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アーティストの一日学校訪問(冨井大裕さん)レポート その2

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今年の1月から3月にかけて実施した、
当館収蔵作家の冨井大裕さんによる、
2013年度の「アーティストの一日学校訪問」。

全6校の訪問授業後半は、小学校3校にて、
「ファウンドコンポジション」を行いました。

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4校目の訪問先、江東区立第四大島小学校では、
5年生全員、総勢71名のこどもたちが参加。
授業会場の体育館には、台座代わりのベニヤ板が
班ごとに置かれているのですが、それとは
おかまいなしに小作品が次々と生み出されていきます。

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そうかと思えば、ベニヤ板を枠組みとしてびっしりと
ひとつの色の材料を並べはじめる子もいます。
図工室や算数教材室、そして自分たちの教室など
学校のあらゆる場所から集められた材料は
ほんのつかの間、作品として結実し、そして授業が終わると
元に戻される運命なのです。


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5校目は、新宿区立鶴巻小学校。
4年生21人が参加してくれました。
冨井さんの作品紹介で、使われている材料を冨井さんが質問すると
「画びょう!」と口ぐちに答えるこどもたち。
普段見慣れた図工室では、何が使えるか、棚を真剣に眺めています。

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作品を作ったあとは、班のみんなで模造紙を前に
説明書づくりの相談です。
この学校では、説明書をとてもカラフルに書いているのが
印象的でした。


IMG_0223.JPG IMG_0230.JPG 最後の訪問先、豊島区立高南小学校では、
6年生39人が最後の図工の授業として取り組みました。
図工準備室は多くのこどもたちが詰めかけて
ごったがえしています。
材料の発見場所から制作会場の体育館までは
長い廊下を静かに歩かなくてはなりません。

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この学校では体育館の檀上にあったようかん台などを使った
大がかりな作品が目立ちました。(左)
6年生にとっては、卒業前に心に残る思い出ができたのでは
ないかと思います。

こうして、6校の訪問授業は終了。
今年度は、冨井さんが開発したプログラム
「ファウンドコンポジション」を通して、
自分の目と足で美術作品を発見し、観察し、発表することも
作品を作ると同じくらい大切なことだということを
知ってもらうまたとない機会となりました。(J.O.)

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