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かっこいい「緑」をつくろう!

2月8日(金)、画家の内海聖史さんによる特別授業が、
杉並区立天沼小学校にて4年生を対象に行われました。

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授業を行った内海さんは、当館スクール・プログラムの一つ、
「アーティストの一日学校訪問」の、2008年度訪問作家です。
※当時の授業の様子はこちら↓
http://www.mot-art-museum.jp/kyoiku/school05.html?year=2008

今回は、校内展に併せて、アーティストによる授業を実施したい
という図工の先生からのリクエストを受け、当館が橋渡し役となりました。
※この場合、授業の実施費用は全て学校でご用意いただいています。

今回の授業のテーマは「色」。
中でも、学校のスクールカラーである「緑」を取り上げました。
絵具を混ぜて自分なりに「かっこいい!」と思う緑色をつくり、
画用紙いっぱいに、ひたすら「塗る」という体験をしてもらおう
という内容です。


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こども達は、色のチョイスを自由に試しつつ、自分だけの緑色を
つくり、ハケを使って画面を埋めていきました。(写真左)
一人ひとりに声をかける内海さん。(写真右)
中には、ちょっと茶色っぽくなっちゃった?という子にも、
「その色も、よく見るとちゃんと緑が入ってるよ。」
と、励ましてくれました。


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色の塗り方にも、それぞれに工夫が見られ、
たとえば、赤い絵の具を垂らした模様を加える子も。(写真左)
つくった緑色が、より生かされる色づかいですね。
塗り終わった画用紙は、ドライヤーですぐに乾かします。(写真右)
この作業は、保護者の皆さんも大勢手伝ってくださいました。

こうして、授業の終わりには一人あたり4枚、
全員分で約240通りの「緑」が生み出されました。
そして…
皆の画用紙をつなぎ合わせ、吹き抜けの上階から吊るすと、
巨大な色面が姿を現しました!

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また、最後にはサプライズが。
校内の和室のふすまを開けると…

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なんと、そこには内海さんの作品が展示されていました。
この授業のために、はるばるアトリエから作品を搬入して
くださったのです。
思わず、ため息のような感嘆の声が上がりました。
大きな作品を、じっくり間近で見ているうちに、
日々、こつこつと画面に挑み続ける内海さんのパワーを、
皆ひしひしと感じとっているようでした。

ふだんは何気なく使っている「色」について、
あらためて意識を向ける機会となったとともに、
アーティストの作品にも直に接することができ、
非常に思い出に残る特別授業となったのではないでしょうか。
(G.I.)