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MOTアニュアル2014ブログ No.2 「インタビュー 青田真也」

「MOTアニュアル2014 フラグメント」でご紹介する作家たちは、全部で6人/ユニット。
これから少しずつその横顔を紹介していきます。

紹介してくれるのは、展覧会インターンのカノさんです。
大学院生のカノさんは、展覧会の準備は初めて。
そこで各作家に制作について、素朴な疑問を投げかけてみました。

ではまず、青田真也さんのインタビューをお届けします。

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作家の青田真也さんは、洗剤のボトルやガラスの瓶、木製の民芸品など生活に身近な日用品の表面をやすりで削ぎ落とし、表層を曖昧にする立体作品を制作しています。
今回は青田さんに、素材選びの話から聞いてみました。

カノ「身近な日用品や、民芸品など、見慣れたものを削って作品にされていますが、何を素材にするかは、どのように選んでいるのですか。」

青田「最初はランダムにいろいろなものを削っていましたが、作業していく中で、普段見ているイメージが強いものや、作品を見た人が元の形を想像しやすいものを選ぶようになりました。

青田さん作品画像.jpg
 青田真也《untitled》2006

青田「僕の中で、ここまで削る、という基準があって、元の形が分かる程度にとどめます。作品を見た人が、『見たことがあるけれど、もしかしたら違うかもしれない』と感じるような、曖昧なものにしておきたいです。
機能も、出来る限り残しておきたいです。例えば、プラスチックのボトルだったら、ボトルが破れるまで削ってしまったら、それは作品ではなくなってしまいます。」

カノ「作品を見た人の意外な反応はありましたか。」

青田 「これはどのような素材で制作したのですか、と聞かれることが多いです。
プラスチックボトルの作品は、粘土で作ったものですか、と言われたり。
この間、視覚障害のあるこどもたちとワークショップを行った際は、手触りだけだと、布を巻いているのですか、と言われたりしました。
そのような反応を聞くのは作家としてすごく面白いです。
多くの人が見たことがあるようなものを素材に使うのも、見る人がどう感じるのか知りたいからかもしれないですね。」

今回の展覧会では、ボトルの作品を多数用いてインスタレーションとして発表する予定です。
ぜひ展示室で、作品の質感に注目してみてください。

展示室の青田さん.jpg
*作品サンプルを使って、展示室で展示プランを考える青田さん

*青田真也さんのアーティスト・トークが2月15日(土)15:00からございます。ぜひご参加ください。
*サンデーツアー(3月2日~5月4日の毎週日曜日、15:00~)では、参加者限定で、青田真也さんの作品を触ってご鑑賞いただける予定です。