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全国盲学校図工・美術研究会に参加(1日目)

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この日(8月9日)東京は37℃の猛暑日!!
そんな中、全国の盲学校の図工・美術の教員のみなさんが集まり、
8月9日と10日の2日間、研究会が開催されました。
北は山形県、南は熊本県から19名の参加がありました。
場所は、都立文京盲学校。

東京都現代美術館では、スクールプログラムの一環で、
学校にアーティストが出向いて授業を行う、
「アーティストの一日学校訪問」を実施しています。
昨年は、美術家の淺井裕介さんを講師に土を使った泥絵制作や
マスキングテープを用いて絵を描く授業を展開しました。
訪問した学校のひとつに都立八王子盲学校があり、
視覚に障害のある中高生にマスキングテープを使って
いろいろな「感情」をテーマに絵を描いてもらう授業を行いました。
そうした経緯から、今回この研究会で実践事例報告を
させていただきました。

授業の流れや当日の様子、参加した生徒や教員の感想などを紹介した後、
研究会の教員の方々にも実際にマスキングテープを使用して授業でやったのと
同じ要領で絵を描いてもらう体験をしてもらいました。

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体験した教員の皆さんからは、

「小さい頃の落書きを思い出した」
「いろんな視点が広がった」
「夢中になることを実感できた」
「何をやっても正解。素材のゆるさが良い」
「全盲の子への声がけの工夫や、発達段階に応じたテーマ設定が必要」
「自分だけでやるのではなく、他の先生も巻き込んでやってもいい」
「大人数でできるのが良い」

などの感想や意見がでました。

ちなみに、授業でマスキングテープを使用する場合の
利点として次のようなことがあげられます。

1)汚れない
2)やり直しが可能
3)色に左右されない
4)はみだしても気にならない
5)線だけでなく、まるめたりすることで立体にもなる
6)一方を持ってのばすことで、つながっている安心感を生む

こうしたことなども実感していただけたようです。

この日は、他校での実践事例も紹介され、
外の暑さと同じくらい熱気に満ちた研究会となりました。(G)