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MOTアニュアル2014ブログ No.3 「インタビュー パラモデル 林泰彦」

こんにちは。学芸員の森です。

MOTアニュアルの会場設営(壁を新たに作ったり、色を変えたり)も大詰めを迎え、
今日は初めて作家が現場にやってきました。
一番乗りはパラモデルの林泰彦さんです。
オーストラリアの「パース・フェスティバル2014」での作品設営を終え、
帰国するや否やの来館です。

今日はそんな林さんのインタビュー記事を、前回のようにインターンのカノさんが
お届けします!

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アート・ユニットのパラモデルは、林泰彦さんと中野裕介さんの2人組です。
おもちゃのプラスチックレールを使ったインスタレーションや平面作品・ビデオ等、多様な
作品を制作しています。今回は林さんに、制作のルールについて聞いてみました。

林さん.jpg
パラモデルの林泰彦さん。お会いする時は、いつも帽子です。


カノ「パラモデルは、プラレールや配管用パイプなど、同規格で均質なパーツを使って作品を構成していますが、作品全体は有機物のように自由に増殖していくように見えます。作っていくときに特別なルールはありますか?」

 「実家が東大阪の工場で、発泡スチロール、アルミ、木材、プラスチックを扱っていました。だから、幼い頃から素材の"定型サイズ"や"工業規格"になじみがあります。今でも、作品を構成する時、それぞれの素材の規格サイズを意識しています。例えば、平面作品でベニヤ板を使う場合も、サブロク(3×6)板というごく普通に流通している規格サイズをそのまま使っていて、それをカットすることはほとんどありません。別のサイズにする根拠が見当たらないんです。規格サイズにゆだねる、みたいな姿勢が好きですね。
 サイズだけではなく、素材の組み合わせにもある程度、自分の中でのルールがあります。例えば、パイプを使ったインスタレーションでは、パイプを繋ぐ角度も決まっていて、展示空間に置く机の重ね方にもルールがあるんです。斜めに重ねることもできるけれど、斜めにはしない。
そういう風には見えないかもしれませんが。」

カノ「最近では、日本だけではなく、世界のいろいろな地域で活躍しているパラモデルですが、海外で何か発見はありましたか。」

 「アジアは、資材屋さんの陳列方法が面白いです。とても狭いところに、ぎゅうぎゅうづめに物が置かれていたり。そういうのは見るだけで面白いですね。海外で見つけた珍しい部品を作品に使うこともあります。
海外で新しい部品を手に入れたり、日本とは違った規格に触れたりすることによって、作品もこれからどんどん変わっていくかもしれません。」


 今回の展覧会では、これまでに制作した平面作品を構成してインスタレーションにしたり、展示室以外の場所を使って制作したりする予定です。林さんと中野さんによる展示空間で、パラモデルの世界観をぜひ体感してください。


*パラモデルのアーティスト・トークが2月15日(土)15:00からございます。ぜひご参加ください。