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ポーズのヒミツ!?

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冬の青空が広がる中、貸切バスでやって来たのは、
江東区立有明小学校の皆さん。
5年生と6年生の2学年合同、62名での来館です。
MOTコレクション(常設展)を前半はグループで、
後半は各自で自由に鑑賞してもらいました。

上の写真の作品は、東郷青児の《夜の砂紋》。
この作品に描かれている人物は、よく見ると、
とてもふしぎなポーズをしています。
ある5年生のグループでは、このポーズを
身体で再現することに挑戦してもらいました。

実際にやってみると、「腕が3本ある!」
一人では真似ができないことがわかります。
「こっちは左手で、こっちは右手で…」と、
試行錯誤の末、最終的には2人組や3人組になって、
なんとか再現することができました。

その後、自由鑑賞になっても絵の前に残って、
より完成度の高い再現を追究するこども達の姿が。
(写真左側が5年生。右側は通りすがりの6年生)
自分達で画面の分析を進め、手の細かい角度や、
胴体も上下さかさまになっている部分があるなど、
画家が絵の中に仕組んだモデルのポーズのヒミツを、
次々と解き明かしていました。

そして通りかかった6年生も巻き込んでのポーズ大会に。
身体をつかった鑑賞が、思わぬ盛り上がりを見せました。

すっかり一枚の絵に魅せられてしまった皆さん。
題名を忘れないように、呪文のように繰り返し唱えながら
帰っていく姿が、なんとも微笑ましかったです。

美術館にはたくさんの作品が展示されていますが、その中の
一つでも、こうした特別な作品との出会いをしていただけると、
こちらもとても嬉しいです。
(G.I)