メイン

2016年3月10日

「カラダ」ワークショップ おとな編

ワークショップ2日目、中学生以上を対象としたおとな編には、
中学生から60代までの幅広い年齢層に渡る19人が参加しました。

自己紹介と準備体操を終え、高橋さんからワークショップの趣旨説明後、
鑑賞がスタート。

1_I8A6767.jpg

タイトルが明かされずに鑑賞した高間惣七《ヨット》では、
「この絵からどんなタイトルをつけますか?」との
問いかけに、『夢』や『港』などの意見が出ていました。

『港』と答えた方によると、良く見るとヨットのようなものが
見えるから『港』というタイトルを想像したとのこと。
抽象的な作品ですが、良く見ると確かにそのような形が見出されます。

スライドで9点の作品を鑑賞した後は、展示室へ移動。

2_I8A6689.jpg

中西夏之《夏のための Ⅲ》では、
プロジェクターで投影された画像を見たときには
「顕微鏡をのぞいた感じ。微生物みたい」
「瞬間接着剤のひび割れのようにも見える」
などの意見がありましたが、実際に作品を目の当たりにすると
「細胞よりも植物っぽさを感じる」
「画面左側に弧を描くような線が印象的」という発見もあったようです。

3_I8A6803.jpg 4_I8A6813.jpg

午後からはいよいよ創作開始。
靉嘔《田園》では、4~5人のグループに分かれて
作品から想像した動きを創作してもらいました。
10分ほど相談して作り上げた動きはその場で発表。
同じ作品でも、表現の仕方はグループごとに全く異なり、
それぞれの個性が光る動きが創作されていました。

おとな編では、グループワークを交えながら進行。
一人ずつ自分なりの方法で表現する作品もあれば、
グループごとに指定された作品の動きを考えたり、
全員でひとつの作品の動きに挑戦したりと
バラエティに富んだ展開となりました。

最後におとな編でも最後に発表を行いました。

5_I8A7025.jpg 6_I8A7235.jpg

行為や行動も作品になるのだ!との高橋さんの思いから、
撮影した発表の様子はDVDに編集し、後日参加者の元に『作品』として
発送しました。

高橋さんのユーモアあふれる進行で朗らかな雰囲気のもと
進行していったワークショップ。
今回のワークショップでは、展示スペースの関係や他の鑑賞者への配慮から、
展示室内での鑑賞は3点に留まり、プロジェクターで投影しての
作品鑑賞がメインとなりましたが、「カラダを通して美術作品をみる」ことが
今後作品を鑑賞する際の新たな手がかりになれば幸いです。
(A.T)
写真撮影:川瀬一絵

「カラダ」ワークショップ こども編

「カラダを通してみる美術」と題し、美術を新たな視点でとらえ、
作品鑑賞のきっかけを広げることを目的としたワークショップを実施しました。
企画・指導は、身体を使った芸術鑑賞を提案するワークショップを
行っている美術家の高橋唐子さん。
ワークショップは、小学3~6年生を対象としたこども編と
中学生以上を対象としたおとな編とで実施日を分けて開催しました。

2月6日(土)のこども編では、小学3年生を中心とした10人が参加。
はじめに高橋さんから「今日はいろんな見方で作品と向き合います。
そして、"カラダ"を使って考えて、それを人に伝えることをやりたいと思います。
だから今日は最後に発表します!」
とのお話がありました。

参加者の自己紹介と準備体操が終わると、高橋さんが選んだ、
現代美術館所蔵の9作品をプロジェクターで投影して紹介。
まずは高橋さんと1時間ほどかけて、作品鑑賞を行いました。

1_I8A5725.jpg 2_I8A5771.jpg

白髪一雄《無題(赤蟻王)》では、
「真ん中の黒いところから枝が出ているみたい」
「いろんな色の蛇がいるみたい」
「目や胴体のようなものが見える」
などといった意見がこども達から出ました。

高橋さんから「どうやって描いたと思う?」と聞かれると
「すごく太い筆」「ハケで描いて、細かいところは筆!」
と言う子もいれば、
「指の跡のようなものが見えるから、足で描いた!」と
正解をするどく当てる子もいました。

スライドショーでの鑑賞を終えると、その内3点が展示されている
常設展示室3Fへ実物の作品を見に出かけます。

3_I8A5896.jpg 4_I8A5905.jpg

宮島達男《それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く》
では、プロジェクターで投影された静止画との違いをこども達が語ってくれました。
「作品が光っている」
「ずっと見ていると数が出ていないところが上がっていくように見える」
「急いでいる感じがする」など、
作品を見て気づくことやそこから自分なりに想像したことを教えてくれました。

高橋さんから「身体で表すとしたら?」と問いかけられると、
高速でまばたきをして表現する子もいれば、
ピアノを弾くように指先を動かす子も。
さらに右手と左手の速さを変えて動かしてみる子など、
こども達は自分なりの様々なアイデアを答えていました。

午後からは、"カラダ"をキーワードに作品を見ていき、
それを身体で表現するとしたらどんな動きとなるか?
といったことをポイントに、創作に取り組みました。
絵画や彫刻作品の姿や形を真似するだけではなく、
作品から感じた印象や想像したことも身体で表していきます。

作品ごとに創作した9作品の動きは、ピアノの生演奏に合わせて
つなぎ合わせ、オリジナルの美術体操が完成!

5_I8A5745.jpg 6_I8A6362.jpg
7_I8A6420.jpg

最後に、保護者を中心とした観客の前で披露しました。
全員で同じ動きをする作品もあれば、
一人ひとり自分なりの方法で表現する作品もあったりと、
1曲の中に様々な動きが構成されていきました。

9_I8A6483.jpg 8_I8A6474.jpg

最後に観覧してくれた方から感想を伺いました。
「普段、ただ作品を見ているときと違って、身体の様々な部分を
使った表現がリアルだった」
「いつも作品を鑑賞するときには、視覚に頼りがちだけど
作者の気持ちが乗り移る体験になったのではないかと思う」
などのコメントが寄せられました。
こども達からは「発表会が緊張したけど、楽しかった」
「絵は身体でも表現できることを知りました。とても楽しかったからまたやりたい」
「美術を身体で表現した発表会では、お客さんも楽しんでいたので本当にうれしかったです」などの感想が述べられました。
(2日目のおとな編に続きます)
(A.T)
写真撮影:川瀬一絵

2015年3月19日

大切な想いを「花」と「音」に託して

音の花束1.jpg
2015年3月18日、東京都現代美術館は開館20年を迎えました。
これに関連し「音の花束」というワークショップを開催しました。
(実施日:2015年3月14日、15日。15日は発表会パフォーマンスも実施)

このワークショップでは、開館20周年を祝すと共に、
心に浮かんだ誰に向けて、おめでとうやありがとう、
感謝の気持ちや愛の気持ちなど、言葉では伝えきれない
たくさんの想いを音に託して「音の花」=音の鳴る花を作り、
大切な誰かに届けてもらいました。

参加人数は直前のキャンセルが相次ぎ8名と少なかったものの、
講師の後藤朋美(アーティスト)さんやスペシャルゲストの
青柳拓次(音楽家)さんらとの距離感も近く密な関わりが持てました。

音の花束2.jpg
ワークショップ1日目は、参加者同士の自己紹介や今回「音の花」を
届けたい大切な誰かのことを想いながらその相手に向けてお手紙を
書いてもらいました。

音の花束3.jpg
続いて青柳さんや後藤さんが用意してくれたたくさんの楽器に触れながら、
自分が演奏したい楽器を選んでもらい、青柳さんの指導のもと、
みなさんの心の想いを音にする活動を行いました。

楽器演奏は初めてという方がほとんどでしたが、
即興演奏を続けるうちに、だんだんと形になっていき、
やわらかく暖かい、心地よい音が奏でられるようになりました。
この合奏は録音し、別の音声機器に音声データとして移し、
美術館内に飾る10個の花に取り付けます。
これとは別に参加者個人が持ち帰る花にも音をつけます。
この音は各自選んだ楽器で音を出して簡易音声機器に録音します。

音の花束4.jpg
音の花束5.jpg
音の花束6.jpg
音作りの後は花作り。後藤さんがあらかじめ草木染めしてきた
色とりどりの布を使って思い思いの花を作ります。
大きな花びらの人もいれば小さく可憐な花を作る人もいました。
先ほど各自で録音した簡易音声機器を花に装着し、
ブーケ状にしてワークショップ1日目は終了。

音の花束8.jpg
音の花束7.jpg
ワークショップ2日目は、昨日作ったお持ち帰り用の花に名前を付けたり、
どんな想いで作ったのかなどを発表しました。
90歳を超えたおばあちゃんに100歳どころか200歳まで生きてほしいという
気持ちを込めた花や、平凡は幸せだと感じている気持ち、
もう一度会いたい人を想う気持ちを込めた花など胸がキュンとなる
想いの詰まった花がたくさん誕生しました。

音の花束9.jpg
音の花束14.jpg
この後は、昨日の合奏の音が装着された花を館内に飾り付けました。
実は事前に美術館の近所にある元加賀小学校に後藤さんが出張し、
6年生のみなさんにも美術館の20周年を祝って花を作ってもらっていました。
これら小学生が作ってくれた花も館内に飾り付けました。
色とりどりの花がエントランスを中心に飾り付けられ、
つかの間の彩りを添えてくれました。
合奏の音の鳴る花は、センサーで音が出る仕掛けになっていて、
人が花の近くを通ると、そっと音が鳴り、館内のあちらこちらで
きれいな音色が響いていました。

音の花束10.jpg
音の花束11.jpg
さて、午後は前日に皆さんで作った音の発表会パフォーマンス。
ステージ上では「音の花束」と命名されたこの合奏曲が約80名の観客の前で披露され、
引き続き青柳さんのソロ演奏で多いに盛り上がりました。

音の花束12.jpg
音の花束13.jpg
最後は、後藤さんのドーム状の参加型アート作品
「You are my hope-You are our hope,You are your hope-」がお披露目され、
会場の皆さんが作品の中に入り美術館の20周年等をお祝いし
2日間のワークショップは終了しました。
参加者の感想には「何も無い所から自分なりに自由に作っていくことの楽しさを
久しぶりに実感できました」「個人作業だけでなく、みなさんと心を合わせて
一つのものを作り上げて、とても貴重な体験ができました」などの声があり
満足した様子がうかがえました。

誰か大切な人への想い、そして当館の20周年のお祝いの気持ちを
たくさん感じることのできた2日間となりました。(G)

記録撮影:高木考一

2014年3月 2日

「井戸端鑑賞」-オリジナル音声ガイドをつくろう!

idobataws00.jpg
3月1日(土)と2日(日)、春のワークショップ2014として、
『みえる人とみえない人の「井戸端鑑賞」―オリジナル音声ガイドをつくろう!』
を開催しました。(同一内容で2日開催)
企画・指導は、「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」の皆さん。
様々な美術館で鑑賞会を自主開催しているグループです。
当館では初めての、目のみえる人とみえない人が共に楽しめる美術鑑賞を
テーマにした取り組みとなりました。


AM10:30 「清澄白河」駅集合、歩いて美術館へ
idobataws_02.jpg
当日の集合場所は、美術館の最寄駅の地下鉄「清澄白河」駅。
3チームに分かれて、皆で歩いて美術館へ向かいます。

idobataws_03.jpg
道端に不思議な形のオブジェを見つけ、話が盛り上がるチームも。
こういう時、自然と会話が弾むように、美術鑑賞も楽しもう!
というのが「井戸端鑑賞」です。


AM11:30 展示室で「井戸端鑑賞」を体験
idobataws_04.jpg
美術館に到着後、常設展示室で「井戸端鑑賞」を体験。
約8名ずつ(うち、みえない人1~2名)、3チームで巡りました。
各チームにナビゲーター(視覚に障害のあるスタッフ)1名と、
サポートスタッフ(晴眼者)1名が同行し、会話を促しました。

作品のサイズや形状といった「目に見えるもの」だけでなく、
印象や感じたこと、連想したことなどの「目に見えないもの」も
話題にしていくことで、「井戸端鑑賞」は、より充実したものに
なっていきました。

idobataws_05.jpg
参加者の中には、聴覚に障害のある人も。
手話通訳と要約筆記によって会話を補助しました。


PM1:30 「オリジナル音声ガイド」の編集
idobataws_06.jpg
昼休憩をはさんで、午後は、各チームの編集室に分かれ、
「オリジナル音声ガイド」の制作です。
「井戸端鑑賞」での会話を録音した音声を素材に、鑑賞者の
"生の声"を伝え、"他人の見方"を知ることができる音声ガイドを
編集・制作しました。

idobataws_07.jpg idobataws_08.jpg
編集プロセス① 【鑑賞を振り返る】 (写真左)
 まずは、記憶をたどる話し合い。印象的なトピックや発言を思い出します。
 誰に向け、何を伝える音声ガイドにするか、編集方針についても話し合います。
編集プロセス② 【構成を考える】 (写真右)
 記憶に残っていた発言やトピックを、吹き出しカードに書き出します。
 吹き出しカードを分類し、トピックのかたまりをつくり、大まかな構成をつくります。

idobataws_09.jpg idobataws_10.jpg
編集プロセス③ 【音の切り出し・記憶の拾い上げ】 (写真左)
 パソコンの編集ソフトを使って、録音した音声を聞きながら、使いたい会話を
 切り出していきます。作業はオペレーターがサポート。
 また、ここでは、記憶から漏れていた、面白い発言も拾い上げます。
編集プロセス④ 【微調整】 (写真右)
 一度通しで聞き、トピックの順番の入れ替えや、追加、削除などを行います。
 最終的には、約6分の内容に編集することを目指します。

わずか2時間半での編集は、かなりハードでしたが、皆、作業に熱中!
「想像の余地を残すため、あえて全てを語らない音声ガイド」や、
「会話が弾む楽しさをお裾分けする音声ガイド」などなど、
趣向を凝らした、ユニークな「オリジナル音声ガイド」が生まれました。


PM4:00 音声ガイド発表
idobataws_11.jpg idobataws_12.jpg
最後は、スタジオで発表会。
各自に音声端末を配り、全チーム分の音声ガイドを聞きました。
スクリーンに投影された作品写真をじっと見つめながら聞く人、
そっと目をふせて、頭の中に作品像をイメージしながら聞く人...。
みえる人とみえない人が共につくりあげた、「オリジナル音声ガイド」が完成しました!

参加者の感想には、
「会話の自然の流れをまとめるとストーリーがそこに生まれていたことに感動した」
「自分では当たり前だと思っていた感想が、個人的なものだと気づかされた」
「他の人が、このガイドを聞いてどのように感じるか知りたい」
「井戸端鑑賞のネーミングがよく合っていると感じました」
などがありました。

今回のワークショップは、他人の互いの見方、感じ方に触れ、
想像を膨らませながら楽しむ美術鑑賞の魅力を、みえる人もみえない人も
一緒になって共有できる機会となりました。
(G.I.)

写真:中島佑輔

※完成した「オリジナル音声ガイド」をウェブ公開しています。
詳細は、下のイラストをクリック↓
(教育普及プログラム「活動報告」ページに移動します)
artwork_idobata.jpg

2013年2月 1日

アートで紙芝居!-新たな鑑賞体験へ

2013.1.19辻ws一般 421.JPG
先月、「アート紙芝居-アートで、ものカタリしよう!」と題し、
教員編(1月12日)と一般編(1月19日)のワークショップを
実施しました。
企画・指導は、小学校で図工教員を30年間務めた辻政博さん。

昨今、図工の授業に鑑賞の指導が取り入れられており、
また鑑賞から表現へと結びつけることが求められています。
そこで、元図工教師である辻さんにこのテーマをなげかけ、
美術館としてもひとつの答えが示せればと思いこのワークショップを
企画しました。

今回のワークショップは、教員編、一般編ともに同じ内容の
プログラムを実施しました。はじめに今回の企画・指導者の
辻さんが工事現場のヘルメットをかぶって登場。
やおら拍子木を叩きワークショップ開始の口上を述べ始めると、
参加者のみなさん一様に何が始まるの? といった感じで
不安と期待が入り混じった表情になっていました。

辻ws(教員編)記録写真 390.JPG

続いて辻さんから今回のワークショップを始めるにあたっての
3つのお願い〈なかよく〉〈子ども心〉〈恥も外聞もかなぐり捨てて〉が
伝えられ、「私の中には子どもの心があります」と、もぞもぞと懐から
こどもの形をした可愛らしいお手製マスコットを取り出しました。

それを見たみなさん、ほっとした様子で笑顔になりました。
「子ども心」をもって臨むことは大切です。

午前中の主な活動は、グループの方々と仲良くなるために
現代美術館特製のアートカード(収蔵作品の絵柄がカードに
なっています)を使ったゲームをしました。
例えば、2枚同時にめくって、「どちらの作品が美味しそうか?」を
瞬時に判断したり、次々にカードをめくってお話しを作ってつなげたり、
自分のお気に入りのカード3枚を使って物語を考えたりと、
大いに盛り上がりました。
これは午後の活動でアート紙芝居を作る際のいわば、
ウォーミングアップにもなっています。

辻ws(教員編)記録写真 112.JPG 2013.1.19辻ws一般 086.JPG 

ひとしきりカードゲームをしたあとは、展示室にでかけ、
実際に作品鑑賞を行いました。
今回は“アート”紙芝居ですから、声ばかりでなく身体で
表現することもOK! はじめは抽象的な彫刻作品を身体で
表現する体験をしてみました。

辻ws(教員編)記録写真 178.JPG

その後、今回アート紙芝居でお題となる作品、小林孝亘さんの
《Working Man》をみんなでじっくりと鑑賞しました。
この作品は、フレームだけの建築物の中で溶接工が一人工事を
しているシンプルな絵なのですが、光の美しさと静寂さを感じさせます。
それゆえにいろいろな想像が膨らみます。絵の中で気が付いたことや、
この絵の前後のシーンを想像しグループで話し合い発表してもらいました。

辻ws(教員編)記録写真 203.JPG

この鑑賞活動では、同じ一枚の絵を見て参加者同士が意見を共有すると
ともに他人の見方を通じ新たな発見や自分との違いなどを再認識し、
より深く作品と向き合う時間が持てたようです。

午後は、小林さんのこの作品が掲載されているチラシやポスターを
素材として活用し、絵を5分割してストーリーを考え、それを演出する
効果音や小道具を各シーンにあてはめ、リハーサルをして発表に備えました。

辻ws(教員編)記録写真 227.JPG 2013.1.19辻ws一般 290.JPG 辻ws(教員編)記録写真 214.JPG 辻ws(教員編)記録写真 275.JPG

アート紙芝居の発表会では、作品の鑑賞体験から紡ぎだされた
秀逸なストーリー展開とみなさんとても素人とは思えない驚愕の演技力で
始終笑いと感動に包まれていました。

辻ws(教員編)記録写真 347.JPG  辻ws(教員編)記録写真 344.JPG 2013.1.19辻ws一般 345.JPG 2013.1.19辻ws一般 395.JPG 

今回取り組んだ「鑑賞」と「表現」のワークショップ、各自の鑑賞体験が、
他人との共感・共有を通じて生み出されたアート紙芝居という表現に
置き換えられることで、再び各自に新たな鑑賞体験としてフィードバックされていく、
そんな未知なる経験ができたのではないでしょうか。

作品を見ることと、その見たことから表現をすることは、実は行ったり来たりしながら
つながっているのだと実感できた一日となりました。(G)

写真:中村麻由美

2011年3月31日

根っこの森~“標本”を公開してます(~5月8日)

1月~3月まで4回にわたって実施してきた
大人のための創作プログラム「根っこの森をつくる」が終了しました。
(その創作過程はこちらのブログ参照⇒

3月20日の最終回には、
館内に広がったマスキングテープの植物たちが、
参加者たちによって“収穫”されました。
(・・・つまり剥がされました)。

こんな感じです。
  ↓
RIMG0057.JPG

剥がす・・・といっても簡単ではありません。
テープが貼り合わせてある方向や順番をよく見て剥がさないと、
途中で切れてしまったり、
時間がかかるのです。

少しずつ少しずつ・・・。

167.JPG

そうして一つ一つ丁寧に“収穫”された植物や動物たちは、
プラスチックの板に集めておきます。
 ↓
089(手の平 差し替え分).JPG

こんなにたくさん収穫できました。

182.JPG

この収穫物を使って、今度は小グループで、
違う作品を作っていきます。
  ↓
③.JPG

テープを細かくちぎっていく参加者たち。
これは“花”をテーマにした作品。

一番長い作品を手直しする淺井裕介さん。
  ↓
最終日淺井さん.JPG

完成したのは全部で7点。
最終的な展示がどんなものになったかはこうご期待。
・・・なのですが、その一部をご紹介しますね。
 
正面の壁はこんな感じです。
   ↓
IMG_9323.JPG
(本当はこの左壁にも作品があります。)

展示は5月8日まで。
場所はホワイエ(ミュージアムショップの奥)です。

*この場所では時々イベントも行っております。
 その際は見づらい場合もありますがご了承くださいませ。
*写真撮影:中村麻由美(一部、美術館スタッフ撮影)

2011年3月 7日

淺井裕介による”根っこの森”公開中

863.JPG

1月から始まった大人のための創作体験プログラム“根っこの森をつくる”。
昨日、全4回のうち、
第3回目が終わり、美術館の中に“根っこの森”がやっと完成しました。

その企画者は、以前、このブログでもご紹介したアーティストの
淺井裕介さんです。(←以前のブログ)

こんな方↓

IMG_8381.JPG

今回も応募してくださった一般の参加者28人とともに、
マスキングテープとマジックだけを使って、
美術館の展示室ではない場所に、
植物、動物など・・・たくさんの絵を増殖させていきました。

たとえばこんなところ。

IMG_8489.JPG

館内にある案内看板です。
もちろん直接描いているわけではなく、
マスキングテープを貼りながら、そのうえに丁寧に
マジックで枝を描いています。

入口にもせっせと描いています!
よく見ると一番先端には、
美術館のロゴマークも隠しこまれています。
どんな風に完成したかはこうご期待。
  ↓

871.JPG

案内受付ブースにもどんどん描く。
かなり辛そうなポーズです。
 ↓

IMG_3413.JPG

美術図書室も例外ではありません。
柱や書棚やにも・・・。
勉強するお客様の邪魔にならないように
無言で黙々と描く3人  ↓

IMG_3271.JPG

そして参加者全員が総力を上げて仕上げたのは、
ホワイエです。
ミュージアム・ショップの奥にある普段は休憩コーナーに
使用されているスペースですが、
いつもは真っ白な壁。
しかしそこが  ↓

IMG_8449.JPG

回を追うごとに成長して、
昨日にはこんな大きな“根っこの森”になりました。

521.JPG

この他にも見所がいっぱい。
ブログではお伝えきれないのが残念です。

“根っこの森”がこの形でみられるのは、
3月20日(日)の朝まで。
(プログラム4回目のその日、参加者全員で剥がして、
別の作品へと再生させる予定です。)

美術館入口には“根っこの森MAP”もあります。
それを片手にぜひ館内で花見気分で鑑賞してみてください。

期間が短いので、ぜひお見逃しなく! (C.M.)
  *写真:(上から順に1-4,7-8中村麻由美撮影、5-6 美術館スタッフ)

2011年1月 7日

新年を祝う“描き初め”~淺井裕介編

2011年が始まったと思ったら、
あっという間に七草粥の日ですね。

当館は1月2日から開館でしたが、
2日は「落語」、3日は「描き初め」とお正月イベントが続き、
多くのお客様にご来場いただき賑やかなスタートを切ることができました。

さて3日の「描き初め」のレポートです。
まもなく始まる“大人のためのプログラム”の講師、
アーティストの淺井裕介さんにご登場いただきました。

幅4メートル、長さ15mの巨大な紙の前に立つ淺井さん。
緊張の一瞬です。
  ↓
淺井(小).jpg

淺井さんの横にいる白塗りの人たちは、
舞踏家の細井博子さん、松原東洋さんです。
淺井さんが描く近くで、新年を祝う素敵な踊りを披露していただきました。

書道パフォーマンス用の大きな筆、モップ、刷毛、細い筆・・・
様々な筆を自在に駆使して、たっぷりと墨を使って、
紙の上を行ったり来たり。
淺井さんの足形もところどころに付いています。
黙々と描き続ける淺井さん。
 ↓
淺井クローズアップ(小).JPG
(上記2点の写真撮影:中村麻由美)

最後には鮮やかな朱色の墨液(お習字の先生が○を付ける時に使うもの)が
黒の上に重ねられ、絵がぐっと引き締まったところで終了でした。

その間、約1時間10分。
短い時間内でこんな大作を仕上げてしまう淺井さんに、
観客のみなさんから惜しみない拍手が贈られました。

さて出来上がった作品はどうだったでしょうか?
閉館後に床に置いてあった作品を移動し、
エントランスの天井から吊るしてみました。

描き初め(淺井)_.JPG

この作品のタイトルは≪描き初め・生きものたちの柱≫。
絵の中には、狼、へび、うさぎのような生きもの、人間・・・。
様々な生きものが隠れていて、エネルギーが満ち溢れているようです。

展示は1月末日までです。
ぜひみなさん見に来てくださいね。

・・・にしても、こんなに大きな描き初めは、
美術館でも初の試み。
想像以上に大変でした。

一緒に準備を進めてくださった多くの方々のご協力あっての
「描き初め」でした。
そして、見に来てくださった大勢のみなさま、
本当にありがとうございました!
(C.M.)

2010年12月13日

淺井裕介さん登場!

あけましておめでとうございます!

さて新年早々、当館でも、
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
大人のための創作体験プログラム”を実施します!
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
大人対象のプログラムは、
いつも好評をいただいていて、
「次はいつですか?」と聞かれるのですが
やっと内容が決まりました。

今回、講師として登場いただくのは、
アーティストの淺井裕介さんです。

淺井さんと言えば、マスキングテープを使った
ユニークな植物画で注目を集めている作家です。

こんな方↓

コピー ~ ポートレイト2(中尾智路).JPG
(写真撮影:中尾智路)

作品はどんなものかと言えば、
こんな感じ↓

コピー ~ マスキングプラント・絵のなる樹KITA!!2008写真:細川葉子.jpg

(マスキングプラント・絵のなる樹KITA!2008 細川葉子撮影)

壁一杯に広がる影絵のような絵が淺井さんの作品です。
マスキングテープにマヂックで絵を描いて、
それを壁に貼りつけて大きな絵にしていくという
ユニークな方法で壁画を完成させています。

これと同じ技法に、今回のプログラムでは挑戦してみます。

美術館のあちこちにこの“マスキングプラント”を
一緒に育ててみませんか?

絵の苦手な人でも大丈夫。
「大切なのはこどもの頃のように夢中になって
作り続けること。」
↑これは淺井さんからのメッセージ。

まずはお気軽にご応募ください!

応募締切は1月6日(必着です)。
お正月時なので郵便が混み合いがちです。
ぜひ年内に応募ハガキをご発送ください。

みなさまのご応募を心よりお待ちしております。

詳しい内容はコチラ↓

=============================================================================
大人のための創作体験プログラム 「根っこの森をつくる」

日  時:2011年1月16日(日)、30日(日)、3月6日(日)、20日(日)
      全4日間、各日10:30~15:00
募集人数:中学生~大人まで 25人(応募者多数の場合は抽選)
参加費  :中学生・高校生 2000円(全回通し)
       大人        3000円(全回通し)
応募条件: 初日を含み3日以上参加できる人
申込方法:往復葉書に住所・氏名・年齢・連絡先・応募動機を明記の上、
       東京都現代美術館「根っこの森」係へ。締切は1月6日(必着)。
申込先:東京都現代美術館 〒135-0022東京都江東区三好4-1-1

=============================================================================
講師紹介:淺井裕介(あさい ゆうすけ)
1981年東京生まれ。テープとペンを自在に操って描く植物画『マスキングプラント』や、現地で
採取した泥や土を使用した壁画『泥絵』シリーズなど、ペン、土、ときには葉っぱやホコリも使い、
屋内外のさまざまな場所に身近な素材を用いて奔放に絵を描き続けている作家。
『VOCA2009展』大原美術館賞受賞。

=============================================================================
浅井チラシJPG.jpg

2009年3月24日

ワークショップの様子をお伝えします!

3月21日(土)、22日(日)に行われた、
春休み親子ワークショップ。

「街を重ねてみよう」ということで
美術館周辺の街並みや公園を探検し、
街のあちこちで撮影した写真を使って作品を作りました。

29日(日)までのあいだ、
楽しく貴重な時間となったワークショップの様子を
参加できなかった皆さんにも分かち合おうということで、
展示を行っています。

報告展示2.jpg

参加者の作った作品はもちろん、
美術館周辺の地図や
ワークショップの様子を撮影したスナップと記録映像、
そして、今回のワークショップの講師をつとめたアーティスト、
佐原和人さんのアニメーション作品の上映も行っています。

報告展示1.jpg

素敵な作品がならんでいますので
木場公園へのお花見やお散歩がてら、
ぜひ美術館にお立ち寄りください!
                    (武)

2009年3月22日

街を重ねてみよう 2日目!

本日はワークショップ「街を重ねよう」の2日目。

午前中にちょっと近所に探検に行くのですが、お天気がちょっと心配。
天気予報では、午後から降るとか、江東区はずっと曇りとか
ちょっと心配な予報。

探検に出かける前に、美術館の近くの地図を参加者に渡します。
地図は、美術館から西側の清澄白河コース、
美術館から東側の美術館通りコース、
そして美術館から南側の公園コースの3種類。
どの方面に行くかによって撮影できるものはずいぶん変わりそうです。

090322街を重ねてみよう 013.jpg

清澄白河コースの商店街には、猫に出会えるお店があります。
動物を撮影するのは近寄りすぎると逃げてしまうし、
遠すぎると写らないのでかなり難しいのです。

090322街を重ねてみよう 025.jpg

探検から戻った後は、OHPシートに撮影して
切ったり、貼ったりして街を重ねる作業です。
細かいところはカッターを使ってきれいに切っていきますが、
シートが滑りやすいので
必要なところを間違って切ってしまわないように、
細心の注意を払います。

090322街を重ねてみよう 089.jpg

普通の風景では上からぶら下がっているものを
下から伸びているように貼り付けてみたり
工夫によっていろいろ変わります。
佐原さんは参加者にいろいろな方法をやさしく教えてくれます。

090322街を重ねてみよう 106.jpg

完成後は、発表会。
OHPで拡大投射すると、
高さ5メートルぐらいに大きく映し出され、すごい迫力でした。

090322街を重ねてみよう 339.jpg

参加者のアンケートには、
「街の新しい見方や楽しみ方がわかった」という意見や
「親子で話し合いながらモノを作れたのが楽しかった」という意見が。
今日だけでなく、これからおうちの近くを歩くときにも
親子で話し合いながらいろいろなものを見つけてもらえるといいですね。
                                      (武)

2009年3月21日

街を重ねよう その1

現代美術館がエントランスホールなどをリニューアルして、いよいよオープン初日を迎えました。
それに日を合わせるように開催されたのが、この親子の春休みワークショップ。
今回は水彩画家の佐原和人さんを迎えて、風景を重ねるワークショップを行いました。

まず、ありふれた街での風景の見つけ方を、佐原さんにお話してもらいます。

街を重ねてみよう 015.jpg


それから美術館周辺の街や公園に親子で探検に出かけます。
街ではご近所の育てている花を撮影したり、
道路の向こうの風景をや、カラフルなトラックを撮影したり。

0321-1.JPG

佐原さんは自転車に乗って参加者の皆さんを追いかけ、
いろいろとアドバイスをしたり、気さくに声をかけます。
0321-5.jpg

美術館に戻ってきてからは、撮影した写真をOHPシートにプリントし、
切ったり、貼り合わせたりして、街を重ねていきます。

0321-2.JPG

完成したら、展示室の大きな壁に拡大して投影しながら、発表会です。

0321-6.jpg

皆さん本当に素敵な作品が出来上がりました!
(武)

2008年8月 7日

ワークショップの記録展示開催中!

ブログ展示風景.jpg
8月1〜3日にかけて行った、
夏休みこどもワークショップ記録展が開催中。

エントランス中央奥の映像ギャラリーで展示しています。
指導にあたった映像・アニメーション作家の松本力さん
お手製のX型絵巻物マシーン(写真)やこどもたちが考えた
アニメのストーリーシート、
そして完成した「見たことのない世界」のアニメーションが
上映されています。

みなさんぜひ遊びにきて下さい。

8月17日まで開催。(G)

「見たことのない世界」をアニメーションにしよう!

ブログ用.jpg
8月1日〜3日の3日間、
夏休みこどもワークショップを開催しました。
参加したのは、小学3年生〜6年生までの21人。
連日の猛暑にも関わらず、みんな元気いっぱいに
通ってくれました。

今回のワークショップには、指導に映像・アニメーション作家の
松本力さんをお招きし、「見たことのない世界」をテーマに
アニメーションを作りました。

松本さんの作品は、全て手書きのローテクアニメ。
夢で見るようなフシギな世界に正体不明のキャラクタ−が登場し、
とってもヘンテコリンな世界が展開します。

参加したこどもたちには、事前に「見たことのない世界」を
考えてきてもらいました。
大きな紙にみんなの考えてきた世界を描き出して、
一人一人のお話やキャラクターをつないでひとつの物語にしたてました。

こどもたちの創造世界に松本さんをはじめ、
お手伝いをしてくれた大人のボランティア・スタッフも全員脱帽。

次にいよいよアニメ制作に取りかかります。
ストーリーの分担を決めて、長いロール状の紙にそれぞれのシーンを
一コマずつ描いていきました。(写真)

アニメを作るコツも松本さんから伝授。
早く動いて見える描き方、コマを少なくして効率よく描く方法などなど
松本さんが普段使っている技も紹介してくれました。

こどもたちは、普段アニメに慣れ親しんでいるせいか、
コマドリで絵が動いて見えるということはすでに知っている様子で、
実に手際良く、各シーンをずらして描いていくのには驚きました。

撮影は、松本さんお手製のアニメ制作マシーンを使っておこないました。

アニメ作りと同時に、アニメにつける音(サウンド)も録音していきました。
協力してくれたのは、普段松本さんと一緒に活動している音楽家のオルガノラウンジさん。

こどもたちが考えたストーリーからキーワードを拾い出して、
歌詞にして、曲をつけ、こどもたちに歌ってもらいました。

ワークショップ最終日、参加したこどもたちのお家の方に向けて、発表会を行いました。
ワークショップ活動中のこどもたちの様子を納めたスライドショーをみてもらって、
いよいよ「見たことのない世界」のアニメの発表です。
オルガノラウンジさんの演奏も交えできたてホヤホヤのアニメーションに、
お家の方もこどもたちも満足そうな表情でした。

ワークショップを通じて、初めて出会ったこどもたちと大人のスタッフ、
なんともいえない連帯感と達成感を味わえた3日間でした。(G)

2008年4月13日

春のワークショップ展示終了

miyata展示ブログ.JPG
春のワークショップの成果展示(4月1日~13日)が終了しました。
最終日の今日は、ワークショップの講師をつとめた
ミヤタケイコさんも会場を訪れました。(写真)

カフェの吹き抜けにぶら下がっていたミヤタケイコさん作の
巨大ウサ星人につられて、会場にやってくる方もたくさんいらっしゃいました。
また、平日の午前中はご近所の子ずれのお母さん達でにぎわい、
黒いウサ星人を怖がるお子さんもいましたが、後半は、
ウサ星人に話しかける子どもの無邪気な姿も見受けられ、
展示が受け入れられていくプロセスが日々観察できました。

ウサ星人やその子分であるフシギドーブツ達も
たくさんの方々に見てもらってきっと満足していることでしょう。(G)

2008年4月 2日

ワークショップの成果が展示中!

ミヤタブログ2.jpg
3月に実施したワークショップ
「ウサ星人とフシギドーブツのMOTオモロ旅!
~美術館のオモロスペースを探せ!~」の
成果を現在MOTカフェ付近で展示中です。

講師となったミヤタケイコ制作の巨大ウサ星人が
皆さんを出迎えてくれます。(写真)

MOTカフェ(現在休業中ですが、休憩場所として
ご利用いただけます)へと続く螺旋階段には、
美術館で発見したオモロスペースの報告書が展示されています。
そして、上に登ると、ワークショップ参加者のみなさんが制作した、
カラフルなフシギドーブツが展示されています。

展示は、4月13日(日)まで。
ぜひぜひ、ウサ星人とフシギドーブツたちに
会いにきてくださいね!
お待ちしております。(G)

2008年3月29日

美術館を再発見!

ミヤタブログ.JPG
3月23日、29日の2回、春のワークショップ
「ウサ星人とフシギドーブツのMOTオモロ旅!
~美術館のオモロスペースを探せ!~」を実施ました。

講師はかわいくて、こわい立体造形作品を
制作しているミヤタケイコさん。(写真中央)

ミヤタさん制作の“巨大ウサ星人”の命令を受けて、
子分の“フシギドーブツ”をぬいぐるみで制作し、
それを美術館内外に連れ出してオモロスペースを
探し写真におさめ、ウサ星人に報告するというプログラムです。

まずは、色とりどりのフシギドーブツの抜け殻から
好みのものを選び綿やペレットをつめて大まかな形を作り、
表面にフェルトや毛糸、ボタンなどをはりつけて思い思いの
フシギドーブツに仕立てていきます。
参加者もできあがっていく互いのフシギドーブツを通じて会話もはずみ、
だんだんと打ち解けていった様子。

フシギドーブツが完成すると早速美術館の外やエントランスにつれだして、
オモロスペースを探し、写真におさめました。
気分はすっかりフシギドーブツ!
見晴らしの良い場所や暖かい日差しを受ける場所など、
小さなフシギドーブツの視線で、リラックス&面白いスペースが
次々と発見されていきました。

撮影後は、ウサ星人への報告書作りに取りかかります。
撮影してきた様々な場所の中から、各自一番おすすめの
オモロスペースを選んで発表しました。

参加者は、フシギドーブツという自分の“分身”を通じて、
普段はあまり意識する事のない現代美術館という建物を
再発見した一日になったようです。(G)

2008年3月16日

公開制作最終日!

burogu3.JPG
公開制作最終日。
ウサ星人の全貌が見えてきました。
実は、この緑色の他にもう一体います。
が、それはお楽しみ。。。

ワークショップ参加者のみなさんが制作する
フシギドーブツの抜け殻制作作業も急ピッチで進められました。(写真)

さて、さて1回目のワークショップの開催日が近づいてきました。

いよいよウサ星人が目覚めます!!!(G)

2008年3月15日

公開制作2日目!

準備ブログ2.JPG
春のワークショップ準備も順調に進む中、
フランス人の女の子が見学にきました。
二人とも留学生で、一人はアートを学び、
もうひとりは政治を勉強しているそうです。

巨大なウサ星人(写真:前に横たわる緑色の物体)をみるやいなや、
「日本人らしいかわいい人形ですね」と絶賛!

国籍を超え、受け入れられるミヤタケイコさんの作品。
ワークショップに参加するみなさんが制作するフシギドーブツも
どんなものたちが誕生するか、今から楽しみです。(G)

2008年3月14日

“春のワークショップ”準備公開制作

miyataブログ.JPG
今日から16日(日)まで、春のワークショップ
「ウサ星人とフシギドーブツのMOTオモロ旅!
~美術館のオモロスペースを探せ!~」の
準備の様子を美術館地下2階スタジオで公開しています。

公開時間は、12時から18時まで。
どなたでも、自由に見学できます。

写真は、準備に勤しむワークショップ講師のミヤタケイコさん。
ミヤタさんは、可愛くて怖い奇妙なぬいぐるみ状の立体作品を作る
アーティスト。

今回のワークショップでは、巨大なウサ星人の子分“フシギドーブツ”を
ぬいぐるみで作り、美術館の内外に連れ出して、オモロスペースを探し、
記念撮影を行います。そして、ウサ星人にその様子を報告する報告書を
作成します(参加募集は終了しています)。

順次、準備の様子をお伝えします!(G)

2007年3月31日

動物標識の森

作品.JPG

先日のお父さんと子どものワークショップで参加者が作った作品を
ただいまエントランスホールに展示中です。
約40本のどうぶつ標識が矢印をあちこちへと向けて立っているなかを
すり抜けて歩いていくのは結構楽しいものです。
南極、北極、アフリカ、ハワイ、アメリカ、モザンピーク・・・・・
世界の色々なところで、さまざまな動物が暮らしているんですね!
展示は明日まで。
中村宏展とMOTアニュアル展もちょうど明日までですので、
展覧会を見がてら、ぜひ世界の動物のこと、想像してみてくださいね!
(武)

2007年3月24日

お父さんと子どものどうぶつ想像ワークショップ

hasegawajin.JPG

お母さんが用事で出かけてしまい、お父さんと子どもの水入らずになった時に、
一緒に何をしたらよいのか、あるいは、どうやって時間を持たせればよいのか、
困ってしまうお父さんが、意外に多いようです。
そこで、
お父さんと子どもが共通の体験をし、共通の思い出を持ってもらえば、
そこから話が盛り上がったり、なにかモノを作ったりできることもあるのではないか、
と思い、今回のワークショップが決まっていきました。
参加したのは小学生とそのお父さん。
お母さんから「私ではだめですか?」という質問もありましたが、
今回だけはダメ、なのです。
講師の長谷川仁さん(写真)は、ご自身も9ヶ月の赤ちゃんをもつお父さん。
24日,25日は先輩お父さんたちと一緒に、
世界中の動物たちのことを思い巡らし、
それを美術館に訪れた人たちに知らせる標識をつくるワークショップを行いました。
参加してくれた子どもたちは、
初めて触る糸のこや、クギ打ちも、
お父さんと一緒だからこそ、安全にそして果敢に挑戦できました。
時間が足りないかと心配していましたが、
さすがお父さん。
期限までに仕事をこなす毎日をすごしていることもあるのか、
丁寧な仕事をしつつも、きちんと時間に終わりました。
カッコイイ!
参加した子どもたちも、お父さんの姿に改めてホレボレしたことでしょう♡
(武)