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地域の文化資源「かかしコンクール」の活用

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東京都現代美術館のご近所、深川資料館通り商店街には、
毎年、100数十体もの「かかし」が並びます。
その名も「かかしコンクール」。
今年でなんと20回目!!
地元の方々や小学生たちが思い思いのかかしを作り出品しています。

美術館は現在休館中のため館内を用いたプログラムができません。
そこで、今年は地元商店街と連携し「かかしコンクール」を活用した
プログラムを実施(9月9日)しました。
「かかしコンクール」へは過去3回かかしを制作し
出品することで参加してきましたが、
今回はかかしをこどもたちと「見る」活動を行いました。

毎回コンクールでは商店街の役員はじめ地元の消防や警察の方々が審査
(美術館も審査に参加しています)し、金・銀・銅などの賞が授与されます。
今回のプログラムでは、こどもたちがお気に入りのかかしを1体決めて、
賞の名前を考えました。題して「こども賞」!。

こどもたちの中には、自分でもかかしを作ったことがある子もいて、
頭の作りは丁寧だけど、足の部分は雑だなど見る目が厳しい一面もありながら、
丁寧かつテンポ良く見てくれました。

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審査のあとは、商店街協同組合の事務所で受賞ワークシートを作成しました。
賞名、該当かかしのイメージ、審査コメントを記載しまとめます。
色使いや細かい装飾、リアルさ、かわいさなどこどもたちならではの視点で
評価してくれました。

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この「こども賞」の結果は、後日開催された一般受賞式の会場
(江東区立江戸深川資料館)にも掲示し発表しました。

ちなみに、こどもたちがつけてくれた賞は

「リアル賞」(顔がとてもリアルなかかしを選んで)、
「さよなら賞」(某お菓子が販売中止になることを受けて
そのパッケージをかかしにした作品を選んで)
「いやし賞」(かかしのさわり心地にいやされて)

などユニークな賞がたくさんでました。

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クルーズに参加したこどもたちのアンケートには、
「1回審査員をしてみたかった」
「みんなでまわるのはおもしろかった」
「こんな風にやるなんて想像もしていなかったので面白かった」
などの感想がありました。

地域の文化資源ともいえる「かかしコンクール」。
町の中でもものを見る楽しさやものの見方の転換をうながせるプログラムは、
今後も地域の方々と連携しながら進めていきたいと思います。(G)