショップです。
みなさんがそれぞれの人生の中でなくしたものを探して、黒いフェルトで形づくってゆきます。

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とてもステキな作品ができあがりました。

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ぜひ、2階の武藤さんのなくしもの屋の展示もご覧になってください。
今回のワークショップのものではないのですが、それぞれのなくしものとストーリーをみることができます。

(「ワンダフル ワールド」展インターン:吉田)

2014年8月21日

ミッション[宇宙×芸術]展 木本圭子さんへのQ&A

ミッション[宇宙×芸術]では、木本圭子さんの作品《velvet order /柔らかい秩序》が展示されています。
暗い闇の中から細かな粒子が現われ、連なり、消えていく大画面の映像、その両脇にはタブレットが設置してあり、ハンドサイズでも映像を楽しむことができます。「初期点配置以外には乱数を一切使用しないで決定論で作成」※された映像はまるで小宇宙を眺めているような感覚を覚えます。
※展示キャプションより引用(作家自身の記述)


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《velvet order /柔らかい秩序》
2014

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木本圭子さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?

星を眺め星座の絵を描くのは好きな子供でした。やがて表現者にとっての宇宙は、物理的な意味での現実宇宙への想像や憧れも含めた、この生きている時空間の「中に」「自分も居る」という意識だとおもうようになりました。その場所がローカルであるありがたさと、想像力の限りで向かえる空を繋ぐある種の畏怖と予兆が、私の「宇宙」のようです。

2.どのようにして数理モデルによる本作品のような表現を生み出されたのでしょうか?

コンピュータの発達によって個人での動画制作が容易になり「動き」自体の持つ表現力の探求ができる環境が生まれました。私にとっての「動き」の興味は具体的な対象の動きの描写よりも「状況や状態が移り変わっていく」ことにあったので、「変化」をどのように記述するかが大きな課題でした。そして変化の「記述法」は科学の本に書かれていたのです。数学の素養があったわけではありませんが、作品制作の方法の1つとして取り組みました。つまり数理モデルを構成しプログラミングすることで「変化」を観察することから始めたのです。科学的な見方と自分の経験世界との違いに困惑しながら、両者の交錯地点を探りだし表現へ繋がる道を探しているところです。
美しいのは動的世界で、そこでは多様な振る舞いが次々に生成消滅し全体として崩壊はしないで遍歴を続けます。それぞれのジャンルがそれぞれの道でそれを掴もうとしているのを知ったことが、美術人が数理モデルを使ったことの最大の収穫でした。

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)

アート作品としての映像にはスクリーンへの上映展示と並行してアーカイブもかねた棲家が必要だと思っていました。また私の作品は、画集や写真集を好きな時間に眺めるように、居間でコーヒーを飲みながらゆっくり本を読むように鑑賞してもらいたいと考えていました。プライベートでも楽しめるアート映像の居場所です。そして、タブレットは「ビジュアルウォークマン」でもある(今なら「ビジュアル用ipod」でしょうか)。ならば美術としての映像作品は「バブリッシュ」(出版)できるのではないかと考えました。

このたび、デザイナーの永原康史氏の主宰する電子出版のレーベルepjpから映像作品のサイト「pmi」(ピィミィ/publishing for moving image)が生まれます。
http://epublishing.jp/
私はこの「pmi」で、ミッション[宇宙×芸術]展に出展した作品も含んだ5点の動画をアルバム化してパブリッシュします。(2014年9月19日出版予定)
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木本さん、ありがとうございました。

木本圭子 Keiko Kimoto
http://www.kimoto-k.com
多摩美術大学卒業。1988年頃から独学でコンピュータを使った数理的な手法による造形を始める。1997年頃から、さらに動的表現を探る制作、研究を開始する。作品集『イマジナリー・ナンバーズ』(2003年)を発表後、2004年より合原複雑数理モデルプロジェクト/ERATO/JSTに参加。平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭アート部門大賞受賞、ミラノサローネ・レクサス館をはじめ、国際的に作品発表を行う。

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

ミッション[宇宙×芸術]展 辻野照久さんへのQ&A

ミッション[宇宙×芸術]展では、辻野照久さんが収集された宇宙切手(一部)が展示されています。
1957年の人工衛星スプートニクの打ち上げ以来、ロケットや衛星を打ち上げた当事国だけでなく、関連のない国でも宇宙切手が発行されています。収集された宇宙切手は2014年5月6日現在、計219か国・地域で1681種類、その中から選りすぐりの切手をご覧いただくことができます。
宇宙切手 展示風景.jpg
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辻野照久さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?

小学4年生の時に担任の先生が今晩望遠鏡で人工衛星を観測すると教室で話したこと。

2.初めて手にした宇宙切手は何ですか?

1967年発行の国際商業衛星通信開始記念

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)

宇宙切手またはその画像をできる限り収集し、「宇宙切手の展示室」の掲載点数を増やすこと。目標5,000点(現在の3倍)としておきましょう。
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辻野さん、ありがとうございました。

辻野照久 Teruhisa Tsujino
http://members.jcom.home.ne.jp/ttsujino/space/sub02.htm
1950年生まれ。1973年に東北大学工学部卒業。同年日本国有鉄道入社。1986年宇宙開発事業団(現JAXA)に転職。子供の頃「切手ブーム」の影響を受けて切手のコレクションを始め、コレクション保有数は250,785種類(2014年2月現在)。宇宙切手に関する知識の豊富さから、国際宇宙年(1992年)記念切手の図案の原案づくりを郵政省から依頼された。現在、JAXA調査国際部所属。

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

ミッション[宇宙×芸術]展 西澤丞さんへのQ&A

ミッション[宇宙×芸術]展では、西澤丞&ソニー・ミュージックコミュニケーションズの写真集《イプシロン・ザ・ロケット― 新型固体燃料ロケット、誕生の瞬間》が大型パネルと映像で展示されています。
「日本の宇宙開発の最前線を、多くの方々に伝えたい」という思いから始まり、撮影日数は50日を超えたそうです。新型ロケット製造の現場、その圧倒的な迫力とそこに関わる多くの人の存在や思いを感じる空間がひろがっています。

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西澤丞&ソニー・ミュージックコミュニケーションズ
《イプシロン・ザ・ロケット― 新型固体燃料ロケット、誕生の瞬間》
2013
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西澤丞さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

ご質問への回答
1)宇宙ロケットに興味を持った時期、きっかけは何ですか?

中学生くらいの時に見た写真がきっかけです。有名なアポロやゴダードの初期のロケットの写真を見て単純に「かっこいい」と思い、「いつか自分も撮りたい」と思うようになっていました。また、きちんと記録写真を撮っておくことの重要性も痛感していましたので、今回のイプシロンの撮影ではロケットのかっこよさと記録撮影の両面で質の高いものにしようと思って撮影しました。

2)撮影する上で一番苦労された点は?

無人カメラで撮影しなければならない状況が、一番難題でした。電波を発するものや有線での遠隔操作は出来ませんでしたので、音でシャッターを切れる装置を自作して臨みましたが、事前に本番と同様の環境でテスト出来る訳ではありませんでしたので、写っているかどうかを確認する瞬間は、本当にドキドキでした。
 でも、実は撮影よりも撮影出来る立場に自分をおくことの方が遥かに大変なのです。被写体によっては、人生を賭けないといけない場合もありますので。

3)次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)

「撮らなければいけない」「撮らせてほしい」ものは沢山あるのですが、いずれも簡単に撮らせてもらえるものではありませんので、今の段階では「妄想」です。それでも、撮りたいと思っていると、巡ってきたチャンスを逃さずに済みますので、常に妄想を暖めておくようにしています。

 現在は、次の写真集の企画を動かしていますが取材先からの許可が出ておらず、胃が痛くなりそうな状況です。出来上がった写真を皆様にご覧いただくまでの9割は、書類を作ったり交渉したりする裏方仕事なのです。また、とある国家的規模のプロジェクトに記録撮影としての参加を打診されています。以前から「次世代のために記録しておかなければいけない」と思っていたプロジェクトですので、実現出来ればいいなあと思っています。
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西澤さん、ありがとうございました。

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西澤丞 Joe Nishizawa
http://joe-nishizawa.jp
愛知教育大学美術科卒業。写真家。「日本の現場を応援する」というコンセプトのもと、「日本製」のブランドイメージ向上に努め、科学や工業に関する写真を撮影し、自身の著作物や雑誌などで発表している。日 本における工業写真の第一人者。自動車メーカーデザイン室、撮影プロダクション勤務を経て2000年よりフリーランスとして『TIME』や『ナショナルジオグラフィック(日本版)』などで活動。主な写真集に「BUILD THE FUTURE」(太田出版、2010年)など。

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

橋本トモコさん

「ワンダフル ワールド」展の出品作家、橋本トモコさんについて紹介します。

橋本さんは、果物や草花など身近にあるものをモチーフに油彩絵画を制作しています。「ワンダフル ワールド」展では《白い光、落ちる闇‐椿》という新作が加わり、果物や草花、川、葉といったモチーフで溢れた展示空間は、美術館でありながら外を散歩しているかのような感覚となります。またそのモチーフがシンプルであるからこそ、油絵具の何層にも塗り重ねられた深味のある絵肌が引き立ちます。木製パネルに綿布を膠で貼り、白亜地を塗り重ね研磨した下地に、透明度の高い油絵具を塗り重ねるという15世紀ネーデルラントによく見られる古典技法で制作しています。そのため、印刷物では決して表現できない、実物だからこそ感じ取れる硬質で輝きのある色彩や丁寧な仕上がりを堪能できます。大人だけでなく子どもたちも橋本さんの作り出す色彩に惹き込まれるかのようにみいっています。

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撮影:木奥惠三

《白い光、落ちる闇‐椿》の葉は、光が差し込む天井からこぼれ落ちるかのようです。それは橋本さんの入念に計算され尽くした一つ一つの葉の配置により実現されています。

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撮影:木奥惠三

《どこへも帰らない‐江戸川》は見る角度によって様々な色彩に変化します。実際光にあたった川の水面のように様々な色彩で輝いています。ぜひ実物を見に足を運んでください。

橋本トモコさんHPはこちら

(「ワンダフル ワールド」展インターン秋山)

武藤亜希子さん

「ワンダフル ワールド」展の出品作家、武藤亜希子さんについて紹介します。

武藤さんは「ワンダフル ワールド」展に《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》という新作を出品しています。それは東京都現代美術館が位置する深川と強く関わりを持つ作品です。作品の材料である布は深川に住む方々が使用していたものです。それらを集め使用することで、土地柄が作品に色濃く表れると武藤さんは話します。展示会場の位置する土地の布を集め作品に使用するといった制作活動は、2012年越後妻有アートトリエンナーレへの出品作品《思い出の庭 T+S+U+M+A+R+I》から見られます。新潟県十日町市が着物の生産地であることから布を集めたようです。それは武藤さんの、人との対話や関係性から作品をつくるといった姿勢が大きく反映されています。《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》では布を集めるだけでなく、皆で布製ブロックを一つ一つ制作しました。それだけではありません。来館者の方々がそれらを自由に繋げる合わせることで作品となり、有機的に変化し続けます。

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撮影:木奥惠三

2階では、なくしたものごとに関する「言葉、もしくは会話」「場所」「もの」「匂い」「色」「音」などをキーワードに、皆のなくしものを黒いシルエットの形とした作品《なくしもの屋》が見られます。また、《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》と関連し、短冊に川にまつわる思い出を絵や言葉でかいたり色を塗ったりできるスペースがあります。川にまつわる思い出が書かれた短冊は、展示期間中3階のエスカレータの横に展示されます。その短冊は《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》と呼応し展示会場を彩っています。

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武藤さんの作品はどれもあたたかい気持ちになります。武藤さんの人柄が作品に映し出されているようです。

武藤亜希子さんのHPはこちら

(「ワンダフル ワールド」展インターン秋山)

金澤麻由子さん

「ワンダフル ワールド」展の出品作家、金澤麻由子さんについて紹介します。

金澤さんは映像アニメーションや体験型・参加型のメディアアート作品を主に制作しています。また、ぬくもりのある手描きにこだわることで、絵画がまるで動き出すかのような感覚を実現しています。

「ワンダフル ワールド」展では、《うつろい いろは》を出品しています。金澤さんは、「智積院の長谷川等伯による障壁画の迫力と植物の入り乱れにインスピレーションを受け、日本人の美意識やこころの故郷を子どもたちに伝えたいというおもいで、日本の四季をテーマにした《うつろい いろは》を制作した」と話します。そのようなおもいが込められた作品の中には、カメラが仕組まれており、作品の前に立つ観者の姿が《うつろい いろは》の絵本のような世界に映し出されます。そのため、子どもだけでなく大人も幼少期に戻ったかのような感覚で楽しめます。金澤さんは、大人も子どものようにいるだけで祝福してもらえるような体験をして欲しいと、2010年《Sweet Home》という体験型・参加型作品を制作しています。画面に映し出された観者をアルパカが抱きしめてくれるといった作品です。子どもだけでなく大人も楽しめる、心温まる作品を常に世に送り出しています。そんな金澤さんは、2011年おおしま国際手づくり絵本コンクール最優秀賞・文部科学大臣賞受賞をはじめ今日とても注目されている現代作家です。

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撮影:木奥惠三

私おすすめの《うつろい いろは》の冬の雪だるまです。なんと自分の顔が雪だるまに映し出されます。4人家族で並べば4人の雪だるまの家族となります。

ぜひ金澤さんの織りなすぬくもりある最新技術を駆使した映像作品を体験してください。

金澤麻由子さんのホームページはこちら

(「ワンダフル ワールド」展インターン秋山)

赤ちゃんからの家族鑑賞プログラム(8/20)レポート

0歳~2歳児対象/赤ちゃんからの家族鑑賞プログラム「みて・はなす、ワンダフル ワールド鑑賞ツアー」を行ないました。アートケアひろば会長の冨田めぐみさんを講師にお呼びしました。参加して頂いた皆さまそれぞれ、赤ちゃんたちがどのような作品を好み楽しんでいたのか発見できたようです。作品と日常風景との繋がりから大きく反応したり、非日常的空間だからこそいつも異なる表情を見せたりと、赤ちゃんたちは既に作品から何か感じ取っているようでした。
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鑑賞ツアー前、作品をどのように楽しむと良いのか説明してくださいました。

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お母さんの手を引っ張り作品にとても興味を示しています。

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鑑賞ツアー後、親御さんから感想を伺いました。

(「ワンダフル ワールド」展インターン秋山)

2014年8月19日

ミッション[宇宙×芸術]展にて、
劇場版アニメーション作品『宇宙兄弟#0(ナンバーゼロ)』の原画公開中!

現在全国公開中の映画『宇宙兄弟#0(ナンバーゼロ)』の原画を、ミッション[宇宙×芸術]展の地下2階展示室内で公開しています!

映画を観た方もこれからの方も、東京都現代美術館のミッション[宇宙×芸術]展にぜひお立ち寄りください!

宇宙兄弟#0(ナンバーゼロ)』の公式サイトはこちら!


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2014年8月18日

「ワンダフル ワールド」展印刷物等デザイナーさん紹介

インターンの吉田です。
今日はデザイナーとして、展覧会の様々な広報物やグッズを作成された北村直子さんにインタビューしました。

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デザイナーの北村直子さん

--今回のポスターやフライヤーの見所を教えてください。
ポスターは大人の方が見て子どもをつれていきたくなるように、フライヤーは子どもたちがみてワクワクするようにと、3 つのイメージがそれぞれ異なるイメージを持つように作りました。フライヤーでは、線路に沿って、作品それぞれがアイコンとなって、作品たちを巡ってゆくようなイメージをもって制作しました。

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チラシ

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ポスター

今回のワンダフルワールド展のポスターの画像です。それぞれ異なったイメージでとてもかわいらしいものになっています。

--特に工夫した点は?
私は普段、動物園でデザイナーとして働いています。その動物園自体が入門動物園といって、他の動物園よりも子どもが初めて来る動物園というイメージが強い場所です。なので、普段の仕事も親子に向けて作ることが多いので、共通する部分も多くありました。文字の大きさであったり、注意書きを文字ではなく、イラストを使って、目で見てわかりやすいものになるように作っています。


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展示マップにも様々な工夫がほどこされています。

--逆に難しかった点はありますか?
そうですね。普段は動物を素材にしてデザインすることが多いので、動物達をイラストだったり、写真であったりで自由に料理して作るのですが、今回は作家さんやカメラマンの方など様々な方が関わって作るもので、私自身勉強になる部分がとても多かったです。

今回の展示では、ポスターやフライヤーの他にも展覧会オリジナルグッズや、展示室内外のサイン表示にいたるまで様々なものを北村さんに制作していただいてます。作品はもちろん、ぜひそれらにも目を向けてもらえるとより「ワンダフル ワールド」展が楽しめると思います。

(「ワンダフル ワールド」展インターン 吉田)

展覧会の運営ボランティアスタッフさん

今回はインターン佐下橋が、「ミッション [宇宙×芸術] 」展と「ワンダフル ワールド」展において、日々の展覧会運営を支えてくれているボランティアの取り組みをお伝えします。

ひとつの展覧会は、展覧会の企画全体を考える学芸員、作品を生み出す作家、展示会場を設営するスタッフ、展覧会情報をお知らせする広報スタッフなど様々な人の協力によって作り上げられています。そうしてお披露目となった展覧会の運営にも実は多くの人たちが携わっていて、作品やお客さまの安全を見守る監視スタッフや、今回ご紹介する展覧会ボランティアといった人たちが活躍しています。

今回の展覧会においてボランティアは、学芸員や作家が日頃行うことができない会場内でのお客さまとの対話や触れ合いを担い、より良い作品鑑賞につなげるサポートを行っています。
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展覧会ボランティアはこのような名札をつけています。

展覧会ボランティアは、事前説明会への参加や活動の情報共有をするミーティングを通じて、作品理解や鑑賞サポートのコツを学び、会期中は毎日お客さまをお迎えしています。

例えば、「ミッション [宇宙×芸術] 」展の 《スペースダンス・イン・ザ・チューブ》 を担当するボランティアは、お客さまに少しでも多く作品を楽しんでもらえるように何度もチューブの中に入っておススメの体勢を研究したり、作家に提供していただいた作品解説集を読み込むことでお客さまの疑問に答えられるように準備しています。

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チューブ出口でお出迎え。

沢山のこどもたちで賑やかな「ワンダフル ワールド」展のボランティアは、船井美佐さんの 《楽園/境界》 を小さなお子さまが安全に楽しく体感できるようにサポートしたり、金澤麻由子さんの 《うつろい いろは》 の遊び方のコツをレクチャーしたりして、大人も子どもも楽しめる会場作りに貢献しています。

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作品世界を安全に楽しく体感してもらうお手伝い。
このように、会場で直にお客さまに向き合う展覧会ボランティアは、より一層作品鑑賞を楽しんでいただけるように日々、活動に励んでいます。会場に足をお運びの際は、ぜひ展覧会ボランティアにお声掛けいただき、作品の楽しみ方を伝授してもらって、楽しい時間を過ごしてくださいね。


(「ワンダフル ワールド」展インターン:佐下橋)




2014年8月17日

ミッション[宇宙×芸術]展、月面フォトロケーションで無重力写真を撮ろう!

今回はミッション[宇宙×芸術]展の楽しみ方をご紹介します。

地下の展示室へ降りていくと、そこには月面のフォトロケーションが!
月面から地球を望むこのセットは映画「宇宙兄弟」(2012年、配給:東宝)の美術、東京都現代美術館「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平」展の《アリエッティの家》セット、「館長 庵野秀明 特撮博物館」の巨大なミニチュア特撮セットなどを手がけたメンバーによって制作された《地球光》です。

こうして撮影すると、まるで月面で地球を持ち上げているかのような写真もとれちゃいます。
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どんな仕上がりになるかは、ぜひ会場で確かめて下さい。

最後は家族で記念撮影!
「2014年 夏の思い出」の1ページに月旅行の写真を残してみませんか?
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※実際にご来場されていたご家族をモデルに撮影させていただきました。
ご協力いただき誠にありがとうございました。


地球光|Earthlight
プロデュース:籠谷武、美術デザイン:稲付正人、設計:早坂聰史、造型:渡邊昌義、ライティングデザイン:藤原工

(ミッション[宇宙×芸術]展スタッフY)

2014年8月14日

「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展 ボランティアガイド募集

2014年9月27日から開催される「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展では、定期的に映画制作ワークショップを開催します。お客様が楽しく参加できるようガイド(ファシリテーター)をしていただけるボランティアを募集します。

【ワークショップの内容】
会場内に配置された12種類のセットを自由に使って、15人ほどのグループで1つのオリジナル短編映画を作ります。インストラクションにそって3時間で脚本作り、キャスティング、撮影、上映会まですべて行います。完成した作品はDVDに焼いて、代表者1名にお渡しします。6歳以上であればどなたでも参加可能です。

【ガイドの活動内容】
参加者グループに付き添って、映画制作のためのインストラクションや機械の使い方の説明をしたり、タイムキーピングや上映会の補助をします。インストラクションや機械の取り扱い、その他活動内容に関しては事前研修を実施します。

★活動日
9月27日(土)~1月4日(日)のうち水曜日(休館日除く)、土曜日、日曜日、祝日
※状況により上記以外の曜日にも実施する可能性があります。

★活動時間
①フルタイム(10:00-18:00)※途中休憩有、②午前(10:00-14:30)、③午後(13:30-18:00)

★応募資格
①18歳以上でボランティア活動の趣旨を理解し、展覧会を応援していただける方
②会期中3日以上の活動が可能な方。または週のうち定例的な活動が可能な方(例:毎週○曜日)
③連絡のためにメールアドレスをお持ちの方
④下記、事前説明会のいずれかに参加できる人

★その他・条件
・展覧会への理解を深めていただくため、任期中ボランティアは展覧会を何回でもご覧いただけます。
・本展記念Tシャツ(非売品)を1人1枚支給します。
・報酬、交通費、食費の支給はありません。
・ボランティア保険(無料)に加入します。

■ボランティア応募方法
・下記の必要事項をメールにてお送り下さい。
1.氏名(ふりがな)/2.年齢/3.住所/4.電話番号(日中連絡先)/5.メールアドレス/6.活動希望日時(3日以上または定例的な曜日を記入)/7.事前説明会の希望参加日時(下記参照)/8.志望動機

・事前説明会:いずれかに参加ください。
開催日時①2014年9月23日(火・祝)13:00-17:00
②2014年9月24日(水)13:00- 17:00
※上記日程での参加が難しい場合は応募メールにてお知らせください。

応募先:gondry-staff@mot-art.jp
応募締切:2014年9月15日(月)
※ご応募いただいた方へは、メールを受信してから1週間程度で返信いたします。活動日程は、2014年9月16日(火)~18日(木)の間にご連絡いたします。迷惑メール拒否の設定をされている方は、あらかじめgondry-staff@mot-art.jpからのメールを受信する設定にしてください。
※質問・お問い合わせは、03-5245-4111(「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展ボランティア係)
※個人情報は、ボランティア募集の目的以外には一切使用しません。

展覧会の詳細についてはHPをご参照ください。

みなさまのご応募をお待ちしております。

2014年8月13日

チームラボ代表・猪子寿之さんを迎えて 東京都現代美術館20周年記念 特別バージョン《憑依する滝、人工衛星の重力-Gold》公開

8月9・10日の2日間、「東京都現代美術館20周年 ナイトミュージアム」と題して記念イベントを開催し、「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」展で公開中のチームラボによる巨大なプロジェクションマッピング作品《憑依する滝、人工衛星の重力》の特別バージョンが公開され、チームラボ代表の猪子寿之さんと当館学芸員の森山朋絵によるトークが行なわれました。

当日19:00、猪子さん登場とともに人工衛星「だいち2号」(陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)実物大模型)に降り注ぐ滝が水色から黄金色に...。

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チームラボ 《憑依する滝、人工衛星の重力》2014年
特別協賛=株式会社DMM.com
協力=ソニー株式会社/株式会社プリズム


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東京都現代美術館20周年記念 特別バージョン
チームラボ 《憑依する滝、人工衛星の重力-Gold》2014年

見逃してしまった、という方にも朗報です!
今後も8月15日(金)、8月22日(金)、8月29日(金)の夜7時から特別バージョンが公開されるそうです。
特別バージョン追加公開の詳細についてはこちら!


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チームラボ代表の猪子寿之さんに聞く
宇宙と作品に関する「3つの質問」

1.宇宙に興味を持った時期、きっかけは何ですか?
1985年につくば市で開催された「国際科学技術博覧会(科学万博つくば'85)」で見たスペースシャトルの写真。

2.《憑依する滝、人工衛星の重力》はどのように描かれているのでしょうか?
コンピュータ上の空間で、重力を持つ人工衛星に引き込まれていく水をシミュレーションし、滝を描いています。水は粒子の連続体で表現し、人工衛星にぶつかった粒子はその周りを衛星し蒸発して消えていく、その映像をプロジェクションマッピングしています。

3.次なるミッションは何ですか?(今後の活動展開について)
アートであふれたテーマパークや街をつくりたい、建物内の作品だけでなく、例えば街頭や信号、噴水や家もインタラクティブに楽しめる、そんな環境を生み出したいと考えています。

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猪子さん、ありがとうございました!

「ミッション[宇宙×芸術]」展には、チームラボの《冷たい生命》《憑依する滝、人工衛星の重力》《脊振ILCハイスクール!》の3作品が展示されています。


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チームラボ teamLab
http://www.team-lab.net/
2000年、猪子寿之を中心に設立、ウルトラテクノロジスト集団。2011年、カイカイキキギャラリー台北で「生きる」展開催。2012年、フランス「LAVAL VIRTUAL」にて「建築・芸術・文化賞」を受賞、国立台湾美術館にてチームラボ「We are the Future」展を開催。「シンガポールビエンナーレ2013」にて《秩序がなくともピースは成り立つ》を展示。2014年、国内初の大規模な展覧会「チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る」展、Pace Gallery(ニューヨーク)にて、「teamLab: Ultra Subjective Space」を開催。

(「宇宙×芸術」展スタッフY)

2014年8月 9日

8/9ワークショップ「境界を描く-いろのらくえん-」レポート

「ワンダフル ワールド」展に出品している作家、船井美佐さんのワークショップ「境界を描く-いろのらくえん-」を行ないました。段ボールで作った白い鳥や蝶々、木、ウサギなどに好きな色を塗って、円形の木の板に吊るしモビールを作りました。

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こどもたちは、様々な型や絵の具の中から好きなものを自由に選んでいます。

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こどもたちと一緒に親御さんも色を塗ったり組み立てたりと奮闘中。

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完成作品の発表

こどもたちは始終、とても真剣に集中した様子で制作していました。円形の木の板で作られた、イマジネーションと現実をつなぐ「穴」から、様々な動物や植物が飛び出してきたようなミニ作品が完成しました。そして様々な型や絵の具の選択や塗り方、組み立て方によって、どの作品も子どもたちの個性が引き立つものに仕上がりました。


(「ワンダフル ワールド」展インターン秋山)



赤ちゃんからの家族鑑賞プログラム(8/8)レポート

第2回0歳~2歳児対象/赤ちゃんからの家族鑑賞プログラム「ワンダフル ワールドをたんけんしよう!」を行ないました。

前回と同じく講師には、武蔵野美術大学芸術文化学科准教授の杉浦幸子先生をお迎えしました。赤ちゃんたちは同じ作品をみて体験している中、それぞれ異なった反応を示していました。鏡に手を伸ばしたり、絵画をじっとみつめたり、作品と共に楽しんでいる子どもたちを観察したり、様々な楽しみ方を、赤ちゃんから教えてもらえました。

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武藤亜希子作《水の路》、布製ブロックを、お母さんに渡したり返してもらったりしながら遊んでいます。

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金澤麻由子作《うつろい いろは》赤ちゃん自身の顔が雪だるまの顔に映し出され、じっとみています。

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船井美佐作《Mountain / Motoko》すべり台の下の穴の中を、はいはいして行ったり来たりしています。

0歳~2歳児対象/赤ちゃんからの家族鑑賞プログラム第3回目は、8月20日に、アートケアひろば会長の冨田めぐみ氏をお迎えし、「みて・はなす、ワンダフル ワールド鑑賞ツアー」を行ないます。また、杉浦先生の講演会「赤ちゃんと美術館を楽しもう」を8月23日に開催致します。「ワンダフル ワールド」展関連イベントのページで、詳細や最新情報をご確認ください。

(インターン秋山)

次回のアーティスト・トーク等「ワンダフル ワールド」展関連プログラムの詳細は⇒こちら
ワンダフル ワールド」展ブログのこれまでの記事は⇒こちら

2014年8月 6日

松戸高校ボランティアのみなさん

松戸高校の生徒さんの活躍ぶりを紹介します!

「ワンダフル ワールド」展インターンの佐下橋です。今回は展覧会ボランティアとして活躍されている松戸高校芸術科の4人の生徒さんの取り組みをご紹介します。
松戸高校の生徒さんは、展覧会開催にむけ、出展作家 武藤亜希子さんの作品作りを手伝ってきました。武藤さんの作品は、水の流れをイメージした沢山の布製ブロックをつないで大きな「水の路」を作り出す作品です。生徒さんはそのブロック作りをお手伝いし、武藤さんと話しながら、布を切ったり、縫った後に綿を詰めたりするなど地道な制作に励みました。こうしてできた沢山の布製ブロックには松戸高校生のみなさんの思いがこめられ、武藤さんの作品の中に息づいています。
このように、お手伝いや武藤さんとの対話を通して作品に深く関わってきた松戸高校の生徒さんは、現在、展覧会ボランティアとしてお客さまの作品鑑賞サポートに貢献してくれています。展示室で松戸高校生のボランティアを見かけたら、ぜひお話を聞いてみてくださいね。

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完成した 《水の路 w+a+t+e+r+w+a+y》 の前で、武藤さんと松戸高校のみなさん、久しぶりの再会!

(「ワンダフル ワールド」展インターン:佐下橋)

2014年8月 3日

アーティスト・トーク(クワクボリョウタ、船井美佐)

インターンの佐下橋です。
本日、「ワンダフル ワールド」展、2回目のアーティスト・トークを開催しました。

今回はクワクボリョウタさん、船井美佐さんをお招きし、これまでの制作活動や出展作品の着想や鑑賞ポイントなどについて1人30分程、お話して頂きました。

作品に触れる機会はあっても、なかなか顔を知ることが出来ない作家と直接お話しできる機会ということで、会場からは熱心な質問が寄せられました。また、作家同士がお互いの作品について知り合う機会にもなり、展覧会搬入作業の時に初めてクワクボさんの《ハローワールド》を見た船井さんの感想といった裏話も聞くことができました。

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会場からも熱心な質問が。

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作品について談笑する作家の2人。(左からクワクボさん、船井さん)

(インターン佐下橋)

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講演会等これからの「ワンダフル ワールド」展関連プログラムは⇒こちら
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