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2010年7月28日

富士山のふもとより~富士吉田市立吉田中学校

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今日の午後は、山梨県の富士吉田から、
吉田中学校の美術部の生徒が来てくれました。
毎日、学校から富士山が眺められるという、
何とも贅沢な環境で学ぶみなさんです。

今朝はバスで学校を出て、
午前中は国立新美術館でオルセー展を見てきたそうですが、
かなり混雑で作品の周りに人垣ができていたようです。

一方当館は、まだまだゆっくりと作品が見られて、
心ゆくまで作品の近くで眺めることができます。
だから生徒たちは、「広い~。すっきりしてる!」と嬉しそう。

上の写真は、7月17日に初公開された
モナ・ハトゥームの≪Web≫。
常設展示室のアトリウム一杯に広がる
大規模な作品で、
特に今日のような快晴の日には、
天井から射す光を反射させて、
ガラス玉がきらきら輝きます。

今日は特別に、展示してあるものと同様の
ガラス玉を手にとってもらいました。
  ↓
ガラス玉.jpg

ひんやりして、ちょっと重いガラス玉。
その手の感覚とともに、
今日見たものも記憶の小箱に、
大切にしまっておいてくださいね。
(C.M.)

美術に浸る夏休み~日光市立落合中学校

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今日は栃木県日光市から中学生たちが、
美術館に来てくれました。
今日は朝早く6時台に集合して、電車を乗り継いで
ここまで来てくれたのですが、
みなさん元気一杯。
初めての現代美術館の訪問に、
わくわくしている様子がダイレクトに伝わってきます。

常設展示室に足を踏み入れると、
すぐに「わぁーすごい!」と歓声が上がりました。

みなさん、美術部に所属しているせいか、
作品の見方も細かく熱心です。

この作品は、モーリス・ルイスの絵を
鑑賞しているところ。
抽象絵画はあまり馴染みがないとのことでしたが、
近づいて画面の状態をみながら、
「いったいどうやって描いたのか?」ということを
みんなで考えながら鑑賞してみました。

この後、「アリエッティ×種田陽平展」と「こどものにわ」を
見学して、午後にはまた別の場所へ行くそうです。

盛りだくさんの夏休みの一日。
いい思い出をたくさん作って、
どんどん新しい作品を生み出してくださいね。(C.M.)

2010年7月27日

作り手の”視線”で

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今日は、東海大学付属高輪台中学校・高校の美術部の
生徒さん22名がやってきました。
今年、部員が大幅に増えたのを機に、はじめての校外活動
として現代美術館行きが企画されたのだそうです。

最近、展示替えしたばかりのMOTコレクション(常設展)を、
2グループに分かれての鑑賞。
戦前に活躍した洋画家・牧野虎雄と、現代の作家・O JUNの
絵画作品を見比べてみたり、描きながらカンヴァスを張るという、
独特の手法で描かれた小林正人の作品に見入ったり…
率直な感想がいくつも飛び出し、顧問の先生も思わずトークに
参加されるほど、盛り上がった鑑賞となりました。

ふだんは主に絵画の制作に励んでいるという皆さん。
楽しい会話のふとした合間、作品の前に立つと一瞬、ほんの少し
目の色が変わっていたのが印象的でした。
それは、人の作品から何かを吸収し、獲得しようとする
作り手の”視線”だったのかもしれません。

夏休みシーズンもいよいよ本番。
8月にはあちらこちらから、美術部の生徒さん達がやってきます。
作品とのどんな出会いが待っているか、楽しみです。(G.I)

2010年7月21日

現代美術と図工

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今日は、葛飾区の図工の先生方が、
研修会の一環で当館を活用してくださいました。

MOTコレクションを見学し、図工の授業でのヒントを探すというもの。
なので、トークも通常こどもたちにやっているトークを体験してもらうという
ものではなく、作品を紹介しながら、これはこんな風に活用できるかもと
先生方とお話しながらまわりました。

昨今は、図工の教科書にも現代美術の作家が登場するなど、
現代美術と図工の接点が多くなってきているのも事実。

見学後、「どんなヒントがみつかりましたか?」と、たずねてみると
音を聞く作品などを参考に、身体の諸感覚を用いた作品を
作ってみたいなどの返事が返ってきました。

また、なかでもユニークだったのが、作家たちが作品つくりで主題にしている、
「もしも映像に触るとしたら」や「もしも耳がながくなったら」など様々な
仮定を考え、それを実際にやってみるというアイデアがでました。
先生方も作品を見ていろいろ刺激を受け参考になったようです。

作品の元のアイデアは、アイデアを考えた人(作家)がいます。
授業で実践する際には、そうしたことを考えた人がいるということも
ぜひ、こどもたちに伝えていただきたいと思います。

どんな素敵な授業ができあがるのか、楽しみにしています。(G)