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2011年9月29日

みんな違う、いつも違う

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爽やかな秋晴れの9月29日、葛飾区立二上小学校5年生の
みなさんが来館してくれました。

今日は約100名というたくさんの生徒さんが来てくれたので、
まずは講堂に集合して、美術館の三つの約束〈さわらない〉
〈さわがない〉〈はしらない〉を確認してからグループに分かれて鑑賞スタート。

講堂を出て展示室へ向かう長いエントランスロビーを歩いていると、
「美術館初めて!」「ちょっと緊張する!」とワクワクとドキドキが大きくなっていきます。

写真は、荒木珠奈の《Caos Poetico(詩的な混沌)》を見ている時の様子。
「何に見える?」という質問をすると、たくさんの手が挙がりました。
「運動会の旗の飾りみたい」「空に明かりがたくさん浮かんでる」
「クリスマスのプレゼント」「星!」。
みんな、作品から感じたものを素直にどんどん教えてくれます。
作品の見方もいろいろ。寝転んだり、部屋をぐるっと歩いてみたり、
そっと下から覗き込んだり。

作品の感じ方には、人それぞれの違いもありますが、
一人の中でも、その時の気持ちや環境によって感じ方が
変わるものだと思います。
小学校五年生の時の感じ方、六年生の感じ方、大人になってからの感じ方。

またいつか二上小学校のみんなが美術館に来たら、
今度はどんな風に作品を見るんだろう。楽しみですね。
(インターンR.S)

2011年9月28日

とっておきの「?」と「!」

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足立区立弘道小学校5年生のみなさんが、
社会科見学の一環で美術館に来てくれました。
お隣の木場公園でお弁当を食べてきたので、元気満タンです。

上は、石田尚志さんの作品を鑑賞したときの写真です。
身を乗り出して、穴があくほど観察、観察!
色々な感想が飛び交います。
これは波?炎?それとも嵐?
色々なイメージが広がりました。

見ているうちに、
今度は、完成までどのくらいかかったのかが気になり始めます。
「2年間じゃないかな!」
「そんなに長いか~?」
と、互いに仲良くお話しながらの鑑賞からは、
とっておきの「?」と「!」がたくさん生まれました。
新鮮な驚きがたくさんあった鑑賞ができたのではないでしょうか。

今回は、お気に入りの作品のところに長い時間いて、
じっくりと鑑賞してくれた子も多かったです。
今日はそれぞれの楽しみ方を見つけられたかな?
これからも自分のとっておきの方法で、美術を楽しんでくださいね。
(インターンY.T)

2011年9月27日

敬老の日ギャラリークルーズ 美術館裏道散歩

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厳しい残暑も少しおさまった9月19日、
小学生以上のお孫さんとおじいちゃんおばあちゃんを対象にした
「敬老の日ギャラリークルーズ」を開催しました。
午前午後の2回開催、合計22組60名にご参加いただきました。

今回のテーマは「美術館裏道散歩」です。
はじめに、スタジオで参加者の皆さんとお散歩についてのお話を
すると、「歩いていたら石がたくさん落ちている道を見つけた」
「お孫さんと一緒に東京スカイツリーを見に行った」
と、散歩にまつわる思い出話がとびだしました。

全員でスタジオを出発し、館内の色々な場所を見学しながら、
常設展示室へと向かいます。その道のりは、まさに「裏道散歩」。

美術館の「裏の玄関」ともいえる、作品の搬入口や、(左)
作品を乗せる巨大エレベーター、(右)
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めったに入ることのできない館長室で記念撮影(!)したり、(左)
どこへつながっているのか分からない地下通路を通ったり…(右)
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普段は人目にふれない、でも大事な美術作品を扱うためのさまざまな
機能をそなえた美術館施設を見学しつつ、探検気分も味わえる裏道散歩
となりました。

展示室に到着後は、グループに分かれて作品を鑑賞。
抽象彫刻作品のカタチを紙に色鉛筆でたどってみたり、(左)
1960年代の作品を、当時の出来事と照らし合わせてみてみたり、(右)
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こどもにも、そして、おじいちゃんおばあちゃんにも両方に楽しんでもらえるには…
と考えて準備した、とっておきの特別版ギャラリートークです。


1時間半のプログラムはあっという間に終了。
参加者からは、

「孫との楽しく思い出深い一日でした」
「素敵な敬老の日のプレゼントになりました」

と、大変ありがたい声をいただきました。

これまで、こどもや親子を対象とした企画は数多く開催してきましたが、
おじいちゃんおばあちゃんとお孫さんの組み合わせは初めての試み。
手をつないで並んで歩く様子は、何とも印象的でした。
こんな光景がたくさん見られるようになれば素敵ですね。
これからもぜひ、色々な美術館散歩に行ってみてくださいね。(G.I)

2011年9月14日

わたしのナンバーワン

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まだまだ残暑の厳しい中、電車と歩きで片道1時間かけて
江戸川区から下小岩第二小学校5年生の皆さん(46名)が
来てくれました。

3グループに分かれてギャラリートークの後、後半は先生が
用意したワークシートを用いて自由鑑賞してもらいました。
ワークシートのお題は、「わたしのナンバーワン」。
展示作品の中から一点を選んで、そのスケッチと、選んだ
ポイントを書くというものです。

写真は自由鑑賞のひとコマ。
クモの巣のようなモナ・ハトゥームの作品《ウェブ》の下で
ワークシートを書いている様子は、何とものびのびしています。
このように、皆思い思いに気に入った作品の場所で座ったり、
寝そべったりして鑑賞している様子が、展示室のいろいろな
場所で見受けられました。
床も天井もひろびろとした展示空間をもつ、当館ならではの
光景ですね。

鑑賞の後は、講堂でお弁当。しっかりエネルギーを補充して、
暑い日差しの中を帰っていきました。
「わたしのナンバーワン」をしっかり記憶にとどめて、
またその作品に会いに来てくださいね。(G.I)

2011年9月 7日

山形からの修学旅行

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夏休みも終わり、館内の賑わいも少し落ち着きました。
そんな中、今日の午後は山形から修学旅行で、
米沢市立第二中学校3年生のみなさんが
団体鑑賞に来てくれました。

現代美術館は、みなさんはじめてとのこと。
何が見られるかちょっとドキドキしながら、
3チームに分かれて学芸員と一緒に見て回りました。

写真は、荒木珠奈の≪Caos Poetico(詩的な混沌)≫を
見ているところです。
豆電球が仕込まれた小さな箱が、天井から多数ぶら下がって
いる作品で、家のようにも見えます。
ここでは、美術の先生に自分のお気に入りを一つさがしてもらい、
生徒のみなさんにどれが先生のお気に入りかを探してもらいました。
普段の先生の様子や性格から推測します。(笑)

ヒントは「普段の自分とは違うもの」だそうです。

「あれじゃない?」「これじゃない?」と生徒同士いろいろ話あいながら
2回目で、見事的中!
イチゴの描かれたピンク色のお家を選んでくれました。

こんな風に鑑賞では、相手が好きそうなものを
あれこれ話ながら探して見るのもまた楽しいものです。

最後に一人ひとり感想をうかがうと、
「自分の部屋にほしい」とか「普段見られないものが
見られて楽しかった」などいろいろな意見がでました。

修学旅行の良い思い出になってくれたでしょうか?(G)