アーカイブ

« 作品を見て、まねて | メイン | 大切な想いを「花」と「音」に託して »

深まることの心地よさ

業平小ブログ1.jpg
今日(3月12日)は、墨田区立業平小学校3年生30人が来てくれました。
(先週は別のクラスが来館しています)
この学校は毎年当館を活用してくれる常連校です。

図工担当教員が毎年今年はこんなことをやってみたいと
鑑賞の工夫を提案してくれます。
先の蔵前小学校でも伊藤作品に挑戦したいという提案を
いただき実施しましたが、
こうした教員からの積極的な鑑賞の工夫の提案は、
美術館と学校が連携していく上で非常に重要なことだと思います。

単に美術館に御任せしますという学校が多いのも事実。
しかし、せっかく美術館を活用できるのですから、
いろいろとご提案いただければ、こちらも可能な限り対応いたします。
こどもたちにどのような鑑賞体験を自分のものとして持ち帰り、
学校生活や普段の生活に活かしていくか、
美術館と学校が共に考えて行くことが、大切ではないでしょうか。

業平小ブログ2.jpg
今年の鑑賞では、学芸員と一緒にグループ毎で鑑賞した後、
個人でそれぞれ気になる作品を探しメモをしてまとめ、
再びグループで集まって、学芸員が進行役になり
各自が選んだ作品の前で発表しました。

図工担当教員からは
「みんなで見ることでいろいろな見方ができることがわかり、
深まることの心地よさを感じとり、自分の目でそれを体験し、
お互いの鑑賞を交流する。
自分の伝えたい気持ちと友だちはどうだったのか
知りたい気持ちが交流できたことでさらに満足できていました。」
とのコメントをいただきました。

さらに、
「美術館での鑑賞の体験は、作品や空間、学芸員さんの魅力により
存分に子供の力が引き出されると捉えています。
この引き出された力は子供の成長になります。
学校では更新された姿で日常の活動に生かされていきます。
見ることが充実した授業は表現へのこだわりもふくらみます。
今年の3年生もこれからが楽しみです」
と続きます。

学校と美術館の互いの良さを活かしながら、
美術館での体験が、こどもたちの成長や生きる力を
育む一助となればと思います。(G)