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美術館学芸員の仕事、展覧会の作り方

富士見丘中ブログ用 (300x225).jpg

富士見丘中学校にて、学芸員の出張授業を行ってきました。
(実施日:2018年6月13日)
この学校では、武蔵野美術大学と連携し、美大生の作品を用いて
展覧会作りを体験する授業が行われています。
その授業の一環で、今回出張授業の依頼があり、
「美術館学芸員の仕事」や「展覧会の作り方」について
レクチャーを行いました。

はじめに現代美術館や美術館の機能、役割について紹介した後、
学芸員の仕事についてお話をさせていただきました。

そして、展覧会の作り方について。
まず、現代美術館の展覧会にはコレクション展と企画展があること、
多くの人が関わってひとつの展覧会が作られていることを説明しました。
その後、過去実施した『オバケとパンツとお星さま』展を例にあげて、
企画立案、展示構成、実際の展覧会の様子等、
展覧会作りの流れを写真や動画を見せながら具体的に解説しました。
小学生の頃に、この展覧会を見たという生徒が一人いて、
当時の様子をよく覚えており、びっくりしました。

最後に、生徒から質問を受け、
「紫外線に弱い作品は?」
「アイデアはどうやってわいてくるのか?」
「展覧会は何年くらい前から準備をするのか?」
などがあり、美術館や学芸員、展覧会について興味関心が
深まっている様子が伺えました。

授業終了後の担当教員からのアンケートには、
「誇りをもってご自分の仕事に向かわれる方の講義は生徒達にとって
目標とする道が違っても興味深く、新たな発見ができたようです。」
と感想を頂戴しました。

学校側の目標である、生徒の表現力やコミュニケーション能力を高めることは、
「展覧会」をつくる過程においても欠かすことのできない要素であり、
展覧会を作るプロセスを通じて多くのことを学んでくれるのではないでしょうか。(G)