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2012年12月23日

“うた降る”μseum

ブログ用青葉市子.jpg
今年最後のMOT美術館講座を12月23日(日)に開催しました。
現在開催中の展覧会「アートと音楽」の関連企画として実施したもので、
ミュージシャンの青葉市子さんによるギターの弾き語りコンサートです。
ゲストは、パーカッショニストの齋藤功さん。

写真(撮影:タイコウクニヨシ)のように、青葉さんは、妖精のような白い衣装で登場し、
ゲストの齋藤さんも頭から木の枝を生やしたトナカイのようないでたちで、
お二人ともとても不思議な雰囲気での演奏となりました。

青葉さんの透き通った美しい歌声とそれに呼応するかのような
齋藤さんのパーカッション、会場には、まさに粉雪のような
うたが降ってきました。

満員となった会場のお客様のアンケートには、
「素敵な声だった」「涙がでました」「空間が心地よかった」
「ひと声きいただけで胸がいっぱいになりました」
などなど、感動とともにコンサートを楽しんでくれた様子が
書かれていました。

コンサート最後には、会場のお客さんを巻き込んだ曲も演奏してくれて、
とても楽しいエンディングとなりました。(G)

2012年12月20日

ポーズのヒミツ!?

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冬の青空が広がる中、貸切バスでやって来たのは、
江東区立有明小学校の皆さん。
5年生と6年生の2学年合同、62名での来館です。
MOTコレクション(常設展)を前半はグループで、
後半は各自で自由に鑑賞してもらいました。

上の写真の作品は、東郷青児の《夜の砂紋》。
この作品に描かれている人物は、よく見ると、
とてもふしぎなポーズをしています。
ある5年生のグループでは、このポーズを
身体で再現することに挑戦してもらいました。

実際にやってみると、「腕が3本ある!」
一人では真似ができないことがわかります。
「こっちは左手で、こっちは右手で…」と、
試行錯誤の末、最終的には2人組や3人組になって、
なんとか再現することができました。

その後、自由鑑賞になっても絵の前に残って、
より完成度の高い再現を追究するこども達の姿が。
(写真左側が5年生。右側は通りすがりの6年生)
自分達で画面の分析を進め、手の細かい角度や、
胴体も上下さかさまになっている部分があるなど、
画家が絵の中に仕組んだモデルのポーズのヒミツを、
次々と解き明かしていました。

そして通りかかった6年生も巻き込んでのポーズ大会に。
身体をつかった鑑賞が、思わぬ盛り上がりを見せました。

すっかり一枚の絵に魅せられてしまった皆さん。
題名を忘れないように、呪文のように繰り返し唱えながら
帰っていく姿が、なんとも微笑ましかったです。

美術館にはたくさんの作品が展示されていますが、その中の
一つでも、こうした特別な作品との出会いをしていただけると、
こちらもとても嬉しいです。
(G.I)

2012年12月18日

“共感覚”の魅力

眞壁宏幹ブログ.jpg
12月15日(土)、「アートと音楽」関連企画として
MOT美術館講座(2)「共感覚の魅力~なぜ芸術家、
教育者、心理学者は惹きつけられてきたのか
―二つの世紀転換期におけるいくつかの事例を中心に―」と題し、
慶應義塾大学文学部教授の眞壁宏幹氏を講師にお招きし、
ご講演いただきました。

今回の展示でも扱われている「共感覚」について、
20世紀および21世紀の二つの世紀転換期において、
どのように多くの芸術家、心理学者、芸術教育学者らが
惹きつけられてきたのか、その歴史的な研究の変遷や
クレーなどの作家を例に、具体的な創造過程をわかりやすい
語り口でお話しくださいました。

ブログで全てをお伝えすることはできませんが、
今回の本展カタログにも真壁氏による「共感覚」に関する
論考が掲載されていますので、ご興味のある方はぜひ
ご覧になってください。

尚、次回MOT美術館講座(3)は、12月23日(日)15時から、
地下二階講堂にて、青葉市子さんによるギターの弾き語りによる
コンサート(先着200名、無料)を予定しております。

こちらもぜひご参加ください。(G)

2012年12月14日

現代美術って楽しい!

ドミニコブログ.jpg
今日は聖ドミニコ学園中学高等学校の高校1年生80人が
来てくれました。
みなさんとても快活で元気のよい学生さんたちでした。

国内外の多くの美術館に足を運んでいる彼女たちですが、
東京都現代美術館に来たことのある人は少数のようでした。
今日は普段あまり接したことのない現代美術との出会いを
楽しんでくれました。

中でも触ったり体験できる作品との出会いは彼女たちにとって
新鮮だったようで、みんなワクワクしながら作品を鑑賞してくれました。

写真は鑑賞後、感想を書いている様子です。
ある感想には、

「現代美術はよくわからないという偏見を持っていたけれど、
面白かったです。自分の中で思っていた芸術の観念が変わりました。」

と書いてありました。
現代美術館での作品鑑賞を通して、自由に作品を見る楽しさを
知ってくれたようです。

作品を能動的に鑑賞し、自分の感じたことを積極的に
発信してくれた彼女たち。私たちも楽しくギャラリーツアーを
させていただきました。

そしてギャラリーツアー後、また現代美術館に足を運びたいと
いってくれたことが何より嬉しかったです。
これからも現代美術の面白さ、美術館の楽しさを
伝えていければと思います。

インターン・西川