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2014年3月31日

「驚くべきリアル」展_ギャラリーツアー

「驚くべきリアル」展では、より深く展覧会を知って頂くために
学芸員によるツアーを開催しています。

作品解説はもちろんのこと、
作品に対しての疑問等を聞ける絶好のチャンスです!

是非ご参加ください。

次回のツアーは4月26日(土)15:00から行います。


3月30日(日)に行われたツアーの様子

エンリケ前.JPG

写真前.JPG


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年間カレンダー!

今年度の美術館年間カレンダーが出来上がりました!
デザインはUMA design farmの原田 祐馬さんによるものです。


DSC02987.JPG

DSC02989.JPG


カレンダーは美術館のメイン・インフォーメーションデスクに
設置していますのでお越しの際にはぜひお持ち帰りください。

HP上でも年間ラインアップをご覧頂けます。

※休館日情報はこちら 

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「驚くべきリアル」展_ホルヘ・マキ

アルゼンチンの作家、ホルヘ・マキの作品《血の海(詩)》は左右に
細い根のようなものが広がったまるでリボンのような形状をしています。

遠目でみると繊細で作品の形しか目に入ってこないのですが、
近づいてじっくり見ると、細い根のようなものは実は
紙の束のコラージュだという事に気が付きます。 

丁度真ん中あたりにある言葉、「charco de sangre (血の海)」は
作品タイトルになっている文字。 

紙の束のコラージュは犯罪専門誌の事件報告を切り繋げて作ったものだそうです。
日常的に起こる暴力事件を物語っているのでしょうか。
少し立ち止まって見ていると、私たちの周りで起きている事柄へと
イマジネーションが膨らんでいく作品です・・・

Un charco de sangre [Poema], detail.jpg
ホルヘ・マキ《血の海(詩)》(部分)1999年 MUSAC蔵 ©Jorge Macchi Courtesy:MUSAC


静かに強く何かを訴えるこの作品、
遠のいたり近づいたりしてじっくり鑑賞してみて下さい。

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2014年3月28日

「驚くべきリアル」展_エンリケ・マルティ

6_Enrique Marty.jpg
エンリケ・マルティ《家族》1999年 MUSAC蔵 ©Enrique Marty, Courtesy: MUSAC


スペインの作家、エンリケ・マルティは本展では、2作品展示しています。
そのうち、《家族》と題された1999年の作品を今回はご紹介いたします。

スナップショットを元に描いた約100枚の絵が埋め尽くす《家族》。
作家自身の父母や甥っ子、姪っ子たちを写真にとり、
それを絵画として描くことで「家族」という共同体の特殊性を探っている作品です。

作家の家族がいろんな場面でカメラにアピールする姿が描かれていますが
なんだか全て、少し不気味でさらっと流してみる事が出来ない感じがします。

そこで・・・・
じっくり見ていると、なんと人に角や羽が生えています!
奇異な要素が日常風景に紛れ込んでいて、見れば見るほど、はっ!とさせられる作品だな、と思います。

ブログでご紹介している画像は、作品の1部にすぎないので
是非、壁一面を埋め尽くすこの作品を見に来てください!

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2014年3月24日

MOTアニュアル2014ブログ No.15 インタビュー「福田尚代」

こんにちは。
学芸員の森です。
先日は「学芸員によるギャラリー・ツアー」に多くの皆様にご参加いただきありがとうございました。
予想外の反応をいただき、新たな発見もあり、刺激的なひと時でした。

さて、今日は、
出品作家のインタビュー・シリーズの4人目、'福田尚代さん'の回をお届けします!
消しゴム、鉛筆の芯、栞の紐、原稿用紙・・・等を文具を用いた繊細な作品は、一度見たら忘れられない深い印象を残します。

残像 引き潮.png
《残像:引き潮》2010-14 撮影:伊奈英次

では今回も展覧会インターンのカノさんによるインタビューで、お届けします。
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作家の福田尚代さんは、文字や言葉、本にまつわる作品を制作する傍ら、回文(上から読んでも下から読んでも同じ音の文章)を数多く作ってきました。今回は福田さんに、まずは本の作品について聞いてみました。

福田バートルビー.jpg
≪翼あるもの 『バートルビーと仲間たち』≫2013 撮影:伊奈英次

カノ「例えば、本の頁を折り込んで、一行だけを見せる作品があります。
本の頁を折る、という行為は、とても強い行為だと感じました。
福田さんは、どのような思いで身近なものに手を加えているのでしょうか?」

福田「本に危害を加えている、と思われるかもしれません。
特に、本が好きな方は、本そのものを大切にする心を持っていらっしゃいます。
でも、私は本を傷つけたいのではなくて、
動機は愛にあると思っています。
愛にはいろいろな種類があるのではないでしょうか。
本と私との間に起きた、私的な事件は、他の人には知りようもないことですが、
私にとってその本と自分との関係は、人との関係くらい強いものです。
本の頁を折るだけでなく、文字の上に刺繍をしたり、
本の頁に針で無数の穴を開けていったりもします。
そういった行為によって、本と私が一体化していくように感じます。
本の中に入っていきます。」

カノ「福田さんの作品は、本だけでなく、けしごむやしおり等、
身近なものを素材にしているので、感情移入しやすいと思います。
作品を見た人の反応を見て、いかがでしたか。」

福田「作品を見るとき、人は自分が見たいものを見るって言ったらおかしいのかな、
自分自身をそこに発見している、と感じることが多くて。
私はそれを面白いことだな、と思います。
そういう、誰でも映せるような、鏡のような作品ってすごくいいな、と思うんです。
懐が深い、余地のある作品に憧れる気持ちがあります。」

今回の展覧会では、本だけでなく、様々な素材を使った作品を展示しています。
展示室で、一つ一つの作品との対話をお楽しみください。

本展覧会にて展示をする福田尚代さん.jpg
本展覧会にて展示をする福田尚代さん 撮影:後藤武浩 
(《ランボーの手紙》を1枚1枚丁寧に並べています。)

福田尚代さんのアーティストトークは4月19日(土)15:00~です。
ご参加お待ちしております。

(学芸担当 森)

2014年3月20日

「驚くべきリアル」展_フェルナンド・サンチェス・カスティーリョ

本展のポスターやチラシなどでメインビジュアルとして登場している
フェルナンド・サンチェス・カスティーリョの作品、《馬に捧げる建築》をご紹介します。

驚くべきリアルポスター.jpg

この作品はスーツ姿の男性が馬に乗って大学内を優雅に歩き回る映像作品です。
他に誰もいない校舎に鳴り響くひづめの音。
「ん? どうしてここに馬が入れるのだろう」と
違和感を感じるのは私だけではないと思います。

映像の中のこの建物はフランコ政権のもと建てられたマドリード自治大学です。
学生蜂起を制圧するために、馬に乗った警官がスムーズに校内を
行き来できるよう設計されている建物です。

映像ではスーツ姿の男性が、白馬にまたがり廊下や講義室などを
騎馬隊のパフォーマンスのような軽やさで優雅に歩き回ります。
歴史の痕跡が白昼夢のようによみがえるようなこの作品。
是非、一度展示室でゆっくりご観覧ください。

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MOTアニュアル2014ブログ No.14 ギャラリーツアー(3/21)

学芸員の森です。
展覧会が始まって早くも約1ヶ月。
カタログの編集も終わり、
慌ただしい日々にやっと余裕が出てきました。

さて急なお知らせですが、
明日(3月21日)に「学芸員によるギャラリーツアー」を実施します!

                            吉田夏奈《木々》
RIMG1185.JPG


約1時間で展覧会を一周しようというツアーで、
私のお薦め絶景スポット(ここから見ると作品がさらに面白く見える)、
作家のエピソードなどもご紹介しつつ、
楽しく皆様と一緒に展覧会を巡りたいと思います。

時間は15:00~。
ご希望の方は展覧会チケットをお求めの上、
3階企画展示室の入口にお集まりください。
皆様のご参加をお待ちしております。

展示室以外の場所にも作品があります。お見逃しなく!

(学芸担当 森)

2014年3月14日

「驚くべきリアル」展 ポストカード販売中!

「驚くべきリアル」展の関連グッズとして、6種類のポストカードを販売しております。

ブログ用.JPG

販売価格:1枚につき150円+税

当館のミュージアムショップ、ナディッフコンテンポラリィにてお買い求めいただけます。

2014年3月 2日

MOTアニュアル2014ブログ No.13 サンデー・ツアー

今日(3月2日、日曜日)から始まるサンデー・ツアーのお知らせです。
「MOTアニュアル2014」では、解説スタッフと一緒に作品を鑑賞するツアーを行います。
このツアー限定で、公開される制作の秘密や資料あり。
初心者の方にも楽しめるツアーです。
この写真は、特別に青田真也さんからお預かりしているもの。

aota.jpg
実際に触っていただける作品です。

私もトライしたところ「あれっ?」と意外な感触でした!
予約不要ですので、展覧会のチケットをお求めの上、15時にMOTアニュアル3階入口に集合ください。

(学芸担当 森)