こどもたちによるギャラリートーク!?

いつもは美術館でトークをする側の我々学芸員。
でも、今日は逆で、こどもたちがギャラリートークをします。
今回は、その授業のゲストとして呼ばれていってきました。
場所は、葛飾区立二上小学校。
トークをしてくれるのは5年生のこどもたちです。
この学年は、昨年現代美術館に団体鑑賞で来館しており、
事後学習で、美術館体験の印象や感じたことから
自分たちなりに好きな絵を描いたそうです。
そして、それらの絵を使って、美術館で体験したように
今度は自分たちでギャラリートークをやってみようと、
図工担当の伊藤先生が考案しました。
初めは少人数のグループに分かれて、1人5分間の持ち時間で
自分の作品についてトークをします。
その後、全体から数名の代表を選び(選定は私に任されました)、
全員に向けてトークをします。
「この作品のタイトルはなんだと思いますか?」と
クイズ形式で問いかける子もいれば、
「美術館にはなかった絵を描きました」とか
「いたずら書きがうまく書けたので、それを仕上げました」など
様々なトークが聞けました。
トークを聞いているこどもたちからも
「なんでこの色にしたんですか?」
「この線はどういう意味があるのですか?」など
色々な質問もとびだしていましたが、
「塗り方に工夫がしてあって良いと思います」と、
その子の良いところをちゃんとほめる様子も多数みうけられました。
もちろんほめられた子はうれしそうに
「ありがとう!」と返します。
写真の女の子は、自分が1年生の時から5年間過ごしている
図工室の机の盤面(絵の具などがついて大変趣があります)が好きで、
それを描きましたと、「じーん」とくる一言に伊藤先生も感慨深そうでした。
今回のように美術館での鑑賞体験→創作→自作のトークという風に
一連の流れができており、またそのトークには美術館の学芸員も参加するという
まさに、学校と美術館の連携が上手に機能した授業になったと思います。(G)

