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この目、だれの目、一目ぼれ?

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今年度最後のギャラリークルーズ(3月15日実施)は、
「何をやるかはお楽しみ!?」という摩訶不思議なタイトル。
対象は、小学生中・高学年。
内容は当日まで秘密にしていたこともあって、
「楽しみにしてきました!」という参加者も多く期待が高まります。

さて、今回の内容はというと、
MOTコレクション(常設展示)の展覧会タイトルが、
「拡張する眼」ということで、
「目」をテーマに様々な「目」に注目して作品を鑑賞しました。

3チームに分かれ、それぞれに美術館スタッフがリーダーとして付き、
まずは、事前にリーダーが選んだ「一目ぼれした作品」をグループで
探すゲーム。
気に入った作品の目の部分のスケッチと、
「目は口ほどに物をいう」ということわざがあるように、
目が語っていそうなメッセージやその作品から感じたことを
「一目ぼれシート」にまとめ、
そのシートを手がかりに、該当作品を探しました。

作品をよくみると、実にたくさんの「目」があります。
人物や動物に描かれている目、直接的な目ではないけれど
目のように見えるもの、などなど。

小学生には「一目ぼれ」という言葉はちょっと難しいかもと思いましたが、
一目見て好きになったり、気に入ることと説明するとうんうんとうなずき、
みんな理解してくれたようです。
ある女の子は、自分がもっていたぬいぐるみを見せてくれ、
「これ、一目ぼれしたの」と教えてくれました。

「一目ぼれシート」を手にこどもたちは、
「この目は何だ?」と一瞬戸惑いながらも、
該当作品を探し当てると「なるほどー」と納得していました。

リーダーの一目ぼれ作品を探し出した後は、今度は自分たちでも
同様に一目ぼれ作品を決めて、シートに書き込み、
こどもたちどうしでどんな目の作品をみつけたか紹介しあったり、
探し合ったりしました。

「目をさらのように」とはよくいったもので、
ほんとうにこどもたちはよく作品をみてくれます。

終了後のアンケートの感想には、
「絵の目に着目したことはなかったので楽しかった」
「目というテーマでも、作品の雰囲気やイメージが
すべて違って面白かった」
「普通は近くにあるものを気にしないけど、
参加したあとは近くにあるものを気にしてみるようになった」
「同じ作品でも、人それぞれ思っていることも、
考えていることも違って面白かった」
とありました。

「目」をテーマに作品を鑑賞しましたが、
今度は「口」や「手」などほかのからだのパーツも
てがかりにみてみるとまた違った鑑賞ができるかもしれません。
今日は、みなさんの作品を見る目がいろいろと
拡張した一日となりました。(G)