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2010年6月16日

古い文化から現代まで

豊田末ブログ.jpg
今日の午後は、豊田市から修学旅行の一環で、
末野原中学校3年生のみなさんがやってきました。
2泊3日の2日目。
午前中は東京大学や浅草などにでかけたそうです。

当館にもいろいろな地域から修学旅行生がやってきますが、
みなさん様々なテーマをもって来館します。

現代美術館の「建物」についてあれこれ聞いてみたい、
現代美術館の「作品」についてあれこれ知りたい、、、などなど。

特に今回は、午前中の浅草で古い文化を探ってきたようで、
そんな流れから今度は「現代」という新しいものに触れられるかもと
期待をしている生徒さんもいました。

そのせいか、作品を鑑賞している時も、
こちらからの問いかけに積極的に答えてくれ、
自分の意見もたくさんいってくれました。

「おばあさんだよ」「おじいさんだ」「一人の人じゃない?」「二人だよ」と
石内都の写真作品をみて、あれこれ討論するシーンも。

東京という場所で、初めて出会った建物、作品、そして人々。
将来大人になった時に、まった行ってみようと思い出して
くれたらうれしいです。(G)

想像と創造~江戸川区立東小松川小学校

東小松川.jpg

東京も梅雨に入って今日は朝から雨模様。

そんな中を、江戸川区立東小松川小学校の4年生
109人がやってきました。
運よく空も晴れてきて、
菊川駅から20分歩いてきたのにも関わらず、
こどもたちは元気溌剌です。

最初に先生から「静かにするように」と
一言ありましたが、
抑えきれない好奇心に、
ついつい口も活発になるようでした。

学芸員のトークの際にも、
どんどん意見が出てきます。

ネトの作品を見て、
「しゅうまいみたい。」
「にんにくかな?」
「彗星が降ってくる」

ヤノベケンジのマンモスを見て、
「ガラクタで作ってる」
「古い車じゃない?」
「難しいことに挑戦したかったから、
わざわざ車を使ったのかも」

ボルタンスキーの作品を見て、
「白黒写真がはってある。
死んだ人の写真じゃない?」
「中に骨が入っているかも」

見えたものを手掛かりに、
こどもたちの想像もどんどん広がります。

想像することは創造の第一歩。

想像力を楽しそうにはばたかせる
子供たちの姿に、
作家の創造性にも通じるスピリットを
感じたひと時でした。
(C.M.)

2010年6月15日

校外学習~江戸川特別支援学校

江戸川.jpg

今日は真夏のような晴天日。
その中を江戸川特別支援学校の高等部の生徒が
見学に来てくれました。

この学校は当館のお得意様。
校外学習の一環で、毎年、高等部2年生が
スクールバスで来てくれます。

「前に来た時は岡本太郎の壁画を見ましたよ」と、
懐かしそうに思い出す先生もいましたが、
今回の2年生は全員、美術館は初めてのよう。

最初は少し緊張気味でしたが、
まずこの写真のような巨大な作品を見て、
「これゾウかな?」「足がソリになってる!」と
鋭い観察力を発揮。

アピチャポンの暗い部屋では、
ただ一言「怖~い!」

・・・など自分の興味や好き嫌いが、
ダイレクトに表れます。

生徒の表情や言葉を完全に理解することは、
会ったばかりの私たちには難しいのですが、
付き添いの大人(先生や父兄の皆さん)が、
私の言葉を言い換えたり、補ったり・・・・、
素晴らしいフォローしてくれました。

最後に「また来ようね。」と生徒たちに
話しかけてくれたのも嬉しかったです。
ぜひまた来てくださいね。(C.M.)

2010年6月11日

現代美術を味見する?~江戸川区立上一色南小学校

今日は江戸川区上一色南小学校の5年生が、
美術館に来てくれました。

JRの新小岩駅から半蔵門線の清澄白河駅まで、
生徒61人が電車を乗り継いでの訪問です。
(引率の先生もお疲れさまでした。)

今日の滞在時間は10時から11時の
わずか1時間。
事前に下見に来てくれた先生と打合せをして、
イントロ(10分)+学芸員のトーク(30分)+自由鑑賞(20分)という
作戦を立てました。

当館に来るのはほとんど初めてのこどもたちですが、
委縮することなく、自由にのびのびとしています。
 こんな風にです。
  ↓
ネト.JPG

最近、このネトの作品とともに、
こどもに人気があるのは、
山川冬樹≪The Voice-Over≫ですが、
音と映像の作品なので、
全部見ると35分もかかります。

今日は時間に余裕がなかったので、
並んでもらって交代制で見てもらうことにしました。

この作品がある展示室は真っ暗なので、
こどもたちは「こわい~」と
最初はハイテンションになりますが、
いわゆる映画と違って、
「わかりやすく」できているわけではないので、
見ているうちに逆に想像が広がるようです。

「いったいこれ何?」
「よくわからなかったけれど、おもしろかった」と
大人気。
見て、聞いて、感じて、考える・・・という観賞力を高めるには、
最適な作品かもしれませんね。

今日の見学会は、“現代美術の試食会”。
味見して美味しかった作品は、
ぜひもう一度、家族と一緒に来て、
ゆっくりと味わってくださいね。
(C.M.)

2010年6月 9日

お気に入りはどれ?

上小岩ブログ.jpg
今日は、小雨降る中、江戸川区立上小岩小学校
6年生のみなさんがやってきました。

この学年は、5年生の時に西洋美術館に
見学に行っているそうです。
「何をみたかな?」と尋ねてみると、
「最後の晩餐」(?)と返ってきました。
さて、現代美術館では、何がみられるでしょうか?

今回学校側はワークシートを用意してきており、
自由鑑賞の時間に、お気に入りを探してメモをしたり、
絵を描いたりします。

写真は、3人仲良く、エルネスト・ネト《フラワー2》を見上げながら
ワークシートに取り組んでいるこどもたちの様子です。
思い思いに感想を書いたり、作品の特徴を描いています。

中には、なかなか決まらず何も書けない子も・・・。

「芸術は謎だ~」と、頭を抱えながらも
最後には、きちんと作品を選んでいる子もいました。

一人ひとり自分の目で、作品を選び、対峙し、思いをまとめる。
限られた時間内で、課題に取り組むのは結構難しいですが、
そこはこどもたちの集中力でのりきります。

帰り際、どの子に表情にもお気に入りの作品が
見つかった満足感がにじみ出ていました。

来た時と、帰る時で、こどもたちの表情が違うのも
このミュージアムスクールの醍醐味です。(G)

2010年6月 8日

ご近所付き合い~江東区立東川小学校

東川小2010.JPG

今日は美術館から徒歩圏内の東川小学校の6年生が
やってきました。
みなさん、じつは4年生の時にも
美術館に来てくれたことがありました。
2年前のことなのに、
その時のことを、こどもたちは鮮明に覚えています。

「あっ!この作品、見たことある。
ブラジル人が作ったんだよね。」
「前見た展示室はもっと広かった」など
おしゃべりも止まりません。

現代美術の鑑賞方法も慣れたもの。
「今日はどんなものに会えるだろう!?」と、
目をきょろきょろさせ、
積極的に作品と関わろうという姿勢が既にできています。

ボルタンスキーの作品を鑑賞している時も、
ビスケット缶に貼られている写真を見て、
「大人ばかり」
「外人ばかり」
「老人が多い」
・・・など思い思いに口にし、
自由鑑賞時間の時にも、

「あー。これ。こどもの写真」

と、たくさんの写真の中から、
新たな発見する姿が印象的でした。

小さなご近所さん。
ぜひ美術館を、
“自分たちの庭”にしてください!(C.M.)

2010年6月 3日

ネトでウトウト・・・

IMG_0796s.jpg
今日は、三重県から鈴鹿市立千代崎中学校の皆さん34名がやってきました。
修学旅行の最終日での美術館見学とのこと。

まずは学芸員と一緒に常設展を鑑賞したのち、後半は自由鑑賞。

「フセイン・チャラヤン」展では、映像作品に「何だかよくわからない・・」
と言いつつ、すっかり最後まで見入っていた生徒さん。

「ワンダーウォール」展では、若手作家の力作を前に、
「これ、宇宙みたい。」「うわ、人が立ってる!」
と言い合いながら、自然体で作品を楽しむ2人組を発見。

アトリウムでは、長旅の疲れが癒されるのか、エルネスト・ネト《Flower2》(写真)
のクッションにもたれてくつろいでいた生徒たちもいました。
作品でウトウトできるなんて、現代美術館ならではの光景かもしれませんね。

それぞれが、思い思いに美術館を過ごしている様子を見ることができました。
楽しい修学旅行の思い出の1ページになれば、うれしい限りです。(G.I.)